55話 文化祭1日目①
1週間はあっという間に過ぎ去り、文化祭当日の朝がやって来た。僕はもみじが来る前に転移魔法で領主様の家を訪れることにした。理由は魔法が使えるようになったのに女の子にならないことだ。僕は屋敷の前に転移するとそこには使用人らしき人の姿があった。
「あなた様は、アイザワ様ですか?」
「はい!僕がアイザワです!領主様に会いたいのですが」
「かしこまりました。少々お待ちください」10分程待っていると懐かしい顔が出てきた。
「久しぶりね。アイザワ殿」
「久しぶりですね。領主様」
「それで、