見出し画像

25人弱のベンチャー企業にひとり人事として入社して1ヶ月でやったこと。

早いもので、クロスマート株式会社に入社して1ヶ月が経ちました。

体感としては3ヶ月は経ったんじゃないかというくらいのめり込んでいた、あっという間で濃密な時間だったなと。ありがたいことにそのくらい色々な経験をさせてもらっています。

自分の振り返るための記録として、はたまたこれからひとり人事をされる方向けにお役に立てたらという思いで残していきます。毎月続けられるかは分からないけど。。

(入社したきっかけ、どんな思いで日々取り組んでいるか、などは別途残していくとして、今回は”何”をしてきたのか具体的に書いていく。)


その前に

"ひとり人事"と流行りの言葉でタイトルも分かりやすく書いたけど、それにこだわりがあるわけではなく。あくまで自分は"ひとり目人事"であると思ってます。むしろ早く仲間が欲しい!

採用は自分たちの仲間をつくるわけだから社員全員で取り組むものだと思うし、これから社員を巻き込んでいきたい。という意味でも、ひとりだとは思ってはないです。


採用計画を立てる

いつまでにどんなの職種を何人採用(内定承諾)したいのか。
会社としてこのイメージは元々あったので、それに向けて何人の母集団とこの時期までにどのくらい接触する、という逆算の計画表を作りました。

ただまだこれについては途中で、走りながら様子を見て計画表の数字(例えば面接通過率、内定承諾率など)を変えていかねばなのでこの計画表が完成するのはまだ先のイメージです。体感、半年くらいは様子みて徐々に精度を近くしていければな、と。

弊社はベンチャー起業にはめずらしく新卒採用も行なっているので、中途採用と別途計画を練り実行していきます。

手前味噌ですがこんなにもベンチャーなのに新卒採用をしている弊社が好きです。


採用計画と共に人事全体の計画を立てる

人事、といってもやることは多岐に渡ります。

採用、労務・給与、人材開発、人材育成・研修、制度企画などなど。。

元々経理と労務を担当されている方がいるので、私の主なミッションとしてはざっくりですが採用・制度設計になります。

採用と合わせて制度にまつわる計画も立てていきました。

いつまでにこの制度をつくり、、、てやつですね。


ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の再構築

弊社には「新たな価値を生み出す、食のマーケットプレイスをつくる」
という大きなミッションがあります。

弊社が立ち上がった時、創業メンバー2人が考えたこのミッション。
作られてから間もなく4年が経とうとしています。

素敵なミッションですが、

・事業内容が完全にはこのミッションに一致していない
・そもそも社員にこのミッションが浸透していない

などの歪みが少しずつ出てきていたフェーズになってきておりました。

また会社としてバリューも3つ掲げていますが、社員がこのバリューを行動規範として日々意識できているかでいうとそうでもない。

理由としては大きなところは

・会社として特に発信していない
・社員自身が考えたわけではないから自分事化できていない

かなと思います。


まずは会社の成り立ちの根底であるミッション、ビジョン、バリューを改めて見直す機会を設け、さらには人事制度、等級、福利厚生、など新たに設計していこうと経営陣に提案し、動き始めました。

余談ですが、MVVよりはVMVの方がしっくりくる派。

ビジョン(なりたい像)があってこそのミッション(会社として何をやるか)じゃない?と思ってる。

経営陣(寺田、岡林、榊の3名)の視点は似ているようで少しづつ違うのでこれまた面白いところだなと。定例のこの会議がいつも楽しみです。

ミッションから考え直してみる、といったところもベンチャーらしくて燃える。


各事業部のミーティングに出まくる

これも入社してすぐに宣言し、させてもらったこと。

フィールドセールス、インサイドセールス、カスタマーサクセス、プロダクト、新規事業…

様々なチームに分かれる弊社ですが、会社を代表して表に立つ事が多い人事が各事業部何をしているのか理解していないと何も始まらないなと。

チーム別の目標、連携、役割分担、体制などの理解、そこから見えてくる会社文化。

総じて得るものが大きかったです。
2週間くらいは色んな会議に出て上記に挙げたものを得ようと動いていました。

またこれは自分を売り込むため、でもありました。
大企業ではない、ベンチャーなんだから誰かに何かしてもらう姿勢ではなく、自分からどんどん首突っ込んで自分自身をPMFさせていかないと。

また、会議に出てわからないところはその場で聞くか別途聞くなどして自分の中での溜め込みを0にするようにしていました。

結果、エンジニア関連の定例にはいまだに出させてもらっており日々勉強中です。わからない用語出てくるたびにこっそりググリまくってます。笑
(それでも分からなければ教えてもらってる)

弊社みんなとても優しいので遠慮せず申し出て各会議に出させてもらっていました。みなさんありがとう・・・


弊社採用サイト作成(の提案)

現在、弊社には採用サイトがなくWantedlyにリンクを繋げています。

・全ての大元になる情報源を一箇所にまとめたい
・Wantedlyやリクナビなどの媒体から飛べるさらに詳しい情報源としてまとめたい
・会社のフェーズが変わった時に臨機応変に情報変えていきたい
・社員のブログや登壇情報などもまとめていきたい
・採用への本気の姿勢を示したい(世間や候補者に)

と様々な理由から始動しております。

ただ素材となる写真がまだ少ないので撮り直すところから提案し、社員に協力してもらいながら作り上げようとしているところです。

こうしたやりたい!をすぐ実行できたり提案できるクロスマートの文化に感謝です。ベンチャーはやらなきゃいけないことだらけだけどやることへのハードルも低いのはならではだなと。


現行の採用の巻き取り

もちろん私がくる前も採用は行われていたわけだけど、専門部隊ではないから業務の側で注力するのは難しかったはず。

ビジネス採用、エンジニア採用共に巻き取り”守破離”の守を徹底的に尽力しました。


会社概要を説明できるようにする

会社のことをめちゃくちゃ調べてから入社を決めているし、分かっているつもりなんだけど、いざ採用の場面で人に話そうとすると言葉に詰まったり。

候補者に何を打ち出したいかを資料のページ毎に意識し、理解、覚え、わからないことは調べ、聞き、ととにかく繰り返しました。

カジュアル面談のロープレをPMの杉原さんがしてくれたのが印象的で(しかもこちらからお願いする前にロープレの時間をセットしてくれる先読みぶり)、何度も録画見ながら自分なりの形にしていきました。ちなみに杉原さんのカジュアル面談はすごい。すごく入社したくなるし分かりやすいです。

職種ごとに打ち出したい内容が異なるので資料変えたり、話し方も変えたり、、

これについてはもう少しアップデートしていきたいと思いつつ。

カジュアル面談で意識していること、についても今度noteにまとめようっと。


豊洲市場に行き卸さんの仕事を体感する

クロスマート株式会社の現在の主力事業、”クロスオーダー

飲食店・卸さんの受発注のやりとりをDX化し、LINEやFAXで理屈上デジタル化100%にしたサービスです。

従来のアナログな受発注(FAXや留守番電話)は人件費、労働時間、などあらゆるコストが発生していますが、クロスオーダーに一括することでこれらの問題が解決したと大変ご好評いただいております。

サービスをお使いいただいている卸さんの仕事を体感すべく、フィールドセールスの渡邊さんが豊洲市場ツアーをしてくれました。(渡邊さんありがとうございました!)

普段生活している上で一般消費者は卸さんに接することはないし、想像でしかなかった仕事ぶりが目の前に。

想像よりデジタル化が進んでいたし、想像よりアナログな業務もまだ多いことが分かりました(矛盾しているようだけど)。

実際にクロスオーダーをご利用いただいている卸さんにご挨拶させていただいた際「すごく便利だから他社にも広めておいたよ!」とありがたいお言葉をいただきました。

画面からは分からない生のお声を聞けて、事業のやりがいを感じる瞬間でした。

(これまた余談ですが、豊洲市場はターレーがすごい速度でびゅんびゅん、もうびゅんびゅん走ってます。物流の邪魔にならないようにいかに存在を消すかが肝。)


他、箇条書きですが羅列します。

・SNS研修(社員にSNSの利用促進と共にリスクをレクチャー)
・募集要項を見直し、最新に
・新卒採用のフロー変更を提案
・SNSアカウントの作成(Twitter、noteなど)
・新卒社員とのお茶時間設定(前職のナナメンを意識)
・ATSの代わりになるスプレッドシートを作成
・Wantedlyの記事のためのインタビュー依頼


などなど。。

人事業務は仕込みから形になるまで時間がかかるもの。と分かってはいるけど早く形にしたくてウキウキ、アセアセしますね。




と、記事の一発目から”やってきたこと”を中心に書いてみましたが、まだまだ書きたい内容多くあります。


・いわゆる入社エントリー、なぜクロスマートに入ったのか
・人事関連のおすすめ本
・フルリモートフルフレックス最高て話
・クロスマートの人が良いよて話
・ワーママ大変だけどリモートワークのおかげでフルタイム勤務できてるって話
・ワーママこうやって乗り切ってるよ、な話
・プライベートの趣味は闇そうなのに働き方が光属性だねと言われた話(書かないか)


も今度まとめていこうと思います。



これからベンチャー企業でひとり目人事をされる方の少しでも役立てればと願いを込めて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?