行き先選び
ーあゝ夏休み
新型コロナウイルス感染症が再拡大している。ただ夏休みが迫る中、そんな動向に一喜一憂しているだけでは、折角の機会を楽しめない。どこに行くかどうやって行くかなど、先んじて決め、いつでも出発できるよう準備を整えておくことが大切だ。一年に一回あるかないかの大型連休のチャンス。これを逃がすわけには行かない。
"穏やかな刺激"
行きたいところは山ほどある。そのうちの一つが柳田国男著『遠野物語』で知られる岩手県遠野市だ。河童、座敷童などの民話が語り継がれるこの地には、なにか"穏やかな刺激"がありそうー。そんな思いを抱き、かねて遠野市に興味を持っていた。ちょっとワクワク。
行き先を決めるとどめの一撃を求め、まず『遠野物語』を読む。最寄りの図書館で柳田国男著・東雅夫編『文豪怪談傑作選・柳田国男集ー幽冥談』(2007、筑摩書房)を借り、ページを開いた。ただ、この作品。しばらくぶりに接する歴史的仮名遣い(旧仮名遣い)で、どうも慣れない。頭に内容がなかなか入ってこない。
夏休み。遠野行き、一歩後退。
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