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【痩せ薬?それとも生活習慣病予防?】日本の市販薬初、大正製薬『アライ』について考える

予防医療での日本の医療費削減へと厚労省が動き始めました。
日本の生活習慣病予防薬として初の市販薬が、薬剤師の対面販売から2024年4月8日から開始されます。

薬に頼って2型糖尿病(1型は生まれ付きインスリン分泌が出来ない体質の人)、高血圧、高脂血症の生活習慣病になるのを未然に防ぐ日本では画期的な新薬の新発売です。

生活習慣病はもともと不摂生な生活を過ごしている人がなる病気です。
ストイックな人なら『アライ』を服用しなくとも生活習慣病にはなりませんが、自堕落な人間が多いと言っても過言では無いと私は考えます。

生活習慣病にならないために『アライ』をどんどん服用するのが、日本の医療費削減と国民の健康について保持増進への近道だと私は考えます。

日本の医師は予防医療に対してはほぼ無関心で、生活習慣病になってしまった人達へ薬物治療や運動・食事両表療法を目指します。

理由は簡単です。

医療の仕組みが病気になった人へ治療をすることで報酬が発生するからです。過剰な高齢者医療が社会問題になっているように、病気の予防には力を入れず無駄に頻回受診を病人にさせて、薬の過剰投与や無意味なリハビリをさせて報酬を得る。現役世代の社会保険料が高くサラリーマンの手取りが減り続ける問題へ繋がる要因になっています。
医師免許制度の既得権益が強いからか、日本の予防医療は不十分だと私は考えます。しかし予防医学に携わる仕事は、医師免許状が無くとも従事可能です。

アライの購入方法

それでは肝心の『アライ』について商品説明をします。

オリルスタットを医薬品成分として、食事に含まれる脂肪の吸収を小腸で抑える事で、脂肪の一部をうんち💩として排泄します。この一連の流れで内臓脂肪を減らし、脂肪を多く含んだ便になることが副作用の原因となります。

要指導医薬品のカテゴリーに入っているため、薬剤師との対面販売が必須です。現行法ではオンライン対面販売は不可です。

さらにハードルが高いのはココ!
購入前のチェックシートにある『直近1ヵ月間の食事・運動の改善(生活習慣の改善)の取り組み記録を薬剤師が確認する』

生活習慣病は私のような自堕落な人間がなる病気です。上記の取り組み記録を1ヵ月間記録できるようなストイックな人は、生活習慣病にはなり難いです。もちろん例外はありますが。

アライの購入に必要なチェックシートはこのサイトでPDFファイルをダウンロードして下さい。

全てが自己責任で個人が自由に医薬品を購入可能な日本になると、日本国憲法にある「基本的人権の尊重」と「生存権」に反します。
私たち日本人は、自堕落なダメ人間になる自由だってあるのです。もっと規制緩和しても良くないかと私は思います。生活習慣病の予防薬は自制心が弱い人向けに安全性を担保して販売すべき、と私は考えます。

例えば糖尿病治療薬を糖尿病予防薬として、薬局が責任を持って販売すべきだと私は考えます。予防医学には医師免許状が不要ですから。

しかし私は薬剤師免許状を持った人として、アライの販売規制に則ります。

なぜなら厚生労働省として初の試みであり、行政はアライの販売方法に問題がある薬局がないか目を光らせていると私は考えます。お客さんが提示した生活習慣の改善記録について「まあちょっと位良いだろう」と私が販売したとすれば、私の勤務先へ行政の査察が入って会社へ損害を与えます。私の首が飛ぶ程度で収まる事案ではありません。

アライの副作用

ここからはアライの副作用について書きます。最も重要なのはうんち💩とオナラ問題です。
キーワードは『脂肪便』です。

もともと便秘がちな人には朗報です。脂肪を多く含んだ便は下痢の原因になります。裏を返せば便秘症状の改善へ繋がります。

しかしながら脂肪便が厄介な存在になる場合がほとんどです。
例えば胆のうや膵臓の病気がある人は、小腸で脂肪を分解する能力が落ちているから脂肪便になりがちです。その人たちが語った脂肪便による悲劇を書きます。

脂肪便は腸内細菌が脂肪の分解で大活躍するため、発酵によりガスの量が増えます。すると排便の際は大量のオナラと共に脂肪便が撒き散らされます。洋式トイレの場合、便器の溝までうんち💩が放出されて掃除が大変です。また脂肪便によって排便回数が増える傾向にあります。

もっと凄惨なのはオナラ問題です。

臭いオナラがバッフッ💨とでます。周囲にいる人たちはたまったものではありません。
オナラで気体だけ出るのであればまだマシな方です。うんち💩も漏らす場合があり、黄色い液体やマヨネーズのような💩でパンツを汚してしまいます。
いわゆる寝屁で寝ながらオナラをした結果、ベットのシーツを黄色くしてしまった事例もあります。

対策としては大人用おむつやパッドを使用して下さい。

副作用の話としてもう1つ。脂溶性ビタミンのビタミンA・D・E・Kが脂肪便に混ざり排泄され、これらビタミンの摂取不足によって体に支障を来たす場合があります。
大正製薬が同時に販売しているサプリメントを購入して下さい。

アライの販売価格

最後に気になるアライの販売価格について。

アライ90カプセル(30日分) 8,800円(税込み)です。1年間購入したら10万5600円です。10万を超える額の要指導医薬品のため、医療費控除の対象になります。つまり節税対策になります。

アライの市販を皮切りに、糖尿病予防としてGPT-1作動内服やSGLT2阻害薬、そしてメトホルミンが薬局で買える日本になる事が、日本国民の健康寿命を延ばし医療費削減へとプランへ働くムーブメントになるよう、私は期待しています。

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