居場所が複数あると思えることは幸せかもしれない
長編だけど一気に読んでしまいました。
辻村深月さんの「かがみの孤城」。
ファンタジーになるんでしょうが、フワフワしたところがありません。ズンと重たい。
苦しいシーンが続きます。
でも、やめられない、止まらない。
約7時間、ノンストップでした。
通常は勉強していても私の集中力は20分が限界です。これだけの長時間を飽きることなく没頭するのは、自力では絶対にムリ。
すべて辻村さんの文章の力によるものです。
やさしい言葉で心の複雑な動きを表現され尽くされている文章。なおかつ、しっかり