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副業→本業へ!…そこに潜むリスクにきちんと備えておこう!

こんばんは、ひらっちです。新年も始まって数日が経ちましたが、皆さんはいかがお過ごしですか? 僕は年末からの作業がずっと尾を引いておりまして…。新年早々めちゃくちゃ忙しい状態がいまだ継続中。今日もまだまだ仕事が続きそうですが、息抜きがてらnoteの原稿でも書こうかとキーボードを叩いております。

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

現在、『マイナビ農業』で不定期連載中! 農業にご興味のある方はぜひこちらもご覧ください! 

■ライター独立おめでとうございます! きっと楽しい人生が待っているはず!

あらためまして、ひらっちです。今日は「独立」「起業」をテーマに書いてみようと思います。

僕のnoteでは、しばらく前からこの時期を「固定記事」にしています。

おかげさまで、結構たくさんの方にご覧いただけているようで、スキの数はもうじき200に迫ろうかという勢いで伸びております。今年度中には200を突破するんじゃないかな? 内容が気になる方はぜひご覧ください!

で、昨年末あたりだったと思いますが、この記事のコメント欄に、こんなメッセージをいただきました。

今までパート仕事をしながら副業感覚でライターをやっていましたが、来月、ついにフリーランス1本で独立することにいたしました!
正直、不安定な職業ゆえ、月収10万程度でのスタートとなるのもやむを得ないと覚悟しております。
それでも、好きなことに打ち込める時間や幸せは、お金で買えないのもまた事実。
結局のところ、100年時代の長い人生、貧しかろうとも、平和に楽しく笑って生きていくことができれば、それが何よりではないかと思う今日このごろです^^

すばらしい! おそらく勇気のいる決断だったと思いますが、僕は24歳からずっとフリーランスで生きていて、「こういう働き方、生き方の人が増えれば、きっと日本ももっと楽しくなるのに!」と思い続けているので、仲間が増えてくれてうれしい限りです。人生100年時代、自分が納得のいく選択をすることは、今後ますます大切になっていくだろうと思います。20代前半で働き始めて半世紀も嫌な仕事をして死ぬのは、ぶっちゃけイヤですもんね。

コメ主さんも十分理解されていると思いますが、独立して継続的に仕事を得ていくためには、それなりに苦労する場面もあると思います。ただ、「誰かにやらされる」のと「自分で選んでする」のとでは、同じ苦労でも全然意味合いが違います。ぜひ頑張ってもらえたらうれしいですね!

■売上アップの「3つの方法」。本業移行後に取り組むべきは…

で、そんなコメントを受けて、今日は「副業から独立した際、どんなことに気を付ければいいのか?」を僕なりに考えてみたいと思います。

僕の場合、サラリーマンとして務めながら副業をし、そこから独立して本業に!…というわけではなく、「フリーランスに、俺はなる!」といきなりこの世界へと飛び込んだパターンです。…今考えるとスーパー無謀! いわゆる「若気の至り」と言うヤツですね。まぁ、24歳でしたから。そんな僕との結婚を決めた妻の方がむしろアッパレ!ではありますが(笑)

というわけで、コメ主さんとはだいぶ事情は異なりますが、今年でライター歴20年目に突入する「ちょっぴり先輩」の視点から、起こりうる出来事を想定して書いてみようと思います。

副業から本業にシフトするための一番のポイントは「売上アップ」だと思います。そうですよね? 今回のコメ主さんも「月収10万程度でのスタートとなるのもやむを得ない」と書かれているので、おそらく本来であれば「もっと稼ぎたい」と考えていらっしゃるのだと思います。

フリーライターの場合、基本的には、自分が手掛ける仕事の単価と、その仕事に要する時間によって、おおよその売上見込みを立てることができます。

例えば、今の原稿料が1本1万円だとしましょう。それを8時間かけて書いているとすれば、1日8時間労働×20日稼働で、月間売上のMAXは「20万円」ということになります。

もし副業でライターをしていて、月10万円を稼いでいるとします。ただ、その単価と所要時間が、上記のような状態であれば、サラリーマンと同じように働いても、売上は20万円までしか上がらないということです。

おそらく副業→本業に移行する時の落とし穴は、ここにあると感じています。副業であれば、本業で収入を得ているため、多少単価が安い仕事でも「楽しいから」「経験を積みたいから」という理由で受けることができます。

ただ、本業としてそれなりに売上を確保するためには、そんなことは言っていられないはず。基本的に、下記の3つのいずれかに取り組まなければ、売上を伸ばしていくことはできません。

【1】仕事を増やす
【2】単価を上げる
【3】時間効率を上げる

副業を本業にすると、必然的に時間に余裕が生まれますから、おそらく多くの人が【1】に取り組むことになります。

ただ、問題は【2】と【3】です。副業で仕事をしていた時の単価が安い場合、それをどれだけ増やしても、仕事を辞める前の本業を超えるのは至難の業です。基本的に労働集約型のビジネスモデルですからね。それでも【1】で売上を伸ばそうと頑張りすぎると、どこかのタイミングで体が壊れます。

要するに、それなりの売上を確保するためには、どこかのタイミングで【2】【3】に取り組まざるを得ないフェーズがやってくる、ということです。

「パートナーの稼ぎがあるし、ほどほどの稼ぎを得られれば十分。あくまで楽しいことが最優先!」という選択肢もあるでしょう。でも、そうではなく「しっかり稼ぎたい」「以前の本業以上の収入を得たい」のであれば、副業から本業にするタイミングで、きちんと【2】【3】に向き合い、今後引き受ける仕事を取捨選択し、高い単価の仕事をもらえるだけの力量を磨いていくべきです。

■まとめ

個人的には、フリーランスである程度の売上を確保することは、それほど難しいことではないと思います。このnoteでも何度か書いていますが、企業側からしたら独立心が高い優秀な人材を、その場限りのスポットで使えるわけですから、正社員を雇用するリスクを考えれば絶対にお得。これはライターに限った話ではなく、フリーランス全般に共通するお話だと思います。

ただ、そこに甘んじて「そこそこできそうかも!」と安易に「副業→本業」に鞍替えすると、とんだ落とし穴にはまる危険性があります。

あなたはどれだけ売上を確保したいのか。そのためにどれくらいの数の仕事を受ける必要があるのか。今後受けるべき案件の単価は?所要時間は?

上記のあたりを気にしながら今後の事業プランをきちんと練ることが、売上アップにはとても大事です。これができていれば、きっと「副業→本業」への移行後も、順調に売上を伸ばしていけるんじゃないかな?と思います。

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