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第6話:投資信託にETFを加えてリターンを手堅くブーストする方法

前回の第5話では、投資初心者がまずどこから手を付けていくのか、投資信託の具体的な選定ポイントやポートフォリオ、目論見書の読み方にいたるまでの基礎知識を公開しました。

今回の第6話では、投資信託を設定し終わってから、さらにポートフォリオを強化するために、次の手を打ちたい方に向け、ETF(上場投資信託)の使い方や選び方について紹介していきたいと思います。

ETFに関しては、先行投資マインドがある人向けでもあるので、途中から有料版になりますが、

●これからETFをはじめる方
●そもそもETFとは何かを知りたい方
●もっといいETFはないのか探している方
●ずっと使えるETFを見極めるポイントを知りたい方
●投資信託とETFは結局どっちに投資するべきなのか疑問に思っている方
●投資信託以上に分散効果やリターンを上げたいと思っている方
●ETFのメリット・デメリットを把握したい方
●ETFはどこの証券会社で買うのが良いのか知りたい方
●e-MAXIS Slim米国株 S&P500とS&P500に連動するETFを比較した長期的なシミュレーション結果を知りたい方
●私が実際に買ってちゃんと成果が出た優秀なETFを知りたい方
●どのタイミングでETFを買うようにするとまず負けないかを知りたい方
●安心して長期保有できる手堅いETFを知りたい方
●理想のポートフォリオをシミュレーションしたい方
●投資信託とETFのポートフォリオを考えたい方
●年代別で参考になるポートフォリオを知りたい方

にとっては、支払った以上の価値を受け取ってもらえるように通常の20記事以上の文量でエッセンスを凝縮して書き上げています。(また24時間以内でしたら返金保証も付けています。)

上記の中で3つ以上の項目に対して「あ、そうそう」「知りたい!」等、当てはまると思う人は、読み進めてもらえれば、何かしらの発見があると思います。


投資信託の次に取り組む段階としてのETF

基本的に投資初心者は、第5話で紹介した投資信託のポートフォリオがちゃんと組めれば、あとは積み立て投資を地道に続けていく方法でまずは十分です。

ETFに取り組むのは、その後しばらく慣れてきたあたり+さらに資金を投入したい場合に、「もう少し何かないか」という方向けになります。投資信託の設定がまだの人は、まずは第5話で書いた投資信託の方でポートフォリオを組むことをおすすめします。

その上でETFもうまく使うと信託報酬がさらに安く済み、うまく組み込めれば投資信託だけよりも全体的にパフォーマンスが高く運用できるようになります。

また、個別株をいきなりやるよりも分散が効いており、ETFは投資信託の次のステップとしてはリスクが低く、目利きのスキルアップにもつながるので、ETF投資は推奨できる方法です。

ただし、ETFも投資信託の選び方と同じように選ぶ際のポイントや、そもそも投資信託との違いを押さえた上で、投資信託との使い分けやそれぞれの銘柄(ティッカー)の特色は何かも知っておかないと失敗するので、選定条件や押さえるべきポイントは十数項目存在します。

それらを押えれば、個別株よりも簡単にはじめられて、まず失敗は少なくトータル的には勝てるようになるので、必ず事前に押えておきたいところです。
それでは早速学んでいきましょう。

ETF(上場投資信託)と投資信託の違い

まずETFの定義です。

ETFとは、東京証券取引所などの金融商品取引所に上場している投資信託です。
特定の指数、例えば日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)等の動きに連動する運用成果をめざし、運用されるインデックス型と、そのような連動対象指数を定めないアクティブ型のETFがあります。

日興アセットマネジメントHPより

ETFは、“Exchange Traded Funds”の略で、日本語訳だと「上場投資信託」となります。上場をしているので、一言で言えば個別株のように扱える投資信託といえるでしょう。

投資信託に比べるとETFのメリットは主に4つあります。

すなわち

  1. 個別株よりも簡単に分散投資ができる

  2. 維持経費が安い

  3. 値動きがわかりやすい

  4. いつでも個別株のように売買できる(機動性がある)
    という点です。

メリット1について

ETFは、基本的には投資信託であるため多くの銘柄に分散されています。
このため個別株を買うほどのリスクはなく、インデックス(指数)を基本にしたETF である場合は、分散が効いている分急激な値下がりなどもないため、指数と運用しているファンドさえ間違えなければ、長期的(10年単位)にはほぼ手堅くリターンを得られると期待できるものになります。

メリット2について

投資信託は、一番最安値でも楽天のS&P500の「0.077%」やe-MAXIS SlimS&P500の「0.09372%」がよいところですが、ETFでは普通に0.03%のものもあったりと、投資信託の運用・保有コストの半分か3分の1にもなるため、長期保有をする場合に圧倒的にお得になる場合があります

メリット3について

投資信託の場合は、前の日の価格が表示されるだけで、今現在の価格を知ってから買うことはできません。1日1回申し込めるだけになっています。購入した日に価格がいくらで何口変えるのかは誰にもわかりません。そして約定が済むのも、2、3日かかります。この点 ETF は、購入する今現在の価格を把握した上で買うことが出来ます。

メリット4について

個別株のように様々な値動きの変化を捉えて購入することが可能ですので、チャートを読んで安値でその日中に買い付けることも可能です。

また反対に売るのも取引の価格になって約定すれば終わるので、即金性もあります。買い替えたり、現金化したりする用途が出た場合に機動性があるので、この点も便利です。(投資信託の場合は、一部の取り崩し、全額であれば解約という形になり、費用が掛かったり、現金になるまで3~4日と時間がかかったりします。)

一方もちろん、デメリットや不便さも存在します。。。

知っておくべきETFのデメリット5つ

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