トランス女性受け入れに対して
こんにちは。あすぺるがーるです。
お茶の水女子大学が7月10日に、2020年度からトランス女性の受け入れを開始することを発表しました。
お茶の水女子大「性には多様性がある」 トランスジェンダーの女性を受け入れる理由を説明
この会見で、室伏学長は以下のように述べています。
今回の決定を『多様性を包摂する女子大学と社会』の創出に向けた取り組みと位置づけており、今後、固定的な性別意識にとらわれず、ひとりひとりが人間としてその個性と能力を十分に発揮し、『多様な女性』があらゆる分野に参画できる社会の実現につながっていくことを期待している。
本学はすべての女性たちがその年齢や国籍等に関係なく、個々人の尊厳と権利を保障されて、自身の学びを進化させ、自由に自己の資質能力を開発させることを目指している。その意味からも、性自認が女性であって、真摯に女子大学で学ぶことを希望する人を受け入れるのは自然な流れだろうと思うし、多様性を包摂する社会としても当然のことと考えた。
私は、学長のこの決定は非常に素晴らしいことだと思っています。
Twitterだったら無限にいいねを贈りたいです。
仕様的に無理だけど。
溢れ出す疑念とヘイト
しかしこの会見を皮切りに、トランス女性受け入れに対する疑念や、トランス女性へのヘイトが噴出しています。
*** 以下ヘイト、閲覧注意***
政治家や評論家などの著名人からも、トランス女性排除を支持するような発言がありました。
*** ここまで***
実際に起きた悲劇
そして、Twitter上でのトランス女性へのヘイト発言により、ひとりのトランス女性が命を経ってしまいました。
ツイッターのせいで高校からの友達が死んだ - はてな匿名ダイアリー - はてラボ
半年前、御茶ノ水女子大学がトランス女性の入学を受け入れるというニュースに喜んだ彼女は、ツイッターで喜びを表現して、あるアカウントから悪意あるセクマイ様やトランス様という言葉を受け取ったようです。そのとき彼女は私からみても分かるほどとても不安定でした。
トランス女性へのヘイトによって傷ついているのは、彼女だけではありません。
もちろん、トランス女性を擁護する意見もTwitter上には数多くあることでしょう。
しかし人間の心には、ネガティブな情報をポジティブな情報より何倍も強く感じる性質があります。
ひとつのヘイトは、100の温かな言葉より強く人々の心に影響します。
そして10000の刃となって、ヘイトされた人々の心を突き刺します。
トランス女性へのヘイト発言は、絶対に許されてはなりません。
トランス女性差別への反論
トイレ問題
「トランス女性と偽った男性が女性トイレで~ (以下略)」
トランス女性が男性刑務所で性被害を受けた事例ならあるけど…
トランス女性による性加害なんて、どこでも起きてませんよ?
まだ起きかかってさえいない懸念をグチグチ言ってたら、何も実行できません。
実際に起きかけたら別ですが。
(まぁないだろうけど)
どうしても女性トイレの使用に対して気が咎めるトランス女性がいるのならば、多機能トイレを使えば済む話です。
多機能トイレは性別関係なく使えます。
車椅子の方だけではなく、オストメイトなどの内部障害を抱えた方のためのトイレでもあります。
内部障害は、外見では分かりません。
外から見て五体満足の人にも、多機能トイレを使う権利はあります。
もちろん多機能トイレを使うにあたっては、車椅子とか身体障害者の人が優先されるべきでしょう。
しかし、多機能トイレに長蛇の列ができることなんて、そうそうありません。
現に、多機能トイレを「だれでもトイレ」と呼ぶ場所があると聞いたことがあります。
性別を問わず、誰でも使えるトイレは既に実在するのです。
トイレ問題で喚くそこのあなたの大学、まだ朝顔しかないんですねwww
(おそれ入谷の朝顔市 - 円ジョイと師匠の独り言 - Gooブログより)
お風呂の問題
「トランス女性も女性風呂に入れなければ差別なのか」
大学に風呂、要りませんよね!?
それとも、大学だけじゃ儲からないから事業拡大でもするんですか? www
サークルなど合宿のお風呂をどうするかには、ちゃんと解決策が存在します。
20人以上の女性集団の中には、少なくとも1人か2人、必ずといっていいほど他のメンバーと別にお風呂に入る人がいます。
合宿に生理が被っている人です。
他のメンバーと別でお風呂に入ったとしても、それを咎める者は誰もいません。
言わなくても分かるからです。
他の女性と一緒にお風呂に入るのに差し支えがあるトランス女性の方も、同様にすればいいだけです。
もちろん、当人が気にしない、差し支えがないのなら、その限りではありません。
よってこれらのトランス女性差別は、全くの無根拠です。
さいごに
多様な性別の存在が明るみになったことで、伝統的ジェンダー観による性役割の分担は、終焉を迎えつつあります。
近い将来、生まれたときの身体的特徴に基づく心の性別の規定は無くなるでしょう。
全人類が「男らしさ」「女らしさ」ではなく、「自分らしさ」で生きる時代が来るのです。
つまり、自分が男か、女か、それ以外の性別かを決めるのは、
「自分が何でありたいか」
ひとえに、それに限るのです。
心ないヘイトに傷ついた、トランス女性の方々へ。
セクシュアルマイノリティーでこそないものの、伝統的な女性観の元に生きるのがとても不都合な女子が、ここにおります。
未熟者の私には、皆さんの苦労にかける言葉がありません。
しかし、皆さんにヘイトを浴びせかける輩が愚か者でしかないことは、断言できます。
皆さんを罵った人間の顔は、踏み絵にでもしてやってください。
何と言われても、あなたは「あなた」として生きましょう。
私も、そうします。
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