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「幸せを増やす」よりも「不幸せを増やさない」

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

アンガーマネジメントとしての学びを共有します。

『ニューノーマルな時代に意識した方が良い4つのこと』というコンテンツの中で、特に僕が重要だと思った1つを紹介します。

※コロナ禍にインプットしたものですが、コロナ禍を脱したと言われる今でも、必要なことだと思っています。

幸せよりも不幸せを増やさない

コロナ禍では、「上を目指す」よりも「下に行かない」ということを意識して、リスクマネジメントをすることが大切。
縦軸が『メンタルの状態の良し悪し』を表現するグラフを考えてみましょう(引用部分の直後に添付するグラフ)。

マイナスの人を0にするのが「カウンセリング、ケア」で、プラスの人をさらにプラスにするのは「コーチング」です。
「2:6:2の法則」で、プラスにいる人が2割、フラットにいる人が6割、マイナスにいる人が2割というのが一般論ですよね。コロナ禍で何が起こっているかというと、フラットにいる人がどんどん下に落ちているんですね。だから、メンタル不調の人が増えているし、自死をする人が増えているわけで、何かのキッカケにより普段よりもマイナスに落ちる人が増えているということです。
プラスに行くというのは幸せを上げていくということだが、マイナスに行かないように踏ん張れる強さ(心の強さ、身体の強さ)を持つことが、こんな状況の中では大切なんじゃないだろうか。プラスに行ける人はプラスに行けば良い(コーチングの領域なのである程度は自走できてる)けど、社会全般としてはマイナスに行く人が多くなってきているわけで、マイナスに行く人がプラスに上がっていくのは難しいんです。
ブレーキを掛けて、今の場所にとどまるためには何が必要なのか・・・?→「コーチング」よりも「カウンセリング、ケア」なのではないか。
ただ、自分がマイナスに落ちているということを認識している人は少ないという現状もあります。日本はどちらかというとプラスに行く文化が強くて、「目標を持って頑張らないといけないんだ」というのは、マイナスにいる人からしたら無茶な要求なわけです。
アンガーマネジメントを通して、まずは0という安定したところへ戻すことが重要。
「働く」というのは幸せが増えることなんですが、反対に不幸せも増えるんです。「嫌な人と働く」とか「疲れる」とかがその不幸せに当てはまるかもしれません。「自分が幸せになれるはず」というコアビリーフを持っていることで、幸せを増やす一方で不幸せも増えていくということです。
幸せと不幸せを考えると、不幸せの方が増えていく人もいます。幸せが多くなるのであれば働けば良いし、不幸せが多くなるのであれば働かない方が良いかもしれません。
メンタル不調の人が増えているということは、働くことによって不幸せが増えている人が多くなっているということですから。だからこそ、「今やっていることって本当に幸せが増えているのかな?不幸せが増えているかな?」ということを考えた方が良いわけです。
その対話が、コアビリーフの見直しにも繋がりますから。

コロナ禍以前から注目されていたメンタルヘルスが、より一層大切になってくるということであり、何かしらで困っている方との関わり方を見極めていかなければならないということです。

<メンタルヘルスが注目されている背景>
1.こころの病が急増している→職場のストレスが増加
2.産業構造の変化で、今後も職場のストレスが増加し、こころの病が増加するとの予想
3.こころの病の事例は、管理者にとっても大きなストレスであり、管理者へのサポートも必要
4.職場のストレスによるこころの病の対応は、事業主・管理者の責任
5.厚生労働省がメンタルヘルスの指針を発表(2000年8月)

確かに、職場に目を向けてみると、『勝手に上に行く人』と『下に下がって行きそうな人』で二極化してきている印象があります。

これは、ビジネスパーソンとして「自立して自律して自走できているか?」という一つの指標にもなっているんだと感じます。

ここで言う『自立』とは、具体的なスキルなどではなくて、「外的要因にも左右されない生きていく上での軸(芯)を立てられているか?」ということを意味します。

こういう領域って、複数人に対する研修だけでは対応できないので、個人と向き合っていく必要があります・・・状況は人によって違いますから。

しかも、個人にフォーカスを当てたからといって、適切に状況をキャッチできるかどうかは、関わる人の力量に関わってきますから(相手が心を開いてくれるかどうか、潜在的なものを顕在化させることができるかどうか)。

だからこそ、コーチングやカウンセリングなどのスキルを高めながらも、大切なのは「相手との信頼関係を構築する在り方」なんだなぁと強く思います。

これまで以上に、自己研鑽と自己啓発をやっていく必要があると実感したインプットでした。

誰もがメンタル状態を良く保ちたいと思ってるはずだし、誰もが生きやすい状態になりたいはず。

メンタル状態を良くするというのは頭打ちがありませんけど、メンタル状態が悪くなることの底打ちはあります。

だからこそ、まずは「自分のメンタル状態が下にいかないために何ができるか?」を追求していきましょう。

誰かに頼ってでもいいから、
🔶健康だなぁ
🔶生きやすいなぁ
🔶働きやすいなぁ
と感じている人が増えるような取り組みを、これからもやっていきます。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。

他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。

 


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