「紅麹関連商品」と腎機能障害について
最近、小林製薬のサプリメントである「紅麹関連商品」が、日本の患者さんに腎機能障害を引き起こしたとの報告がありました。
一方、海外ではこの紅麹が、高脂血症治療薬であるクレストール錠(ロスバスタチン錠)と同等とされ、医師の処方によっても使用されています。
紅麹(ベニコウジカビ)には抗コレステロール作用があり、これは農学者の遠藤章氏によって発見され、その後、スタチン系と呼ばれる高コレステロール血症治療薬の基盤となりました。
しかし、紅麹には腎機能を悪化させるシトリニンという毒素を