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フリーランスが陥りがちな「いきなり金掛けすぎ問題」

おはようございます、ひらっちです。朝2時半に起床して、さきほど原稿を2本書き上げたところです。今日は午前中から用事があるので、早めに仕事をスタートしています。ところで、「2時半」って朝なのだろうか? そもそもいつからが朝なのか? いつも疑問だったりします(笑)

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■あなたは、「大風呂敷を広げたい系」の人ですか?

あらためまして、ひらっちです。今日は「起業」「独立」をテーマに書いてみたいと思います。

いつも書いている通り、僕はフリーランスのライターとしてもうじき20年を迎えようとしています。もっとキャリアの長い人はもちろんたくさんいるわけですが、「企業の平均寿命は30年」と言われるぐらいですし、それなりにベテランの域に達してきたかな?なんて個人的には思っています。

それだけ長くやっていると、「ライターになりたい」「フリーランスとして独立したい」という相談もそれなりに舞い込んでくるわけで、いろんな「独立前」「独立後」を見るわけですね。

で、思うのが、最初から「大風呂敷を広げたくなっちゃう人」が一定数いるということです。

ある意味では「僕がリスクを避けすぎ」ともいえるかもしれませんが、独立間もない時期で色々と出費もかさむはずなのに、「え?そんなにお金をかけるの?」と思う人が結構いたりするんですよね。

■きれいなオフィス、かっこいい法人化。本当に最初から必要ですか?

例えば、「え?いらないでしょ?」と思うものの一つが、「オフィス」です。意外に多いんですよね、いきなり立派なオフィスを借りちゃう人。

気持ちは分かります。だって、これまでオフィスで働いてきたわけですから。なんだか「事務所がない=仕事ができない」と思ってしまうのも無理からぬ話ではあります。

でも、コロナ禍のリモートワークが証明しましたよね。別にやろうと思えば、自宅だって仕事ができないわけじゃない。ちょっと工夫すれば十分可能です。「子供がいるから」「妻が邪魔になって」というのは、仕事ができない人の言い訳だと自分に言い聞かせましょう(笑)

そうしないと「オフィスの賃料を支払うために仕事をこなす」という、なだか良く分からない状況に陥ってしまいます。もちろん業務内容によりけりですが、オフィスを構えるのは「どうしてもないと困る!」という限界が来てからで遅くないはずです。

あと、これもありがちなのが、創業当初、もしくはかなり初期の段階から「法人化」するパターンです。

いや、分かります。だって、かっこいいもんね(笑)。「代表取締役社長」。くぅーーー! なんとも甘美な響き! 

でも、その代償としてかなりのコストを支払うことになるのは、ちゃんと覚悟しておいてくださいね。

このあたりのお話は、過去の記事でも書いていますので、僕の考えを詳しく知りたいという方はぜひご覧になってみてください。「法人化しないと取引できない」みたいなことも今はほとんどないと思うので、「別にずっと個人で問題なくない?」というのが僕の意見です。

ちなみに僕の場合、独立間もない頃は、「実家の自分の部屋」が事務所でした。これが一番コストがかからないもんね。

機材といえば、以前から仕事で使っていたパソコンを使い回し、中古のファックス、家庭用プリンターを購入したくらいでした。今でもちょっと性能がいいものに切り替えているくらいで、本質的にはあんまり変わっていません。年間売上1000万円くらいなら、これで全然十分です。

■まとめ

いかがでしょうか? きれいな事務所を構えたり、立派な機材を新品で買い揃えたり、創業とともに会社を設立したり。独立という大きな夢を達成し、前途洋々な明るい未来を想像して大風呂敷を広げる「意気込み」は買いたいところですが、実際には、計画どおりに進むわけではありません。いやむしろ、計画通りにいかないことがほとんど。

だって、冷静に考えてみてください。はじめて経営者になるんでしょ? 産まれたばかりの赤ちゃんが、サクサク歩けるわけないじゃない(笑) だからこそ、くれぐれも「身の丈を大事にしてほしい」というのが僕の個人的な意見です。

法人化すると確かにかっこいいし、「じゃんじゃん仕事がきそう!」なんて錯覚に陥りがちですが、そんなことはありません。法人だろうか、個人事業主だろうが、「仕事が来る人には来る」というのが現実です。

見栄えをきれいにすることを頑張るより、ちゃんと実力を高め、実績を積むために努力することの方が数倍大事だと言いたいです。自戒の念を込めて。

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