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組織の健康管理してますか?

こんにちは。「わたし・みらい・創造センター(企業教育総合研究所)」
組織開発コンサルタントの舘脇です。

コロナ禍に見舞われる以前はみんな出社するのが当たり前で、チームメンバーの状況も比較的簡単に把握できました。

しかしリモートワーク中心となったとたんよくわからなくなり、チームとして成果を出し続けるのが難しいと相談を受けることが多いです。

そうしたチームには組織開発的なアプローチを行い、チームとして変革に取り組むことが重要になると考えています。

しかし「組織開発って結局どういうこと?」という方もいるのではないでしょうか。

今回は組織開発の構造を2分でざっくり解説します。

■組織開発とは

組織開発に関する定義は数多く存在しますが、ここではウォリックの定義がわかりやすいので紹介します。

組織開発とは、組織の健全性、効果性、 自己革新能力を高めるために、組織を理解し、発展させ、変革していく、 計画的で協働的なプロセスである

長期的な視点で、仕組みや企業風土から「自ら育つ組織」を作っていく健康管理的なプロセスです。

■コンテントとプロセス

組織開発を理解する上で知っておくべき概念の一つに「コンテント(What)」と「プロセス(How)」があります。

氷山モデルに例えると、見えてるところがコンテント、海の中で見えないところがプロセスです。

したがってコンテントには、職場での仕事の内容、出来事、データ、状態、
人や組織の働きや言動といった目に見える内容が含まれます。

一方、プロセスには目に見えない部分が相当します。

たとえば仕事の進め方、コミュニケーションの方法、ルールといった活動やコンテントにつながること。

あとは職場の人間関係、仕事へのモチベーション、コミュニケーションの質やあり様など、人の意識や感情に関係するものがあります。

■プロセスに働きかける

組織開発においては、目的に応じてプロセスに働きかけます。

組織の現状を明らかにし、ありたい姿を明確化、行動計画を立ててそれを実行する、という手順です。

働きかける手法はさまざまで、目的に応じて診断(サーベイ)とフィードバックを用いたり、チームビルディングを採用したりします。

どんな方法を採るにせよ、組織のメンバーがお互いにプロセスを理解し、
プロセスを改善、変化させ、そこから気づきや学びを得ることが重要です。

プロセスに働きかけることは、組織開発のコンサルタントや社内の専門家などが関わらないとなかなか難しいと言われていますが、組織での話し合いからでも変えていくことができます

外注するのはハードル高いという企業の方は、まずは自社内で話し合いから進めてみてはいかがでしょう。

やり方についてご質問ございましたら、弊社までお気軽にどうぞ。

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