目標だったはずのキャリアがズレ始めた話
子どもが産まれる前、仕事が大好きだった。
この仕事に就くために、また、社内のいろんな課題を解決するために、私なりに努力してきた。
現職を選んだ決め手は、子育て支援制度が充実していたことだった。
子どもが産まれたら、十分な育休を取り、しばらくは時短で働きたい。
あれから十数年。
しっかり機能している子育て支援制度のもと、会社にも、周囲の理解にも感謝する毎日を送ってきた。
しかし、子どもが産まれ、育休から復帰した頃から、思い描いていた理想と現実には大きなギャップがあることに気づいた。
想定外の連続で、全く思うように進まない子育て。
私にも、夫にも、刷り込まれている「母は/妻はこうあるべき」というジェンダーの意識。
職場では、多くの時間を仕事にフォーカスできる人たちと比較され、同等の成果を求められる。
時短家電を導入し、人の手も借りながらなんとかやりくりしてきたが、
”ワーキングマザー”、”ワンオペ”というキーワードで綴られる多くの問題が、個人で図れる解決の閾値を超えていることに気づいてしまった。
会社員人生は、成果を求められ、評価されることの連続だ。
そのコミュニティの中で、私はどうありたいのか。何を成し遂げたいのか。
現在のPriorityは、(時間的・精神的余裕をもって)子どもたちと過ごし、その成長を見守ることである。
私は今、働き方を最適化し直す時期に来ているのだ。
選択肢は以下3つ。
今いる会社で働き方を最適化する
転職
新たなキャリアを築く
私の答えは3.である。
子どもには「自分のやりたいことを見つけてね。ママは出来なかったから。」とは言いたくない。
自分に成し遂げられなかったことを、子どもに託すようなことはしたくない。
さぁ、これからの人生のために、どう動こうか。
これまでの経験をどう社会に還元していけるだろうか。
ワーキングマザーとしての”無理ゲー”クリアを目指すより、こちらの方が圧倒的にワクワクする。
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