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月間3000PVを達成!ツイッターをもたない企業アカウントとして取り組んだ3つのnote戦略

2022年2月25日、弊社noteが月間3000PVに達しました(3月25日現在4000PV超えてます)。

コメント 2022-02-25 144516

21年7月に始めて8か月。やっとたどり着いた数字です。

「たかが3000PVでおおげさな」と思われるかもしれません。

じつは弊社はグループ企業。グループの事情でTwitterのアカウントをもつことができませんでした

拡散力がないnoteにとって致命的でしたが、それでも3000PVに到達できたのは3つの戦略を立てて取り組んできたからです。

この記事では、Twitterなしで月間3000PVに乗せた3つの戦略をご紹介します。

  • 事情があって会社でTwitterが使えない

  • SNSはあるけれどうまく使えておらず、noteも伸び悩んでいる

そんな方はぜひ読んでみてください。


失敗だったnote戦略

最初にうまくいかなかった戦略の話をします。われわれの失敗をぜひ糧にしてください。

ダメだったのは「とにかくたくさん記事を投稿しよう戦略」です。

いや、戦略ですらない。ただやみくもにがんばっただけ。

弊社には、メルマガの原稿ストックがありました。これを使ってとにかく毎日投稿をしたのです。

投稿が続いているうちは調子よくPVが伸びて、3か月ほどで月間2000PVまで行きました。

しかし原稿には限りがあります。ストックが尽きると投稿も滞りがちになり、あれよあれよという間に月間PVは600まで落ち込みました

一定の質を保った記事を毎日投稿することはできない。拡散も無理。ここでやっと戦略をきちんと立て直さなければと思い至ったのでした。


noteに割けるリソース問題

noteの運営はマーケティングチームの2名が行ってます。

記事は当初、社内のマネージャーに書いてもらう予定でしたが、他の業務との兼ね合いで断念

現状では情報発信の優先順位は低くせざるを得ないのだと思います。ここは結果を出して変えていくしかありません。

結局、運営どころかコンテンツの制作も含めて2名体制で行うことになりました


noteのPVを伸ばすために取った3つの戦略

2名の限られた戦力で戦うために必要なのは、選択と集中

わたしたちが立てたのは以下の3つの戦略です。

  • 露出戦略:毎日投稿する

  • 友好戦略:他アカウントとのコミュニケーション量を増やす

  • 見せ方戦略:回遊性のアップを狙う

大事なのは「露出戦略」「友好戦略」なので、この二つを重点的にお伝えします。

「見せ方戦略」はマガジンを使って記事を整理しただけ。
気になったマガジンから記事に飛んでもらおうというものです。


露出戦略

すなわち毎日投稿です。

「前と同じやないかーい!」と思ったあなた。正解。

でもちょっと違います。今回狙ったのは「安定して毎日投稿できる仕組みづくり」です。

もちろん毎日記事を書くのは無理。そこで4日つぶやいて、1日記事を投稿することにしました。


つぶやき投稿

Noteにはつぶやきという投稿形式があります。140字制限で画像もつけれらるというもの。

こんなの誰が見るんだ? と思いますよね。

ところが案外見られるんですよ。正直、苦労して書いた記事より見られることもめずらしくありません。

ネタは社内SNSから、社員のつぶやきを拾ってきたりして作っており、まずネタ切れの心配はありません。


記事投稿

記事は二人で交代で書くことにしました。それぞれカラーの違うものを書いています

わたしが書くのは、関連する分野でご活躍中の方のnoteを紹介しつつ、自分の考えも述べる記事。最近よく読まれたのがこちらです。

紹介記事がいいのは、感動したら拡散してもらえるところと、書き手の方と交流が生まれるかもしれないところです。

企業の発信で自社の話なんてしなくていい説」は引用元のしばたともこさんにリツイートしていただけて、他の方からもいいねやリツイートがいただけました。

結果、弊社noteの単独記事としては過去最高をダブルスコアで更新! 感動の力はすごいものです。

もう一人のメンバーは当初、自社の社員に話を聞いてまとめた記事を書いていました。

中でもよく読まれたのがこちらの記事。

記事を書いてくれないならインタビューだ! と考えて始めたのですが、やってみたら案外たいへん。

ときどきメルマガの転用やSEOを意識した記事も書きつつ、隔週でひねり出しております。


ラジオ投稿

2022年2月からラジオも始めました。

予想よりはるかに簡単にコンテンツが作れるとわかったので、現在はこれも毎日投稿です。

社内の日常から話題をピックアップしているので、ネタ切れも心配なし。

ちなみにラジオも下手な記事よりPVを集めることがわかっています。2/25現在、月間PVのトップ3はおそろしいことにラジオです。

単純に記事が少ないのもありますが、それにしても無視できない威力です。


わたみそラジオの作り方

露出戦略の最後に、ラジオの作り方を紹介しておきます。

弊社の場合、音声配信を行うために行った投資はゼロ円です。もともと支給されているiPhone無料アプリをフル活用しています。

番組作りの手順は以下の通り。

  1. iPhone標準アプリ「ボイスメモ」で録音。m4aファイルとして保存。

  2. iPhone無料アプリ「WavePad」で編集。要らないところを削除。

  3. iPhone無料アプリ「音楽編集」でBGMを付けて、音量などを調整。

早い時は録音から編集まで10分くらいで1本できてしまいます

外付けマイクは使っていません。きれいに録音できるでしょうが、社内のだれもが投稿できる環境を考えると内部マイクがベストなのです。

以上、露出戦略でした。


友好戦略

noteには「バッジ」というものがあります。note内でアクションするともらえる仕組みです。

noteはなぜ「バッジ」を作ったのでしょうか?

おそらくnoteの考える望ましいアクションをユーザーに起こしてもらうためでしょう。その視点でバッジを眺めていると、友好戦略としてやるべきことが見えてきます。

もうお気づきですね。ここでいう友好戦略には「ユーザー」と「note」、二つの対象がいるのです。

ユーザーとnoteが喜んでくれることとして挙げたのは、以下の3つ。

  • スキ

  • フォロー

  • ハッシュタグ

順番に説明します。


「スキ」関連のアクション

他アカウントの記事にスキを付けて回る「スキまわり」は、1日30~50件行いました。

スキを付けることで、「お、これはどんな人だろう?」と弊社アカウントを見に来てくれる可能性があります

スキは1日に付けられる数に制限があり、付け放題ではありません。ですので、毎日付けられるだけ付けていました。

また不定期ですが、弊社記事にスキしていただいた方には、お礼コメントをしに行きました。


「フォロー」関連のアクション

フォローするアカウントの目安は以下の2点。

  • 弊社と同系統の発信をしているアカウント

  • 弊社と同系統のハッシュタグを使用しているアカウント

  • フォロワーが多ければなおよし

ハッシュタグや発信内容が近ければ、弊社にも興味を持ってくれる可能性が高いと考えました。

フォロワー数に注目したのは、記事下の「おすすめ記事」に弊社の記事が表示されたとき、見てくれる人が多くなるのでは? と考えたからです(あくまで仮説)。

  1. 発信内容が似ているアカウントAをフォローする

  2. アカウントAの記事下に弊社記事が「おすすめ記事」として表示される

  3. アカウントAのフォロワーが見てくれる

この流れを想定していました。効果のほどは微妙でしたが、そんな仮説を立てて動いていたわけです。


ハッシュタグ関連のアクション

ハッシュタグは5~10個を目安につけていました。

例えばこちらの記事には「『noteが推奨する2個~4個』がよい」とあります。

これを基本に自社でつけたいものを加えていくと、5~10個になるのです。

具体的には、弊社にかかわりが深い「#組織開発」「#人材育成」「#人材開発」「#人事」「#キャリア」は記事との関連で選びつつ必須で設定。

あとは記事内容を見て、マッチしたものを2~3つ追加していました。


オプションでつけていたハッシュタグ

さらにオプションで2つやっていたことがあります。

ひとつは「トレンドハッシュタグ」

noteのトップページのサイドバーに表示されています。

記事内容にあったものがあれば、追加していました。乗れるトレンドには乗っかっておこうという考えです。

もうひとつは「応募できるハッシュタグ」です。

「#私の仕事」「#業界あるある」などに応募しました。

お題は見てくれる人が多いうえに、note公式に取り上げていただくきっかけにもなります。

例えば、さきほど出した「企業の発信で自社の話なんてしなくていい説」は「#企業のnote」を付けた結果、「すてきな#企業のnoteまとめ」に取り上げていただけました。

ハッシュタグつけるだけなので、積極的にやるのをおすすめします。


まとめ

以上、弊社がTwitterなしで月間3000PVを達成するまでにやったことをご紹介しました。

今後は、定常的にPVが集まるようにSEOを意識した記事を増産していく予定です。

あなたの会社のnote運営も教えてください。

コメントに記事リンク張っていただけたら見に行きます!

この記事を書いた人
加藤久佳(かとうひさよし)
note編集担当。「わたし・みらい・創造センター(企業教育総合研究所)」でマーケティングをやってます。

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