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何かを始める時は「撤退基準」を決めておこう

こんにちは、ひらっちです。今日の朝は、農作業からスタートしました。昨日の夕方の作業が中途半端になっていたのでその続きから。お昼前には完了し、その後は税務署やら銀行やらに出かけて用事を済ませ、リモート取材を終了してからnoteを更新しております。なんだか大忙しです。。。

…そういえば今日、税務署に行ったら、若い夫婦が「開業届」らしき書類を握りしめて職員さんに質問していました。年齢は20代後半くらいかな? コロナで大変な状況ですけど頑張ってほしいなぁ~。

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■そろそろあなたも「起業してみたい!」と思うようになりましたか?

あらためまして、ひらっちです。今日は「ビジネス」「起業」について書いてみたいと思います。

僕はこのnoteでしょっちゅう「副業はいいよ!」「フリーランスになればいのに…」「個人事業主、最高!」なんて書いているので、「どうせポジショントークでしょ!」と思っている疑い深い人以外は「自分もやってみようかな?」なんて気持ちになってくれているとうれしいですが、いかがでしょうかね?

もちろん「チャレンジは自己責任」なわけですが、僕の経験上、世間が脅かすほどの悲惨な失敗はそんなに起こらないんじゃないかなぁ~なんて思います。特に20代の若いうちであれば、仮に失敗しても挽回できますからね。

サラリーマンみたいに「出勤すれば給料確定」というわけじゃないし、今までと勝手が違うと思う瞬間も多々あると思いますが、僭越ながら僕がnoteで書いているアドバイスを参考にしてもらえれば、「身の丈に合ったスモールビジネスでそこそこ稼ぐ」くらいなら、そんなに無理なく軌道に乗るんじゃないかなと思います。

コツは「小さく始めること」。大きなリターンを得ようとすれば、その分大きなリスクを取らないといけない。これは、揺るがない「原理原則」です。「太陽は東から昇って西に沈む」ぐらいの不変の法則だと思います。ビジネスを身の丈に合ったサイズにし、それなりのお金の知識があれば、よほどおかしなことをしない限り、ほどほどの楽しい暮らしはできると僕は思います。

■失敗は起こるものだと想定し、撤退する際の基準を設けておく

…と、皆さんの背中を全力で押しておいてアレですけど、そうはいっても、チャレンジは失敗することもあります。そりゃそうですよね、全員が独立して成功するのであれば、もっとたくさんの人が起業しているはずですから。

ビジネスの選び方次第でリスクは小さめに抑えられるとはいえ、失敗する確率をゼロにすることはできませんま、サラリーマンだって、決してリスクゼロじゃないですから、リスクをどう捉えるのか次第だと思いますが。

では、ビジネスを始める時、失敗に対してどんな対策を講じればいいのか?というと「撤退基準を設けること」です。このラインを達成できなければ、もったいないけどスッパリ諦める。これを決めておくことが大事です。

ビジネスをスタートする時には、誰しも成功することだけを考えてしまいがち。でも、残念ながら本人がどれだけ頑張っても失敗することはあります。
行動経済学では「損失回避バイアス」と言われますが、人間は、得をした時に嬉しさよりも損した時の悲しみを大きく感じます。なので損が確定する「撤退」を選ぶのは、とっても難しい。だからこそ、冷静な判断ができる時にちゃんと撤退ラインを決めておくべきなのです。

撤退基準を決めておくことには、大きく2つのメリットがあると僕は考えています。

1つ目は、その後の生活の立て直しがしやすいこと。ズルズル赤字を垂れ流し続ければ、それこそ自己破産、一家離散みたいなことにもなりかねませんから。

そして2つ目は、失敗の不安に駆られず、目の前のビジネスに全力投球できることです。「成功or失敗」のボーダーラインがはっきりしていれば、注力すべき点が明確になり、ビジネスを成功に導きやすくなると思います。

■まとめ

「最初から失敗を想定するなんて…縁起が悪い」。そんな風に考える方もいらっしゃるかもしれませんが、ビジネスの成否は「運」に左右される部分が大きいですから、「失敗」というシナリオを想定せずに突き進むのはとても危険だと僕は考えています。

ちなみに僕の場合、農業を新たにスタートさせた際、「3年目に単年黒字化」という撤退基準を設けました。

僕が新規就農した頃には、今のように強力な就農者向けの補助金が存在しなかった分、「ダメなら撤退ね」という絵が描きやすかったのは逆に良かったと思います。結果的に成功したので良かったですけど、最初から補助金漬けでスタートしていたら、「失敗した」と判断した際、すんなり撤退できていたかどうか…。創業時に補助金を受けられる制度などを活用するのは、「撤退しにくい」というデメリットを考えると一長一短かもしれませんね。

もちろん、なかには実際に撤退したビジネスもあります。商工会議所の勉強会で知り合った地元の経営者仲間から「一緒にビジネスがしたい!」と声をかけられ、耕作放棄地を活用した農福連携のビジネスを進めていたんですが、方向性が定まらないままズルズルと活動が続き、「3年で黒字化」どころか、売上の確保すらままならない状況だったので「悪いけど抜ける!」とスッパリ辞めました。

何かを始める時は、ぜひ「不退転」よりも「可退転」の決意でチャレンジしてみてください。その方が、気持ちも楽だしね(^^♪

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