個人事業主になったら月収いくらを目指せばいいの?
こんにちは、ひらっちです。今日は朝から原稿を1本仕上げ、農作業をしています。昨晩ちょっと雨が降ったようで段取りを変えながら作業をしておりますが、とにかく日差しが厳しくて大変! そろそろ熱中症対策をきちんとしないといけない時期ですね…。
<いつものように簡単な自己紹介です>
僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。
このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。
■フリーランスになるなら、どれくらいの売上を目標にすべき?
あらためまして、ひらっちです。今日は「個人事業主」「フリーランス」をテーマに書いてみたいと思います。
先日、読者さんからのリクエストにお応えして、こんな記事をアップしました。
完全にライターに振り切った内容だったので、皆さんの反応はどうかなぁ~?なんて思いながらアップしたのですが、それなりに「スキ」も頂けたようでよかったです。
この記事のなかで「5ヵ年計画を立てた」という話を書いていますが、「どれくらいの売上を目標にすればいいか見当もつかない」という方も結構いらっしゃるかもしれませんね。これまで会社に勤務してきたわけですから、まあ当然です。
個人でビジネスを始めたとして、「どれくらい稼ぐのが妥当なのか?」なんて、周りにフリーランスや個人事業主の友人がいる方でもない限り、なかなか想像できないですもんね。しかも、もしそんな友人がいたとしても、お金のことなんて誰も自分から語りたがらないでしょうから(笑)
■業種にもよりますが、年間600万円をクリアできないとかなり厳しいかな?
先日、取材先の経営者さんと「個人事業主を始めるとしたら、月収いくらい稼がないといけないか?」という話になりました。
その方は、社会人として10数年公務員を続けた後、家業を継ぐ形で個人事業主になったとお聞きしました。公務員といえば「安定」の代名詞みたいなもの。当時は月収30万円くらいだったそうですが、個人事業主になったら「同じ水準を保つには、月収100万円は稼がないといけない」と感じたそうです。
僕は、フリーランスとして独立するのであれば、サラリーマンの平均給与の2倍くらいは稼がないと厳しいと考えています。現在のサラリーマンの平均年収が400万円ちょっとなので、おそらく800万円くらい、最低でも年間600万円くらいはクリアしないと、フリーランスとして生きていくのは難しい気がします。
頑張って月に25日働くとして、1日あたり2万円の売り上げを確保する。これくらいはクリアできないと、フリーライター1本で生きていくのは難しいかな、というのが僕の肌感覚です。
もちろん人によって状況は異なります。「僕は一生結婚しない。子どもも作らない。死ぬまで独身を貫くんだ!」という固い決意をお持ちの方であれば、もっと少ない金額でも生きていけるかもしれません。
でも、人並みのサラリーマンくらいの生活を得たいのであれば、おそらく年収600万円、月収で50万円はクリアできないと相当厳しいと思います。
サラリーマンの方は普段あんまり気が付いていないかもしれませんが、会社員は、給与以外にさまざまな恩恵を受けて働いています。フリーランスになってそれが一切なくなった時、一体いくら稼がないと思い描いた暮らしに手が届かないのか。これをきちんと考えたうえで、ビジネスの目標、どれだけの売上を確保し、どれくらいの利益を残すのかを考える必要があります。
ここをきちんと押さえないと、せっかく夢と希望に胸を膨らませて独立しても、「あれ、こんなはずじゃなかったのに…」となる可能性が少なくないはずです。
■まとめ
売上ー経費=利益(所得)。この式は、皆さんもすでにご存知だと思いますが、個人事業主の利益は「サラリーマンの手取り収入」とは全く異なります。
この利益から、国民年金、国民健康保険、税金などを支払いますし、老後に向けた退職金の積み立て(小規模企業共済など)や、年金の積み増し(国民年金基金・イデコなど)をするためのお金も必要です。
要するに、利益からさらにたくさん引かれたものが、個人事業主の手元に残るお金というわけですね。さらに言えば、このお金の中からいざという時の運転資金を蓄えておく必要もあります。
「サラリーマンの時が月収30万円だったから、月に30万円くらい稼げれば大丈夫かな?」。もしそんな風に目標設定しているとしたら、あとで大変なことになる可能性があるわけです。
フリーランスとして独立するのであれば、「ビジネスプラン」と「ライフプラン」をうまく連動させて考えることが大事です。
あなたはどんな暮らしがしたいのか。そのためには、最終的な手残りをどれだけ確保しないといけないのか。ここをちゃんと押さえたうえでビジネスプランを練ることが、フリーランス・個人事業主を長く続けていくための大事なポイントだと思います。
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