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【子育て日記】息子と意思疎通ができるようになって気がついたこと

1歳を過ぎた息子がいる。

息子はまだ言葉を話すことができないのだが、ここ最近で息子と意思疎通ができていると感じることが増えた。

例えば、「お出かけに行こうか」と声をかけると、洋服ダンスから靴下を持ってきて履かせてくれと主張してくる。

以前から伝わっているのかなと思うことはあったが、急に増えてきた気がする。

息子の様子を見ていて、意思疎通ができるようになるまでには、
①指差しで単語を憶え
②単語からものを連想できるようになり
③単語と単語のつながりが増えた
と言った段階があったように思う。

それぞれについて、思ったことを書きたい。

指差しで単語を覚える


指差しができるようになった頃から、色々なものを指差しては妻や私に単語を言わせる遊びをしている。

ただ、どんなものでも片っ端から聞くと言うわけではなくて、圧倒的に食べ物や乗り物が多い。

どれも息子が好きなものだ。

絵本の中の車を指差したり、
冷蔵庫を勝手に開けてトマトやオレンジを出してきたり、
洋服ダンスをひっくり返しては靴下やズボンやTシャツを持ってきたり。

その度に「車だよ。ぶーぶー走るね」とか、「トマトさん。お昼ご飯に食べようか?」といった言葉をかけていた気がする。

noteを書いていて思い出せるのは、似たような言葉をかけた回数が多いから。

きっと息子はお気に入りのものを何度も指差していたのだろう。

単語からものを連想できるようになる


その次に、単語からものを連想できるようになっていたように思う。

具体的には、絵本の中で出てきたイラストのトマトを見た息子が興奮して、冷蔵庫からトマトを持ってきたことがある。

トマトと言っても、「実物の赤くて丸い果物」「絵本の中のイラスト」「お皿に乗っている料理」では全く形が異なる。
また、火を通したトマトと生のトマトでは味も結構異なるし、トマトと似たもの(例えばリンゴ)もあるし、
指差しされるのが妻の時には違う言葉をかけていたはずだ。

改めて考えると、これらの条件の中で全てを同じ「トマト」であると認識できるのはすごいことと思う。

おそらく、指差しの会話で蓄積したデータが増えてきて、
「トマトとは、赤い果物で、生で食べるとジューシーで、冷蔵庫の1番下の段に入っているもの」という認識が息子の中でできたのだろう。

そうでないと、絵本のトマトと冷蔵庫のトマトが同じものであると判断できない。

単語と単語のつながりが増えた


息子と過ごす日は必ずと言っていいほど公園によく遊びに行く。
外出することを我が家では「お出かけ」と呼んでいる。

最近では、「お出かけしようか」と息子に言うと、靴下やズボンを持ってくるようになった。

夏ということもあって家の中では、下半身はオムツで過ごすことが多いのだが、お出かけでは走り回るのでズボンや靴下をしっかり履かせている。

なので、大好きなお出かけにすぐに行くために、ズボンや靴下をしっかり履いて今すぐ出発したいということを主張しているのだろうと思う。


この息子の行動も、私にとっては驚きである。

まず、靴下やズボンを持ってくるためには、それらの単語が指差しデータの中で認識されている必要がある。
「ズボンとは、下半身にはく洋服で、洋服ダンスの1番上の引き出しに入っている」みたいな認識である。

さらに、お出かけのときは靴下やズボンを履く、つまり「お出かけ」という単語と「靴下」「ズボン」の単語が関連のあるものとして認識されている必要がある。

つまり、単語がつながって認識されているのだ。

息子の成長がとても面白い


息子と意思疎通ができるようになるまでに、段階的にいくつかのステップがありそうだと書いてきた。

息子の頭の中でどんなことが起こっているのか私には想像もつかないが、これらの段階を進める上で息子の興味が重要な役割を果たしているようにも思う。

例えば、「トマトをたくさん食べたい」「お出かけはすぐに行きたい」といった、自分にとって好きなことを追求したいと言う気持ちである。

息子は車や電車といった乗り物も好きで、家の駐車場に並んでいる車を代わる代わる指差ししている。

今は全てが「車」として認識されていそうだが、そのうちホンダ車やトヨタ車、SUVなんて言い始めるのだろうか。

次にはどんな形で意思疎通ができるようになっていくのか、とても楽しみである。

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