大岡心優

可愛らしいアイコンだけど男だよ🌸

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最近の記事

1話 雨宮玲奈という女

2026年3月1日。 「皆さん、卒業おめでとうございます〜〜」校長が卒業生に向けて行う祝辞。小学生からこの学院に通っている私には聞き慣れているため、つい寝そうになってしまう。私以外にもそういう生徒は複数いるのではないだろうか。毎年、似たような言葉を並べて校長先生はこの日、全校生徒、来賓、保護者等の前で祝辞を話している。 だが例え言葉が似ていたとしても私達のことを思って言ってくれていることに変わりは無いと思う。そう思うと少し嬉しいと思った。 「校長先生、祝辞ありがとうござ

    • 孤高の月〜雨宮玲奈の推理日誌〜あらすじ

      フォトグラフィックメモリーという特別な瞳を持つ少女、雨宮玲奈。両親はなぜ彼女を置いて居なくなったのか。彼女の正体や目的はなんなのか。 1年生編では彼女の身に様々な問題が降りかかる! 果たして彼女は問題を解決することが出来るのだろうか!?

      • 56話 文化祭1日目②

        学校へ来た僕ともみじは急いで教室へ向かった。 「遅かったな!お前ら」僕達のことを待っていたクラスメイトたち。 「ごめん!準備に時間かかった」 「そっか!早く最終確認済ませるぞ!」 「おう!」 「時間あんま無いし、早く終わらせようぜ」 「ごめん!9時から、生徒会行かなきゃだから」 「そういえば相澤、、、いや、ともき!お前、生徒会だったな!」知らなかったかのように上村くんは言った。  「うん!そうだよ」 「なら、頑張って来い!準備は俺たちで頑張るから」 「うん!ありがとう!任せた

        • 55話 文化祭1日目①

          1週間はあっという間に過ぎ去り、文化祭当日の朝がやって来た。僕はもみじが来る前に転移魔法で領主様の家を訪れることにした。理由は魔法が使えるようになったのに女の子にならないことだ。僕は屋敷の前に転移するとそこには使用人らしき人の姿があった。 「あなた様は、アイザワ様ですか?」 「はい!僕がアイザワです!領主様に会いたいのですが」 「かしこまりました。少々お待ちください」10分程待っていると懐かしい顔が出てきた。 「久しぶりね。アイザワ殿」 「久しぶりですね。領主様」 「それで、

        1話 雨宮玲奈という女

          54話 束の間の休息

          「おつかれ!もみじ」 「ともき!おつかれ」 「帰ろっか!」僕ともみじは今日、一緒に帰る約束をしていた。 「うん!」明るく返事をするもみじ。 「相澤くんに椎名さんじゃない!どうしたの?」 「尾子先生こそ、どうされたんですか?」 「聞いたわよ!相澤くん。今日の校内見学の時、迷ってた子を助けたんですって?」 「そうですね」 「やるじゃない!だいたいの人は関わりたくないと思って見過ごしたりするのに」 「困っていそうだったので助けただけですよ」 「そうね。偉いわ」 「それで、何か他に用

          54話 束の間の休息

          53話 学校見学

          「皆さん、おはようございます!」教師が教室に来る前に席に着いていて欲しいと思う狭山。 「おはようございます!先生」 「ホームルームを始めます!日直、号令!」 「起立!例!おはようございます」日直の生徒が元気良く号令を掛ける。 「おはよう。それでは連絡を始めます。本日は午後から暁中学の生徒が見学に来ます。廊下ですれ違ったら挨拶するように」 「は〜い!」時間はあっという間に過ぎてお昼休みになり、売店に向かう途中で僕は2人の少女と出会った。 「君たち、何か困ってるの?」もしかしたら

          53話 学校見学

          52話 信じていたもの

          「統一神様、お客様がお見えでございます」 「お!誰が来たんじゃ?」 「アイザワ様という方です」 「通せ!」 「かしこまりました」 「どうぞ!お入りください」メイドの指示に従った僕は統一神アルラの部屋へ行った。 「おぉ!待っておった、、てか、お主誰じゃ?」 「僕だよ!アイザワだよ」 「本当にともきかえ?」 「そうだよ。訳あって今は性別が反転してるんだ」 「そうじゃったか」 「それで、統一神様に聞きたいことがあって来たんだけど、どうすれば元に戻るかな?」 「そんなのは簡単じゃよ」

          52話 信じていたもの

          51話 性別反転

          翌朝、目が覚めると男に戻っていた。 「どうなってるんだよ僕の身体」昨日寝る前までは確かに女体だったのに朝起きてからは元の体に戻っている。 「こりゃ、領主様に聞かないとな」そういう訳で僕は領主様のところへ向かった。 「あの、ニーナ!領主様に会いたいんだけどいいかな?」 「どのようなご用件でしょう?」 「僕の身体のことです」 「分かりました。ちょうど領主様がギルドにいらしているのでこのままギルマスの部屋に進んでください」 「分かりました」ニーナの指示に従いギルマスの部屋に来た僕。

          51話 性別反転

          50話 久々の日常

          「ともき!おはよう。久しぶりだな」 「久しぶり!れん」 「なぁ、異世界言ってたんだろ?何か分かったか?」 「あぁ、少しはね」僕はれんに異世界で起きたことを話した。 「なるほど、飛んでた人間ってのは魔族か竜族か精霊ってことか?」 「そういうことだと思う」れんと話をしていると担任の狭山先生が来た。 「相澤くん久しぶりね。1週間休んで何してたの?」 「すみません。先生」 「まったく、後で職員室に来なさい!」 「はい!」 「それじゃあ、授業を始めます」 「久しぶりだな」 「ねぇ、とも

          50話 久々の日常

          49話 いざ!ダンジョンへ

          「おい、あんた」 「なんですか?ライアンさん」宿の部屋で寝ていると宿の従業員に起こされ目が覚めた。 「あんた、今日は早くからダンジョンへ行くって言ってただろ!今、午前8時だよ!時間大丈夫かい?」 「え?」やばい、寝坊してしまった。 「ほら、言わんこっちゃない。朝食の準備出来てるから早く食べて出発しな!」 「はい!」朝食を済ませた僕はダンジョンへ向けて町を出発した。 「ここがダンジョンの入口か。町を出てから20分と行ったところだな」 「さて、遅れてるからさっさとクリアするか」こ

          49話 いざ!ダンジョンへ

          48話 領主様との対面

          「おはよう、ともき!今朝のニュース見たか?」 「おはよう、れん。今朝は寝坊してニュース見てる暇なかったんだよね!何かあったの?」れんは今朝のニュースの速報を話してくれた。 「つまり、空を飛んでる人がいたってこと?」 「人かどうかはわかんないけどそういうことだ!怖いだろ」 「確かに、怖いね」学校が終わったら異世界に行って情報収集してみるか。  「ともき、今日一緒に帰らない?」 「ごめんね。今日は大事な用事があるんだ」「私に言えないようなことなの?」 「言えるけど、場所がね」 「

          48話 領主様との対面

          概要

          僕の名前は相澤智樹。どこにでもいるような普通の男子高校生。それが僕だ。そんな僕がある日、隣のクラスにいる天使様こと椎名紅葉がクラスメイトの男子に告白されるところを目撃してしまった。誰にでも優しく思いやりがあるが、ファンに付きまとわれたりして困っている椎名さんを助けたことにより始まった僕と椎名さんの関係の行く末は?そして彼女にはどんな過去があるのか。異世界やら未来人やら新しく出来る友達との楽しい日々など椎名紅葉と出会ったことにより変わり始める僕の日常。僕が今まで知らなかった事実

          47話 ダブルデート

          「そうね。早く登校の準備しないと遅刻しちゃうし」 「僕が朝ご飯作るよ!」 「ありがとう!なら私は先に着替えてるね」 「分かった」10分後。 「もうご飯の用意出来たの?」 「昨日の残り物がほとんどだよ」 「まぁ、いっか!いただきます」 「召し上がれ!」 「やっぱりともきの料理は美味しいな」 「ありがとう!今度一緒に作ろうね」 「楽しみにしてる」 「そういえば、今日から駅の商業エリアが新しくなるんだけど良かったら一緒に行かない?」 「行きましょ!」こうして僕たちは放課後デートする

          47話 ダブルデート

          46話 ベットの中で

          そうね。早く登校の準備しないと遅刻しちゃうし」 「僕が朝ご飯作るよ!」 「ありがとう!なら私は先に着替えてるね」 「分かった」10分後。 「もうご飯の用意出来たの?」 「昨日の残り物がほとんどだよ」 「まぁ、いっか!いただきます」 「召し上がれ!」 「やっぱりともきの料理は美味しいな」 「もみじ、起きてる?」9月30日午前6時。 「起きてるよ!ともきはいつ起きたの?」 「1時間くらい前かな」 「まだ起きたくないよね」 「起きたくないね」 「実は、聞きたいことあったんだけどい

          46話 ベットの中で

          45話 入れ替わり

          「もみじ、ただいま」 「どうしたの?はるな。私のこと呼び捨てで呼ぶなんて珍しい」 「あ!お姉ちゃん、ただいま」いつもの癖でついもみじと呼んでしまった。 「おかえりなさい」 「腹減ったよ!」 「ねぇ、ホントに今日いつもと様子違うけど何かあったの?」 「何も無いよ!」 「そう?」 「うん!ホントだよ」今度はるなにもみじとどんなこと話してるか聞いておかないとな。 「何も無いならいいんだけど」 「ご飯、出来てる?」 「出来てるわよ!」私は調理済みの料理をいくつかテーブルに持ってきた。

          45話 入れ替わり

          44話 禁断の恋

          高尾くんと狭山先生が付き合い初めて1週間が経った頃、全校集会の開催が決まった。 「明日は朝から全校集会があります。遅刻しないように!」ホームルームで先生は連絡事項を言い終えると授業を始めた。 「いやぁ、1日終わるのはあっという間だな」そう思いながら帰宅の準備をしていると高尾から話しかけられた。 「相澤くん、昨日はありがとう」 「僕、何かお礼言われるようなことしたかな?」お礼を言われる心当たりが無かったので聞いてみることにした。 「昨日、拍手してくれたでしょ」 「あぁ、そのこと

          44話 禁断の恋