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子供が「習い事を辞めたい!」と言ってきたら【わが家の継続法】

「習い事を辞めたい」と子どもが言うことってありますよね?

もちろんわが家も例外ではありません。
それをそのまま受け入れるのか否か、とても悩みました。

でもその習い事、続けて1年になります。しかも楽しい様子♪

わが家が「習い事を辞めたい」問題をどのように乗り切ったか、ご紹介していきます。

【習い事を始める】

◆習い事をさせる理由

~2020年4月頃~
娘が3歳頃になると周囲から「習い事」という言葉が出始めました。

「習い事はやってる?」「何を習っているの?」と。

その時、うちは習わせてはいなかったのですが、いずれやらせたいなと”ぼんやり”考えていました

と言うのも、私自身、幼少期にいくつかの習い事を経験しています。
ピアノ・水泳・硬筆・毛筆・クラシックバレエ・英語・学習塾など。

どれも「新しい環境に飛び込むワクワク感」や「学校以外にも友達ができる楽しさ」、「新しいことがどんどんできるようになる達成感」など、多くのコトを学びました。

そこで重い腰を上げて、真剣に娘の習い事について考えるようになったのですが、時を同じくして新型コロナウイルスが蔓延。

それから、あっという間に1年が過ぎ去りました。

◆習い事は何にする?

~2021年4月頃~
ネットで「習い事ランキング」なんて検索したら、女の子部門:第一位は”ピアノ”です。

ピアノが弾けるようになる、ならない、は置いておいて、「音楽は楽しい♪」という気持ちが育ってほしいと思い、まずは習い事の入り口をピアノに設定。

娘自身が「習いたい」と言うかどうかが、”鍵”となりました。

◆選んだのは?

まずはピアノ教室の体験を予約。
娘にも聞いてみると「行きたい!」ということだったのでホッとしました。

娘は当時4歳。
ひとりで集中して座ると言うコトがまだ数分しかできなかったので、”集団クラス”を選びました

そのクラスでは、ピアノだけでなく、タンバリンなどの打楽器も出てきます。起立して歌う場面もあり、立ったり座ったり大忙しなので、集中力が短い娘には、合うと思ったのです。

あっという間に、60分間の体験レッスンが終了。
娘に感想を聞くと「やりたい!」ということだったので、気が変わらないうちにお申込みしました。
ちょうどクラスの開校特典で、入学金が半額でした!(ラッキー☆)

【習い事が嫌になる】

◆突然の「辞める」宣言

~2021年5月頃~
習い始めて1ヶ月が経とうとした頃、娘が急に「辞めたい!」と言い始めました。

あんなに楽しく通っていたのになぜだろう?
不思議に思った私は、レッスンの様子を注意深く見てみることにしました。

そこで気がついたことがあります。

周りのお友達がどんどん上達しているのです
いつも練習課題が出るのですが、翌週にはみんな弾けるようになっています。(当たり前かもしれませんが、家でたくさん練習してきているのでしょう。)

でもわが娘は弾けませんひとりだけ

「周りのお友達と親御さん」、「娘と私」のピアノに対する熱量が違うのです。

私は、”音楽は楽しい♪”と娘に思ってもらえたら良いスタンスです。
でもきっと周りは、「子どもがピアノをどんどん上手に弾けるようになる」ことを目標にしていたのでしょう。(ピアノ教室に通っているのだから当たり前ではありますが。)

うーん…。

うちの娘はあまり練習をやりたがらないし、私自身も無理にやらせたくないのです。なぜなら私が幼少期に、練習がとにかくやりたくなさすぎて、ピアノ自体を弾きたくなくなったからです。

とにかく悩みました。

◆この先どうしようか

要するに、せっかく娘がやる気を持って通い始めたのに、周りのレベルと合わず苦しんでいるようでした

本人はうまく言葉に表現できていませんでしたが、ピアノ自体が嫌いと言うわけではなさそうなのです。

私は、自分の親にも相談。
集団ではなく、個人レッスンにすると発想を変えました。

【習い事が好きになる】

◆習い事の形は一つではない

そのピアノ教室の受付の方に、「娘が周りのお子さんとレベルが合わず辞めたいと言っている」ことを正直に話しました。

でもピアノを嫌いにはなってほしくないので、「彼女のペースで教えてくれる先生はいませんか?」と相談。

幸いなことに、個人レッスンの先生を紹介してもらえました。しかもこちらの予定と合う曜日・時間で。さっそく体験レッスンをお願いしました。

◆新しいレッスンへ

その先生はとにかく優しく、娘ができたことに対して、小さなことでも褒めてテンションを上げながら進めてくれました

レッスン時間が60分から、30分に短くなったのも、あまり集中力のない娘にはちょうど良く感じました。

終了後に娘とも相談した上で、レッスンの変更手続きを行いました。同じピアノ教室内なので入学金はそのままでしたが、教材はイチから買い直したのは、大きな出費でした。

集団レッスンでは、1ヶ月弱で1フレーズも満足に弾けるようにならなかった娘。

それが個人レッスンに変更してからはどうでしょう。

短い曲ではありますが、2~3週間で1曲完成するペースで、次々に弾けるようになっていきました
さらに、”弾く”ということだけではなく、リズムの練習も重ねていきました。

リズムを刻めるようになると楽しい。
音符を読めるようになると楽しい。
曲が弾けるようになるともっと楽しい。

好循環のようでした。

◆練習する環境

~2022年1月頃~
集団レッスンのときは、あまりにも自宅で練習をしない娘でしたが、個人レッスンに変わってからと言うモノ、毎日ではありませんが、練習する日も出てきました

それまでは、小ぶりの電子ピアノ、ほとんどおもちゃのようなピアノだったので、一念発起!娘が、きちんと座って弾ける電子ピアノを購入しました。

やはり弾ける環境があると大きいようで新しい電子ピアノが、わが家に来てからと言うモノ、1ヶ月間は毎日練習していました。

でも2ヶ月が過ぎた頃から、雲行きが怪しくなります。
徐々に蓋を開かなくなり、ホコリをかぶり始めるように…。

なんで!!?(笑)

もったいないので、たまに私が弾いています。

◆習い事が好きになる

そして今月。習い始めて1年が経ちました

あの時、娘の言葉通りに受け取って、辞めさせなくて良かったと心から思います。

それは本人が楽しんで通っているからです。
「ピアノが好き」「先生が好き」と言いながら。

【弾けるようになった12曲】
一番星
月の光に
げんこつ山のたぬきさん
アルプスいちまんじゃく
キラキラ星
ゆかいな牧場
ビッグ・ベンの鐘
バケツのあな
ふしぎなポケット
こぎつね
とんぼのメガネ
赤い川の谷間

集団クラスでは、”ド”の音さえ分からなかった娘が、ドレミファソラシドと音符を読み、両手で弾いています。
同時に弾くのはまだですが、右手で弾いたら次は左手でというように。

【終わりに】

習い事は始める前に、親が「どの程度を目指すか」を考えておくことが大切だと思います。

うちは、プロのピアニストになるわけではないのだから、「音楽って楽しいと思ってもらえたらそれで良い」と決めていました。

なので、特に自宅で練習していなくても本人が良いのであれば、と放っておいています。
いずれ、それではマズイと思うようになれば、自ら練習をすることもあるかもしれません。ないかもしれないけれど。

今後、小さな発表会をするような話も出ています。(コロナの状況もあるのでまだ分かりませんが。)

舞台に立ってみると、きっと景色が変わって見えて、もっともっと上手になりたいと思うのか、それとも充分うまくできたと思うのか、分かりません。
その時、何を思うかが楽しみです(^^)

今のところ、「小学生になっても中学生になってもずっとピアノを続ける」と言っているので、娘のペースで進んでもらいたいと思っています。

娘の人生は娘のモノ

そっとサポートしていけるような親になりたいです。

↓コメント欄、募集テーマ↓
お子さんの習い事は何ですか。
辞めたいと言ったことはありますか。
その他、ご感想をお待ちしております(^^)/

最後までご覧いただきありがとうございます。
Have a good day!
ではまた明日♪

▽ピアノの習い事に関する記事は、コチラ▽


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