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【小説の料理】いとしいたべもの/森下典子著@ポテトサラダ・サンドイッチ

《ポテトサラダは、食パンに挟まるとなぜか一層美味しさが増す。私はその日のポテトサラダ・サンドイッチほど美味しいサンドイッチを、その後も食べたことがない。》

食品加工機械を作る株式会社カジワラさんのホームページで連載された、森下典子さんのエッセイ集です。

桃屋のご飯ですよ、サッポロ一番味噌ラーメン、ハウスバーモントカレーなど、昭和のCMとともに思い出す懐かしい味が、森下さん流のユーモア溢れる表現で描かれています。

カジワラさんのホームぺージの連載は現在は停止していますが、バックナンバーは読めます。可愛くてほのぼのする、森下さんのイラストも同時に楽しめます。

今日作ってみたのは、森下さんが七歳の時にお母さんと作った思い出のポテトサラダサンドイッチ。じゃがいものコロコロ感を残して、りんごを入れるのがポイント。

じゃがいもは皮付きのまま、かぶるくらいの水で蓋をして茹でます。水が減ってきたらその都度足して、蒸すように中火で茹でる。
ハム4枚、人参、りんご、玉ねぎスライス、きゅうり
きゅうりと玉ねぎはふたつまみの塩をまぶしておく。
割れてしまうのでいきなり揉まないで、しんなりしてから軽く揉む。軽く水で流してよく絞る。
りんごはごく薄くスライスしたほうが、存在感が出すぎず、全体的に馴染みやすい。軽くマヨネーズをからめておくと変色を防げます。スライサーが便利。
人参はいちょう切りにして、
ひたひたの水に塩をひとつまみ加え茹でる。
皮にヒビが入ったら、そろそろ茹で上がりのサイン。竹串でスッと刺されば皮をむいて、じゃがいもの食感が少し残るくらいに潰す。

 塩、コショウ、マヨネーズはお好みで、味見をしながら調整
パンにバターを塗り、ポテサラはお好きなだけ
のせちゃいましょう

ふんわり香るバターと、りんごのシャキシャキした食感が癖になりそう。

昔、給食で食べたような、懐かしい味でした。

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