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【続報】小林製薬の紅麹サプリによる腎機能障害の問題
小林製薬の紅麹問題。
ベニコウジカビが抗コレステロール作用があり、ベニコウジカビの一部菌株が産生するシトリニンが腎毒性があるのは私は知っていた。
小林製薬はベニコウジカビのゲノム解析を行なっており、カビ毒素のシトリニンを産生しない菌株を用いて紅麹のサプリメントを製造販売していた。
一つ疑われるのは製造過程において菌株のコンタミネーションが発生して、シトリニンがサプリに混入した。
で終わるか
「紅麹関連商品」と腎機能障害について
最近、小林製薬のサプリメントである「紅麹関連商品」が、日本の患者さんに腎機能障害を引き起こしたとの報告がありました。
一方、海外ではこの紅麹が、高脂血症治療薬であるクレストール錠(ロスバスタチン錠)と同等とされ、医師の処方によっても使用されています。
紅麹(ベニコウジカビ)には抗コレステロール作用があり、これは農学者の遠藤章氏によって発見され、その後、スタチン系と呼ばれる高コレステロール血症治療
【最新情報】大正製薬「アライ」について、大正製薬の営業マンと話しました。
2024年3月19日に大正製薬の営業マンと話した内容を書きます。
アライがに日本初の予防医学薬物療法を市販する試みです。
その背景には痩せ薬として、体重減少や食欲不振の副作用を目論んだ医師の自由診療による糖尿病治療薬として、GLP-1受容体作動薬の注射薬(特にビクトーザ皮下注、トルリシティ皮下注0.75mgアテオス、オゼンピック皮下注)が自由診療によって乱用され、本当に糖尿病治療薬として必要な
季節の変わり目を元気に!冬から春の体調管理ガイド
冬から春の季節の変わり目に体調が崩れやすいのは、自律神経のバランスが乱れることが一因です。寒暖差の急激な変化や花粉症などの外部要因がストレスとなり、これが自律神経を刺激して身体の調節機能が乱れることが考えられます。
具体的には、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることが問題です。交感神経が優位になると、ストレス反応が強まり、心拍数や血圧が上昇し、免疫機能が低下します。一方、副交感神経が優位にな
私が映画館で最近観た『君たちはどう生きるか』と『ゴジラ−1.0』が、アカデミー賞受賞で私は胸が熱くなりました。
なお、私の出演シーンは一切ありませんw
【痩せ薬?それとも生活習慣病予防?】日本の市販薬初、大正製薬『アライ』について考える
予防医療での日本の医療費削減へと厚労省が動き始めました。
日本の生活習慣病予防薬として初の市販薬が、薬剤師の対面販売から2024年4月8日から開始されます。
薬に頼って2型糖尿病(1型は生まれ付きインスリン分泌が出来ない体質の人)、高血圧、高脂血症の生活習慣病になるのを未然に防ぐ日本では画期的な新薬の新発売です。
生活習慣病はもともと不摂生な生活を過ごしている人がなる病気です。
ストイックな人
【映画レビュー】ゴジラ−1.0
怖かった。ゴジラがとにかく怖かった。
私がゴジラに感じた絶望感
東京へ上陸せんとするゴジラへの序盤での日本の武力は、終戦後にGHQへ接収された駆逐艦数艘、木造の船にある機銃と回収済みの海上機雷、そして陸は帝国陸軍の戦車。しかも、アメリカによる帝国陸海軍の武装解除後の戦力であるのです。
私は絶望を感じました。
織田信長の戦略論に『臆病者ほど敵が大きく見える』とあるが、そんなレベルでは無い。ゴ
【スギ・ヒノキ花粉症に方は必見!】抗アレルギー薬医薬品の品薄状況をどう乗り切るか?
花粉症の症状へ用いる一般的な抗アレルギー薬の流通状況を私の見聞きした事実と体感で語ります。2024年2月23日現在。
具体的なデータが欲しい方はこの記事を読まないで下さい。
オノン(プランルカスト)とシングレア・キプレス(モンテルカスト)
スギ・ヒノキ花粉症の治療薬のうち、深刻な医薬品供給不足なのはオノンカプセル(プランルカスト錠などのジェネリック医薬品あり)です。この代替薬としてのシングレ