【現役広告マンに聞いた】広告志望就活生に読んでほしい本/5選
広告業界を目指す学生や若手社会人にとって、広告業界の知識と視野を広げるための読書はとっっても役に立ちます。
広告業界の就活では面接や事前課題において、広告についての知識や思考法などが求められます。
そこで今回は、広告代理店志望者に特におすすめの5冊の書籍を紹介します。これらの本は実際に広告業界、事業会社でマーケターとして働く現場社員、広告代理店内定者へのインタビューを経て作成しています。
実際に現場で働いている人と同じ知識をインプットできれば選考でも間違いなく役に立つでしょう！！
『広告の基本』(CyberAgent内定者)
この本では広告業界についての知識を網羅的に学ぶことができ、ざっくりとした広告業界のビジネスモデルや各代理店のポジションが理解できます。
文章もとても読みやすく、私は最後まで1日で読破してしまいました。
そもそも広告業界ってどこまで？
総合広告代理店って何？
各代理店の明確な違いがわからない
広告業界がどのように設けているかわからない
などの疑問がある方におすすめの書籍となっています。
マーケティングの基礎知識や基本的な思考法、フレームワークも紹介されているため、グループディスカッションや課題でも役に立つでしょう。
『手書きの戦略論』 (博報堂DYG 社員）
本書は、博報堂出身のプランナーである磯部氏が書いたビジネス戦略を考える際の基本的なフレームワークを手書きの図解で解説している書籍です。
これまでの広告の歴史を遡りながら「ポジショニング論」「ブランド論」「アカウントプランニング論」「ダイレクト論」「IMC論」「エンゲージメント論」「口コミ論」と７つの戦略について解説されています。
それぞれ事例を用いて解説されているので非常に頭に入ってきやすいです。
また広告の歴史についてざっくり知ることができるので、広告業界での頻出質問である
「好きな広告は何？」
「それはなぜ？」
と聞かれた時などにスムーズに答えることができます。
具体的な事例とともに戦略立案のプロセスが詳しく説明されており、読者は実際のビジネスシーンでどのように応用するかを学ぶことができます。
『戦略インサイト』 （電通G 社員)
『戦略インサイト』は、マーケティングと広告の分野での戦略立案の新たな視点を提供してくれる本です。著者の桶谷氏は、広告代理店での実務経験を活かし、具体的なインサイトの見つけ方や活用法を紹介しています。インサイトとは、顧客や市場の深層心理を理解するための洞察力のことを指し、これをうまく活用することで、より効果的な広告キャンペーンを展開することができます。本書は、実践的な例を多く取り入れながら、理論と実務を結びつけた内容になっています。
ただ後半はワークショップ中心の講義内容になっているので2冊セットで購入すると基礎的な内容＋実践的な内容でかなり深い知識を得ることができます。
『USJを劇的に変えたたった一つの考え方』 (CyberAgent 社員)
広告業界では誰もが知るレジェンドマーケターの森岡氏による『USJを劇的に変えたたった一つの考え方』は、消費者行動の背後にある心理を理解するための一冊です。
マーケティングとはどんなものか、広告に留まらない施策や顧客について理解し、それらを元にどのような戦略戦術を用いるか、誰をターゲットにするかなど、誰もが知るユニバーサルスタジオジャパンのマーケティング事例を用いて学習することができます。
『ポーター教授競争の戦略』 (電通G 社員)
戦略論の大家であるマイケル・ポーター教授の『競争の戦略』は、ビジネス戦略の基本から応用までを網羅した名著です。ポーター教授の5フォース分析や価値連鎖の概念は、広告代理店における競争優位性を築く上で不可欠なツールとなります。本書を通じて、業界の構造や競争環境を深く理解し、それに基づいた戦略を立てる力を養うことができます。
「広告に限らず成功するビジネスとはどんなものか？」
を知ることができます。広告代理店を目指す方だけでなく起業家を志す方にも、必読の一冊です。
まとめ
以上、広告代理店志望者におすすめの5冊の書籍を紹介しました。
まずは『広告の基本』を読みざっくりとした基礎知識を身につけましょう。
広告代理店就活をする上では必須の本と言えるでしょう。
また人気上位の代理店や課題がある企業に挑戦する場合はその他の書籍にも目を通すと良いでしょう。実際に私が読破した順番は『手書きの戦略論』で基本的な戦略フレームワークを学び、『戦略インサイト』でマーケティングの深層を探り、『USJを劇的に変えたたった一つの考え方』で消費者心理を理解し、『ポーター教授競争の戦略』で競争優位性の構築方法を学びました。
これらの本を読むことで広告業界での就活の成功への道が開けることでしょう！！
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