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第10話:FIREを加速させるために個別株投資も練習する

こんにちは、ヒロッキーです。
ついに10話目となりました。

まだまだ世の中に遺言として残しておきたいことがあるので、本気で書いていきたいと思います。

このページだけでも完結しますが、ここからが初めての方のために、ここまでのあらすじを一旦書いておきます。

第1話では自分の人生の最終形態(Vision)を明確にする方法、
第2話自己投資の重要性を述べ、

第3話では宝くじの使い道からマネーリテラシーに迫る内容に言及し、
第4話ではFIREへの初めの一歩は支出管理方法であることに触れ

第5話では基本的な資産運用方法
第6話ではその基本運営方法の上にプラスしてさらに資産ブーストを狙うETF活用方法を公開

第7話は、FIREを目指しているならiDeCoよりも、確定給付企業年金(DB)も検討してみるメリットに言及しました。

第8話では、現在従業員でも給料を最適化できる方法をまとめて紹介しました。

前回の第9話では、時流を掴んでうまく利用することでローリスクでお金を得る方法(補助金の活用)を紹介しました。

そして、今回の第10話目では、これまでの9話までとは違い、ちょっとリスクを伴いますが、個別株投資の初歩をお伝えしていきます。

まず本当に投資できる状態かをチェック

第5話でも少し触れましたが、あなたが個別株投資をする前に確認しておくことがあります。

それは、毎月の支出をちゃんと管理し、「余剰資金」がある状態になっていることです。(支出管理をされていない人は、まずは第4話の内容を行ってください。)

投資は、将来的に利益を出すために行う行為なので、そもそも毎月の支出を見直すだけで収入を増やせる人もいます。

支出管理をまだしていない人は、投資の前にまず支出管理をすることを優先してください。

会社でもそうですが、利益は、売り上げを増やすか、経費を削減するかのどちらかで増えます。これを家計になぞらえれば、あなたの資産は、給料を増やすか、支出を削減するかで増えると言えます。

給料を増やすのには、かなりの労力を必要としますが、支出を削減するのは給料を増やすよりも簡単に出来ます。また、投資よりリスクなく、簡単に着手できます。

このため、投資を語る前に、無駄遣いがないかを洗い出して、無駄を取り除くのが一番効果的なのです。

また、余剰資金とは、生活防衛資金(事故や病気、失業、何かあった時にすぐに必要になってもすぐに出せるようになっているお金)と近々出費予定のお金・計画的必要資金(結婚、出産、引っ越し、塾、学校などの出費があらかじめ想定できるもの)以外に貯まっているお金(余裕資金)のことを指します。

生活防衛資金は、大体その人の月々の支出の3ヶ月~6か月分はあるとよいとされていますが、判断基準としては、あなたがもし再就職するまでにかかる期間と出費分がいくらになるかで計算しておくとよいでしょう。

また、特に失業期間中にも毎月容赦なくかかる税金や止まらない支払い・積み立て関係の出費(住民税、健康保険料、年金、40代以上なら介護保険料、iDeCo等)も、この生活防衛資金の中に含めて用意しておく必要があります。

そう考えると、独身一人暮らしであっても月に大体20万円位はないと厳しいと思いますので、生活防衛資金は、大体6か月分の120万円位といったところでしょうか。

そして、この金額の他に直近1~2年で確実に必要になるお金も用意できている必要があります。

私個人の例で言えば、毎年何かしらの学びに自己投資をしているので、120万円+40万円は、いつでも出せる計画的必要資金としてストックしています。

また、忘れてはいけないのは、友人や親族などへのご祝義なども発生する可能性、もしかしたら葬儀代も必要になる可能性もあります。(葬儀代は30~50万円は軽くいくので、ここでも生活防衛資金が役立ちます。)

なので、大体預貯金の口座には、120万円+計画的支出資金は、常時ストックされている状態が、精神的な安定としても、何かあった時に困らないためにも必要な残高の目安と言えるでしょう。

もしあなたが結婚をしていて、子供もいる場合は、奥さんと子供の分も考慮して240万円(=120万円×2)+計画的支出資金はあると安心材料になるでしょう。

それらの備えがあって、ようやく投資という段階が見えてきます。
逆に、この状態が確保できていない場合は、本格的な投資の段階にはありません。

まずは、家計管理と未来を見据えたおよそのファイナンシャルプランの作成が先です。

本当に株の道しかないのか?

さて、ここまでで、もしあなたが、生活防衛資金も計画的支出資金も十分でそれ以上の資産がある場合は、本格的な投資に取り組める段階です。

ただ、時間的な余裕があまりない人や、そもそも投資は最低限の積み立てでよいという人の場合は、第5話第6話の方で解説した投資信託とETFだけで十分です。

あとは、本業の方に力をいれて収入を増やしていきましょう。

個別株は、投資や経済の内容に面白味を感じて、さらに学んでいきたいという意欲がある人にとって向いている分野でもあるので、これまでのNISA制度を活用した投資信託やETFの投資とは話が違ってきます。

また、広く投資という点では、自己投資をして、会社を興せるようにして稼ぐ方法もあります。

金融投資にそれほど興味はなく、何かを起こしたり、大きく人を巻き込んだりするビジネスに興味があるなら、その人はビジネス投資に注力した方がよいでしょう。

NISAを使った投資信託とETFは、万人にお勧めできますが、個別株投資は、分析や業績などを多角的に調べる時間を取る必要があるため、万人向けではないということを予めお伝えしておきます。

上記のことを理解したうえで、それでも個別株投資を希望の人は進んでください。
個別株を始めるにあたっての最適な練習方法と負けにくくなる・勝ちやすくなるヒントを解説していきます。

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