ネット上で見つけた記事をご紹介します。 トラウマが奪う人生の選択権 ~人生の「選択権」を取り戻す~ | 心理カウンセラー寝子の寝言 (psychologist-neco.com) この記事を読んだのは、数ヶ月前なのですが、とても良い記事だなと思ってお気に入りに入れていて、最近読み返して、改めてとても共感したので、ご紹介します。 ***(以下は個人的な内容です)*** 私は最近、自宅のトイレのリフォームをしました。数年前からトイレの機能の一部が壊れていて、そのまま使うこ
トラウマ療法として、ソマティック・エクスペリエンシング(SE)のセラピーを受けた中で、「完了」というのを何度かやったことがあります。これは自分ひとりでもできる方法なので、どんなことを意識しながら行えば良いかも含めて、ご紹介したいと思います。 これは以前書いた「トラウマ治療:ソマティック・エクスペリエンシング(SE)体験⑤ さまざまなリソース」で、「ミッシング リソース」に該当します。 ソマティック・エクスペリエンシング(SE)のセラピーで行われる「完了」の手順を説明します
最近、ある有料サイトで、ソマティック・エクスペリエンシング(SE)のセラピストによる、実際のセラピーを視聴する機会がありました。 そのセラピストの熱意や技量に、私はとても感心したのですが、視聴しながら(私がいつも考えていること)もしも自分一人でやるとしたら、どんなことならできるかな?どんなことを取り入れていけるかな?ということを考えました。 まず感じたのは、セラピストがクライアントの身体にとても敬意を払っているということでした。身体に何かの反応があったときに(クライアント
最近、よく売れている本だそうで、Amazonでおすすめとして表示されたので読んでみました。情報がわかりやすく整理されていて、読みやすい本だと思ったので、ご紹介します。紙の本ではなく、kindleで読めます。 著者の方は、元々ご自身も複雑性トラウマのことで悩んだ経験があり、現在は、カウンセラーをされているそうです。 箇条書きで、内容の一部をご紹介します。 複雑性PTSDの定義は、2019年にWHO(国連の世界保健機関)が承認、2022年に正式発行。 トラウマ的な出来事を
以下2つの動画でジェニーナ・フィッシャーが話している内容を紹介します。とても分かりやすく、大切な話だと思うので。 Dr. Janina Fisher: Recognizing Trauma Dr. Janina Fisher: Recognizing Trauma - YouTube 「死んでしまいたいと思ったり、眠りについてもう二度と目覚めなくていいと思うとき、また、アルコールを飲みすぎたり、ギャンブルをやりすぎたり、何等かの依存行動を続けているとき、自分では良くないこ
先日の動画に関連して、身体に働きかけるトラウマセラピーのひとつ、センサリーモーター・サイコセラピー(Sensorimotor Psychotherapy(SP))の創始者、パット・オグデン(Pat Ogden)によるセラピーのひとつの技法を解説した動画を紹介します。 いくつか大事なポイントが含まれていると思うし、またこれは、少し難しいかもしれないけれど、自分一人でもできることだと思うので、どのようなことに意識していけば、自分でも行えるか、ということを考えながら書いてみたいと
既に皆さんご存じかもしれませんが、私がとても良いなと感じたお二人のカウンセラー/セラピストをご紹介します。 お二人とも、日本人のトラウマ専門のセラピスト/カウンセラーで、動画等を発信しています。 山口修喜(のぶき)さん オフィスPomu https://pomupomu.info/ 服部信子さん 【心理士トーク】by 服部信子 https://www.youtube.com/channel/UCqZLtvRalUOmEygPO0zCr3w https://drnobuk
パット・オグデン, ケクニ・ミントン, クレア・ペイン著『トラウマと身体 センサリーモーター・サイコセラピー(SP)の理論と実際』 べッセル・ヴァン・デア・コーク(『身体はトラウマを記録する』著者)による「はしがき」より以下抜粋 べッセル・ヴァン・デア・コーク(『身体はトラウマを記録する』著者)による「はしがき」に、とても重要なことが書かれていると感じたので、長くなりましたが、ご紹介しました。
短い動画ですが、具体的でわかりやすく、示唆に富んでいると感じたので、紹介します。 パット・オグデン(Pat Ogden)博士は、身体に働きかけるトラウマセラピーのひとつ、センサリーモーター・サイコセラピー(Sensorimotor Psychotherapy(SP))の創始者です。 『身体はトラウマを記録する』の著者べッセル・ヴァン・デア・コークが、トラウマ治療において身体に働きかける具体的な方法を模索していたときに、パット・オグデンのセラピーを知り、その手法を認めたこと
ソマティックエクスペリエンスのセラピーで、最近の出来事や感じたことを話しているときに、やはり時々、喉がつまるような感じがあって、先生と、その喉が詰まる感じ、時に声がでなくなる感じに注目してみました。 先生から「喉がつまる時、声が出なくなる時は、どんな感じですか?」と聞かれたので、「話が佳境に入ってくるときに、だんだん喉の周囲から狭まってくるような感じがして、喉が締めつけられるような感じ」と答えました。 先生から「アルファベットのVの音で、なるべく低い声で、なるべく長く、ヴ
ソマティック エクスペリエンス(SE)のセラピーも、そろそろ合計50回近くになるのですが、日常生活で起こる足の震えは限定的になってきたものの、セラピーを受けている時は、足の震えや、声が出なくなるという状況が度々起こります。そして、声が出なくなる話題は、以前よりも広がっているような気がしました。(以前、声が出なくなった話題は限られていたのに、今は色々な話題で声が出なくなる感じ) 以前書いたように(体験⑧)、体の中で大丈夫な部分を探してそこに意識を向けると、足の震えが一時的に止
SEのセラピーを受けていたときに、自分が話しながら、無意識に、手の指をこするような動作を続けていたり、足の先を少し動かしながら話したり、ということがありました。自分が意識してそういう動作をしているわけではないし、普段からそういう癖があるというのでもないけれど、皆さんも、普段、じっとしているような時に、無意識に身体が何かの動作をしている、ということがあると思います。 そういう時、セラピストから「ゆっくりやって!ゆっくりやって!その動作をもっとゆっくりやってください!」とよく言
(動画の概要) 人間は、動物と同じ生存メカニズムの脳・神経系システムを持っているが、事故・医療処置・虐待・ネグレクト・戦争といった様々なトラウマ体験に対して、動物が、人間と同じようなトラウマ症状をもっていたら、生き延びることができない。 動物行動学の研究によって、動物は、殺されそうになると凍りつき、敵がいなくなると逃げ出すことが分かった。チーターに追われた鹿は、チーターに殺されたように見えたが、実は「死んだふり」をしていて、チーターが離れたすきに、鹿は起き上がって逃げ出す。猫
SEのセラピーではよくあることなのですが、トラウマ的な体験を話しているときに、その話が“佳境に入ってきた”というようなところで、突然、「はい、ちょっと話すのをやめて、今あなたの身体はどうなっていますか?」とセラピストから問いかけられます。話を止めるタイミングやその頻度は、セラピストによって異なりますが、これは通常のカウンセリングではあり得ないことなので、最初は驚いたし、正直、戸惑いました。 セラピーを受ける日の状態によって、私はどうしても話したい、という時もあったし、それほ
トラウマ治療の第一人者である、ジェニーナ・フィッシャー博士の話 (ジェニーナ・フィッシャーは、『サバイバーとセラピストのためのトラウマ変容ワークブック』『トラウマによる解離からの回復』の著者) 最も困難な苦しみから何か良いことが起こる、と信じることが希望になる。 長年の苦しみに意味があると信じることは、とても大切なこと。 1990年代、トラウマ治療のパイオニアである、ベッセル・ヴァン・デア・コークのクリニックで働いた当時について 1994年、ベッセル・ヴァン・デア・コ
セラピーで、とりとめなく、日常で気になった出来事や、悲しい気持ちになったこと、夜に見た夢とそれに対する自分の考えなどをひとしきり話すと、SEの先生は、やはり私が体について話したことに注目しました。 -足の震えが止まらない、おさまる時もあるが、毎日のように震えがおこる -先生に話しながら、声が出なくなることがあった 震えはトラウマのエネルギー解放だからと、私は震えがあったときには、それが起これば起こるほど楽になると思って、震えをできるだけ止めないようにしていました。ですが先