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大学3年生 やりたいことが見つからない話

この4月から大学3年生になった。

この間入学したばかりだと思っていたのに不思議な気持ちだ。

大学3年生という時期は、分岐点だと感じる。
インターンや説明会などに行き就活の準備を始める人もいれば、院に行くと決め就活関連のことは何もしない人もいる。

自分は後者な訳だが、このままでいいのかな と感じるときが多々ある。
別にやりたい研究がある訳でもないし、自主的に取り組まなくてはいけない環境は苦手だ。
かと言ってやりたい仕事もなければ働きたいとも思っていない。

「やりたいこと」がある人を心底羨ましく感じる。前々から思っていたが最近よりいっそう羨ましく感じる。看護師になるために看護学部に行く人、教師になるために教育学部に行く人、保育士になるために保育の専門学校に行く人、美容師やネイルアーティストになるために美容の専門学校に行く人、工学部なかでも、やりたい研究があって行きたい研究室がある人、つきたい業種が決まっている人。

羨ましい。

そんなことをいうと「あなたはまだ職業を多く知らないだけだから調べなさい」とか「趣味とか好きなことからやりたい仕事を考えるといいよ」とか「できないと思わないで現実的でなくてもいいから考えてみたら」とか言われたりする。
そんなアドバイスは聞き飽きた。
それなりに職業だって調べたし趣味なんてない。自分がどんなに優れた人間だったとしてどんな職につけるといわれてもつきたい職業はない。

ずっとない。
将来の夢 なんて子供の頃はだいたいあるものだ。パイロットとかケーキ屋さんとか。
私にはずっと夢がない。小学生の頃はみんなに合わせて学校の先生になりたいなんて言っていたが本心じゃなかった。

なりたいものがない。
未来に希望を持てない。
未来を楽しみにできない。

中学に入学するときも、高校に入学するときも、大学に入学するときも、楽しみに思えなかった。今のままならいいのに、って。
中学生になったら部活が始まるから楽しみ とか 高校生は制服が可愛いし電車通学できるから楽しみ とか 大学は自由で髪色も染めれるしひとり暮らしもできるから楽しみ とか。
そんなふうに未来を語る同級生が羨ましかった。
それらがひとつも楽しみに思えなかった。

実際将来やりたいことがしっかり決まっている人なんてそんなにいないよ とかも言われたりするが、周りを見ているとそんなことないように感じてしまう。目標がある人達ばかり見えてしまう。

羨ましい。けどどうすればいいのか分からない。
このままやりたいことも無いまま適当な仕事について人生を終えるのかなぁ。

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