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18歳で90代の声帯?声帯萎縮ってなに?

おはこんにちばんは!
のんです。

前回の記事はこちら

今日は私が10年ほど頭を抱えてきた、
「声帯萎縮」についてお話しさせていただきますね。

なかなか聞いたことがないワードかと思いますが
実はあなたにも密接に関わってるお話です。

小学生以下の私の言語力を補足するべく、
図もご用意しました。

お気軽に覗いてみてください☕

.

「声帯萎縮」とは、喉仏のちょうど中あたりにある、
声帯の筋肉や粘膜が痩せて、細くなっている状態をいいます。

喉仏に手を当てて感じ取ってみてください。

人は、呼吸時に声帯が開き発声をする際に
声帯が閉じる
仕組みとなっていて、
正常に開閉することで、声を綺麗に出すことができます。

けれど、声帯が萎縮している私の場合、
発声をするときに声帯が閉じ切らず、
隙間ができてしまう
ことで、声が震えたり、
かすれたり、弱々しくなってしまうのです。

はい。呼吸は誰もが生きるために、
当たり前のようにやっていることです。

私も呼吸は普通にできますし、
発声もできます。

けれど、発声がきれいに出ないことで、
精神的負担が伴ったり、違和感が生じたり、
人と同じようで孤独を感じてしまうこともあるです。
(私はこれを、「見えない障害」とも呼んでいます。)

それから、声帯萎縮は前述したように、
声が出しづらいだけではありません。

誤嚥(※1)しやすくなり、肺炎や死とも、
密接に関わっている侮れないものです。

(※1 ゴエン-食物などが、なんらかの理由で、
誤って喉頭と気管に入ってしまう状態)

.

声帯が萎縮する主な原因としては、
加齢があげられるそうですが、
診断を得た当時26歳だった私は

「まだ若いはずなのに…」

と首を傾げ、

女性よりも男性の方が、
加齢に伴い声帯萎縮になる可能性が高い

との情報もありましたが、

「私は女性だよな...」

と再び首を傾げました。

他にも、声の不使用、声の使用の減少
急激な体重の減少、声帯を支配する神経の麻痺
ホルモンの影響
など

さまざまな原因で、
声帯萎縮になり得るとの情報がありましたが、
どれも腑に落ちませんでした。

唯一、「声の不使用」「声の使用の減少」が
思い当たる要因でしたが、家族や友人とも
毎日言葉を交わしていたこともあって、
萎縮するほどの要因なのかは特定できていません。

生まれつきの症状でもないことから、
本質的な要因は、長年にわたる
習慣や環境に隠されているようにも感じています。
(本が一冊書けてしまうレベルなので、ここでは割愛。)


また、現状ネットやメディアで
声帯萎縮症を語る当事者の方は、
私が知る限り他にいません。

調べてもネット検索で引っかかるものは
病院や医療従事者の方の投稿。

そのため、私は未だ同じ声帯萎縮症の方に
直接出会ったことがないのです。

厳密に言うと、
デイサービスへボランティアに行く機会があるのですが、
「あ、この人声帯萎縮してそうだな。」と
感じる瞬間はあります。

けれど、同じような近しい年代の人で、
声帯萎縮症と診断を得た方には
お会いしたことはありません。

社会的にも
声帯萎縮症の認知度はまだまだ低いため、
今回はじめて知ったという方も
少なくないことでしょう。

なんせ、私自身「声帯萎縮症」と診断を得たのは、
私が声に悩みはじめた18歳の頃から
9年目のこと…

診断を得る前は特に孤独の世界で
過ごしていました。

どんだけ時間かかっとんじゃ!!!
と一発雲にでも殴り掛かりたい気持ちもありますが
過去を後悔すればするほど悲しくなるだけなので
そんなことも今はしません。

あ、雲をセレクトしたのは、
もちろん痛くなさそうだからです。
いや…でも、雷に触れたら痛いかも…
(心の声よ。be quiet。)

10年もの間、人に打ち明けられずに
孤独に戦ってきたこともあって
心の声が暴れだすほど声帯萎縮については
ついつい熱く語ってしまいます…

同じように
近くの病院でも診断が得られず
悩んでいる人がどこかにいるかもしれないと考えると

社会に私のことを伝えることも
一つの使命かもしれない。と感じ、
現在は書籍作成にも試んだりしています。

これまで自分は社会に対して何も与えられない。
障害がある以上、ごく普通を装るしかない…
なんて被害者意識も持ち合わせていましたが

声帯萎縮は、私で食い止める!
そんな想いでもおります。



よくわからないけれど、熱量は感じた!
不自由なく声が使えることに感謝しよう!
声に違和感があるだけで違う世界が見えるもんなのか!
と興味を抱いてくださるだけでも、
私は嬉しく思います。


何か気付きが得られた!今後も楽しみにしてる!
といった方は、是非「いいね」してくださると
とても励みになります。



次回は、「声帯萎縮の日常」について、
具体的なエピソードを
お伝えしようかなと思います。



最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました!



今日も
素敵な一日になりますように☀
お疲れ様でした☾



のん





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