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偶然と必然でたどり着いた仕事。

コピーライターを名乗ることの違和感。

実は、広告代理店経験や企業でのコピーライター経験のない私が「コピーライター」を名乗ることにとても抵抗がありました。そんな私が教えても聞いていただけるものなのか、信用に足るものなのか、心配していました。

そんな悩みを、ある時吐露した際、とある方に言われました。

「コピーライターの経験があるかどうかより、ちゃんと私たちに教えてくれればそれでいい」

妙に納得しました。結局コピーライターの経験にこだわっていたのは自分自身でした。キャッチコピーを考える時、相手が何を欲しているのか、そこに意識を向けましょうという話を常日頃しているのに、肝心の私がそれを出来ていませんでした・・。

コピーライターを名乗ることへの抵抗は薄れたものの、それでも抱く違和感。結局「コピーライティング講師」の方がしっくりくるので、現在そちらを主に使っています。私はやはり教えることに対する関心があります。そのあたりについては、こちらの記事をどうぞ。

それは偶然か必然か

さて、そんな私が、そもそもなぜコピーライターだったり、コピーライティング講師に行き着いたのか。

昔から、天からの啓示を受けるような、パッと思いつきであっちだ!と思うと行動するようなところがあり、コピーライティングに関しても、はたと思いついて、「キャッチコピー 講座」で検索したのが、2010年夏の終わり。

そして、宣伝会議コピーライター養成講座が検索にヒットし、開講間近だったため、パッと説明会に申し込み、パッと講座にも申し込んだのでした。

そもそも子どもの頃から文章を書くことは苦ではなく、公募ガイドで作品を応募したこともあるし、大学時代は論文書きながら並行して小説を書いていたような人間です。

なので、これは必然だったのかもしれません。

文章を書いたり、言葉にこだわるのが向いている方かもしれない、と薄々自覚し始めた20代後半、コピーライター養成講座は、遅かれ早かれたどり着く場所だったのでしょう。

ちなみに、当時受講生の半数以上は広告業界を目指す学生でした。就活のため欠席する受講生もチラホラいる環境でしたが、決してお金に余裕があるわけでもないNGO職員の私が自腹で通うわけですから、そりゃもう必死です!ノートはガツガツ書きまくるし、休んだのは唯一這ってでも行けそうにないくらい体調不良だった時だけです。なお、この講座のラスト、東日本大震災が発生し、なんとも心落ち着かない中、修了したことを思い出します。

これも偶然か必然か

必死で学んだコピーライター養成講座。修了後は、広告代理店のコピーライターに転職するつもり等は特になかったので、引き続き勤務先であるNGOの商品企画部門にて、粛々と自分の仕入れた商品に愛情込めて商品説明文を書いたり、キャッチコピーをつけたりしていました。そんな日々が続いて、ある日、私は新たな検索をかけました。「NPO コピーライター」です。(つくづく私の人生、検索結果に導かれている気がします・・)

元々の関心事である、ソーシャル分野や非営利活動にコピーライターという仕事が存在するのか否か、それを知りたかったのです。自身も公益法人を2つ経験をしてきて、コピーライターという職種が非営利界隈にあるはずはないと分かってはいたものの、検索してみたくなったんですね。たしかあれは、2012年冬。

そして、すぐに検索で出てきたのが、プロボノを推進するNPO法人サービスグラントのWEBサイトでした。

プロボノ、皆さんはご存知でしょうか?私はその当時知りませんでした。社会人経験で得られた知識やスキルを活かして行うボランティア活動のことです。そのボランティア活動として、NPO支援プロジェクトにコピーライターという職種を設けているのがサービスグラントの活動です。

それは、私の想定の斜め上を行く、NPOとコピーライターの関係でした。

その後私は、コピーライターとしてプロボノに参加することになります。それも1回だけでなく、これまでに計4回も。さらには、プロボノへの関心が高じて、大学院で研究までしています。

これは、本当に偶然だなと思います。NPO界隈でコピーライターの仕事があるかなと思って調べたら、ボランティア活動としてのコピーライターの仕事が出てきたんですから。想像もしてませんでした。

けれど、なんせ非営利活動に馴染みがあり、ボランティア活動にも特に抵抗のない身。まずはやってみようと、サービスグラントのプロボノワーカーに登録しました。

なにより当時は、今以上に自分自身にコピーライターとしての自覚がない頃。勤務先の仕事だけでなく、とにかくコピーを書く機会をいただけることがありがたかったです。まさに私はコピーライター経験をプロボノで積んだといえます。

気づけば、もうすぐ10年・・・

宣伝会議の門を叩いてから、もうすぐ10年(今、気づきました)。「私はまだまだ・・」と思いながらも、10年が経過していました。機会をいただき、初めてのコピーライティング講座を実施したのは、2015年秋。個人事業としてコピーライティング講座を定期開催するようになったのが、2016年秋。

開業から数えれば5年目ですが、コピーライターそしてコピーライティング講師らしきものになってからは、実はもっと時間が経過していました。よちよち歩きはじめて、その後もまだまだ自分は子どもだと思っていたけれど、端から見れば結構いい年齢になっているよ、そんなところでしょうか。

これまでに様々な講座の実施機会や、コピーを書く機会もいただきました。駆け出しの頃のコピーを見て、「今ならもう少し力み無く書けるのに」と思うあたり、少しは成長している証拠かもしれません。

さて、またきっと何かを検索して、次のステージに向かう予感がするような、しないような。引き続きお付き合いいただけましたら幸いです。



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横浜で、NPOやスタートアップの広報、特にクリエイティブをサポートしている『Willing Hands On』。代表高瀬がキャッチコピーなどにまつわる様々なことを綴ります。「想いをもつ人にこそ、言葉のチカラを。」https://www.willing-hands-on.net/