WillMap株式会社

組織開発コンサルティングの会社です。 社名には、組織も人にも意思“will”が眠ってい…

WillMap株式会社

組織開発コンサルティングの会社です。 社名には、組織も人にも意思“will”が眠っていて、それに明確にするお手伝いとその先にあるゴールまでの“map”を一緒にデザインしましょう、という意味が込められております。 https://willmap.co.jp/

マガジン

  • オンライン無料セミナー

    当社は組織開発に関するセミナーを定期的に開催しております。ご関心のあるテーマのセミナーがありましたら是非ご参加ください。

  • 組織サーベイ関連コラム

    組織サーベイを効果的に運用できている会社は多くありません。こちらのマガジンでは、組織サーベイを運用する上で知っておくべきことをいくつかのコラムとしてまとめております。

  • 組織開発・人事担当者向けマガジン

    CHROから人事初任者までに読んでいただけるコラムです。

  • 採用関連コラム

    これまでのコンサル経験から、成功する採用についてポイントを纏めました。主に、「選考」「アトラクト」「組織開発との連動」をテーマに書いて参ります。

  • 経営層向けマガジン

    経営層が知っておくべき組織開発についてのコラムです。

最近の記事

組織サーベイは結果が出た後のフィードバックが勝負!~企業内ファシリテーターに必要なこと~

「で、この結果を社員にどう伝えるの?」 役員会で組織サーベイの結果を報告した後、担当者は役員からよくこういった質問を投げかけられます。多くの会社で「調査結果を全社員向けにメールで流して終わり」というパターンが多いようですが、それでは折角のデータが効果的に活用されているとは言えません。 サーベイ結果を、回答者と共有し、結果に基づいて改善点や行動計画を話し合っていくことをサーベイフィードバックといいますが、本来は、企業内ファシリテーターが部署毎に丁寧にサーベイフィードバックを行

    • 新卒離職率3割超を改善する鍵がここにある!~理念共感型イベントの可能性~

      「柿沼だけ人事課な」 新入社員研修終了後の配属発表のとき、当時の人事部長から言われた言葉です。入社した会社は半導体商社だったので、てっきり営業配属だと思っていたのですが、蓋を開けたら私だけ人事課配属。半導体やそれが組み込まれるエレクトロニクス製品に興味を持ち入社したのに製品には一切かかわることのない人事となり、気持ちの整理をつけるの少々時間がかかったのを思い出します。 メンバーシップ採用の問題点 メンバーシップ採用においては、私のようにその業界・製品に興味を持って入社したに

      • 人事の目線、偏ってませんか?~生存者バイアス克服のススメ~

        「毎日〇時間勉強して、この参考書だけを繰り返し解きました」 難関大学に合格した受験生のこんな合格体験記を目にすることがあります。これを見た後輩たちが、「うん、それなら自分にもできる!」と思い込み、たった一人の体験記にもかかわらず、それを鵜呑みにしてしまうなんてことがあるかもしれません。少し極端な例かもしれませんが、人は何かを成し遂げようとするときに、成功した人の意見や行動ばかりに注目しがちです。 このように「失敗した事例には目を向けず、成功した一部の事例のみを着目し、自己の

        • なぜZ世代の転職志向は高いのか?~その原因と離職防止策~

          就職した会社に定年まで働きたいか? 1995年4月もう19年も前のこと、私は、設立されたばかりベンチャー企業に入社しました。社員数50名足らずの小さい企業でしたが、社内は活気があり、社長の人柄、独特の経営理念に惹かれて入社を決めました。その後、配属された人事課で新卒採用を担当。毎日やりがいを持って仕事をしていたのを思い出します。その頃の自分の心境を思い返せば、転職などということは全く考えておらず、定年まで勤め上げようという覚悟を持っていたように思います。同世代の友人の多くが

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        記事

          コーチング型マネジメントは、部下の積極性を引き出し自身の負荷軽減する!〜2000人の管理職の就業調査から見えてきたこと〜

          昔の管理職はやる気に満ちていた もう20年も前のこと。事業会社で人事担当をしていた頃、組織サーベイを全社員に対象に実施したことがあります。当時、その会社は、若手が多く、活気に満ち溢れ、みなモチベーション高く働いていて、調査結果も予想通り、若手の「仕事への満足度」が高いという結果となりました。少し意外だったのは、課長職、部長職と職位が上がる毎に「仕事への満足度」が点数がさらに高くなっていたこと。「権限も広がり仕事が面白くなるんでしょうね。どこの会社もそうですよ」と調査を依頼し

          コーチング型マネジメントは、部下の積極性を引き出し自身の負荷軽減する!〜2000人の管理職の就業調査から見えてきたこと〜

          ”外発的動機付け”と”内発的動機付け”はどちらかを重視するのではなく、組み合わせが大切

          私は無類の「カレー」好きです。食べる方も好きですが、作るのも大好きです。でも、作ることについては最初から好きだったわけではなく、妻との休日の家事分担の中で「しかたなく」作り易いカレーを作っていました。ただ、回数を重ねるうちに作ること自体が好きになり、スパイス、具材、作り方を工夫し、今ではカレーを作るときは「やる気」に満ちています。 家事や仕事など人が行動を起こすときには、動機というものが内面に存在しています。動機は大きく二つに分けられ「外発的動機付け」と「内発的動機付け」が

          ”外発的動機付け”と”内発的動機付け”はどちらかを重視するのではなく、組み合わせが大切

          組織に必要な「適度な自尊心」

          採用、人材育成を効果的に進める上で、「自尊心」を評価・測定することはとても重要です。ストレス耐性やレジリエンスと関連する特性として「自尊心」は、高い方が望ましいと考えられがちですが、本当にそうなのでしょうか。 アメリカの社会心理学者のロイ・バウマイスターは、「ほめる」効果と実際の成績の関係について実験を行いました。バウマイスターは、中間試験でC以下の学生を対象に、毎週励ましのメッセージ(君ならできる!)を送り続けました。その結果、なんと、メッセージを受けた学生は、そうでない

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          経営陣の信頼が失墜する二つの理由 信頼回復に必要なこと

          先日、あるクライアントの経営陣に、組織サーベイの結果をフィードバックしました。各設問の結果を順番に説明していくと「あなたは経営陣を信頼していますか?」という項目にあたりました。肯定的回答割合を見ると頗る低い数値。それまで様々な意見が飛び交っていた会議室が急に静まり返り、その場にいた役員のショックたるやとても大きかったようです。その後、それぞれ冷静さを取り戻し、「中期経営方針に妥当性がないのか?」「ここのところの業績低迷が原因か?」「そもそも経営陣からの発信が少ないのが理由なの

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          人材獲得競争を制する!中途採用成功の鍵

          「2.8倍」 先月15日にパーソルキャリアが公表した転職求人倍率(※1)です。この指標は、1人の転職希望者に対して中途採用の求人が何件あるかを示しており、企業側から言えば求人難易度を表す指標となります。2.8倍は、同社が現在の基準で算出を始めた19年以降で2番目に高い数値だったようです。人手不足を背景に今後もこの流れが続くと思われ、企業の中途採用業務はますます重要性・難易度が高まってくると思われます。 その現状を踏まえ、本コラムでは中途採用を成功させるためのポイントについて

          人材獲得競争を制する!中途採用成功の鍵

          強み発掘コーチングのご案内

          当社のサービスの一つ、強み発掘コーチングをご紹介します。 ●概要: 人材アセスメントを使ってクライアントのオリジナルの強みを明確にし、強みの活かし方やより高い成果を目指してコーチングを進めます。 ●期間:6ヵ月 ●回数:月1回(計6回) ●内容例: ・初回 :アセスメントの読み解き/強みの発揮プロセスを明確化  ・2回目:コーチングの目標 ・3回目以降:経験学習サイクルに則った振り返り  ・最終回 :継続的に強みを発揮する為のプロトコルの作成 ※)ご要望に応じてカスタマイズ

          強み発掘コーチングのご案内

          独自の強みを発見するには?~コーチング事例から紐解く具体的方法~

          「強みを活かす!」 企業研修でよく使われる言葉です。文字通り強みを活かせれば、仕事にやりがいを感られさらなる成長にも繋がります。社会人がキャリアを積んでいく上で最も重要な命題の一つと言えるでしょう。ただ、その強みを正確に認識している人は多くはないと言われています。(※1) 強みを認知するだけでやりがいに繋がる2019年にリクルートワークス研究所が約1万人のビジネスパーソンを対象に「働きがい実態調査」(※2)を実施しました。その中で社会人が生き生きを働くための要素を8つ(※3

          独自の強みを発見するには?~コーチング事例から紐解く具体的方法~

          セミナー参加者の声 ~360度フィードバック運用セミナ~

          WillMap株式会社(組織開発コンサルティング会社)では、2023年の11月より定期的に「360度フィードバック」の効果的な運用方法について、セミナーを実施してきました。360度フィードバックは、本人が気が付いていない強みや課題に関する情報が得られる貴重な機会である一方、進め方を誤ると本人のモチベーションを下げてしまったり、本人と他者との関係性を悪化させることもあります。  当セミナーでは、360度フィードバックが本来の目的(対象者の成長)を実現するために、「質問設計

          セミナー参加者の声 ~360度フィードバック運用セミナ~

          アジアカップで敗れた日本代表の成長点~今こそボトムアップをさらに磨くべき時~

          史上最高とも呼び声高いサッカー日本代表の活躍を楽しみにしていたのだけれど、残念ながら準々決勝でイランに1─2の逆転負けを喫し、ベスト8でアジアカップを終えてしまった。 もともと、このチームはボトムアップのチームで、その良さがアジアカップ前は出てたけど、イラン戦はなかなか難しかったようだ。試合後、ボランチの守田選手は、 と苦悩を吐露し、それを受けて森保監督は、自らの伝え方を反省しながらも と言う。 決めてほしい選手と想定外の状況変化は選手たちで対応すべきという監督との間

          アジアカップで敗れた日本代表の成長点~今こそボトムアップをさらに磨くべき時~

          チームの知識を最大限に活かす方法 ~トランザクティブ・メモリー・システムの重要性~

          コンサルタント時代の恥ずかしい経験34歳のときに私は、それまで勤めていた事業会社から外資系のコンサルティングファームに転職しました。意気揚々と入ったは良いものの、研修もそこそこに直ぐにクライアントを任され、厳しい環境に身を置くことになります。十分な引き継ぎも受けずにクライアント対応し、お客様からの要望に右往左往していました。 そんな中、ある顧客担当者の方からサービスについての質問がありました。私が入って間もないことを理解してくれたのか、「このことなら○○さんなら分かると思

          チームの知識を最大限に活かす方法 ~トランザクティブ・メモリー・システムの重要性~

          人的資本経営における「エンゲージメントサーベイ」の効果的な開示方法 ~レゾナック・ホールディングス~

          はじめに2023年3月期の有価証券報告書から「人的資本」に関する開示が義務づけられるようになり、昨年から今年にかけて、にわかに人的資本の重要性が認識され始めてきています。項目として、「育児休業の取得率」「男女間の賃金差」「女性管理職の比率」の開示が義務化されたと同時に、独自で設定した指標の開示も推奨されています。 人的資本経営に必要なこと開示の義務化に先立って経済産業省は、人的資本経営の指針ともなる報告書「人材版伊藤レポート2.0」を公表しました。その中の「レポートの狙い

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          リスキリングの成功の鍵は「社員の納得」!そのための対話のポイントとは?

          30代の頃、所属企業の中堅社員向けの研修に参加しリーダーシップを学んだのを記憶しています。当時、全社的にリーダーシップスタイルの変容が求められており、研修では、部下を側面から支援するサーバント型のリーダーシップをとるべきと教えられます。一方でこんな疑問も残りました。 「我々中堅がいくら勉強しても、上司がその必要性を理解しなければ、浸透しないのでは?」と。 NHK「リーダーシップ白熱教室」で有名なハーバード・ケネディスクール上級講師、ロナルド・A・ハイフェッツは、著書『最難関

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