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高業績チームの5つの特長

こんにちは。「わたし・みらい・創造センター(企業教育総合研究所)」組織開発コンサルタント・研修講師の安達です。

私たちが行うサーベイ(調査)は、職場の風土を可視化します。

可視化する要素は7つありますが、今回は「チームワーク」と「情報共有」に注目し、高業績を上げるチームの特長についてお伝えしていきます。


■チームワークはいいんだけれど

ここ最近のサーベイに見る傾向として、「チームワーク」の状態は良いにも関わらず「情報共有」の状態は悪いという結果が増えました。

背景として考えられるのは、協業することの必要性を認識し、仕事の割り振りを意識的にコントロールするマネージャーが増えたことです。

テレワークを長らく経験した中で、個業にせず協業にするほうがエンゲージメントを維持しやすく、孤独感を避けるうえでも良い手法だと改めて認識されたのかもしれません。

一方で情報共有においては、ナレッジやノウハウを共有するべきだと知りつつも、「どの様な情報を」「どの様に共有すべきか」に難しさを感じているマネージャーが多いようです。

「チームワーク」の状態は良いにも関わらず、「情報共有」の状態が悪いのはこんな構造で起こっているのではないでしょうか。


■高業績チームの特長とは

チームに対する研究は多く、伝統的なチームと、高業績を出すチームの違いに関する研究は非常に学びがあります。

マサチューセッツ工科大学教授アレックス・ペントランド氏が分析したものからいくつか抜粋してご紹介します。

高業績チームに見られるものとして、

・チーム全員が平等に話したり聞いたりする機会がある
・チームリーダーを通してではなく他のメンバーと直接つながりがある

メンバー同士が繋がり、コミュニケーションを図っていることが重要な要素に挙げられています。

また別の研究では、高業績チームに見られる傾向として、

・事業の現状に関する情報が知らされること
・管理職や専門家が、情報を気ままに共有している
・情報は組織全体に属する価値ある資源だとみなされている

ことが挙げられています。


■マネージャーは手探り

私自身、マネージャーに登用された時は手探りでした。

他社や他者の事例を調べ、自分のチームで少しずつ試してみて、半期ごと期末ごとに振り返り、学びを次につなげていく。

そんなことを繰り返しつつ数年かけて、自分なりの形が出来ていった感覚があります。

絶対的な正解はないものですが、成功に近づく可能性が高い事例を取り入れ、自身のチーム内で試行していくことは、マネージャーとチームの早期の成長に寄与すると考えています。

みなさまの会社では、新任のマネージャーにどのような情報を渡していますか? 試行する機会を与えていますか?

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この記事を書いた人

安達 (3)


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