イスラエルとハマス、なぜ戦争している？ ①/3 -50-
👆この記事の翻訳（長いのでこの記事は3分の1）
2023年10月に起こったこと
パレスチナ武装勢力のハマスが10/7、イスラエルを予告なしに侵攻した。1400人以上のイスラエル人が殺害され、230人の兵士と民間人が人質としてガザへ連行された。
これに応じる形でイスラエルがガザ地区を攻撃し、8000人以上のパレスチナ人が亡くなっている。イスラエルはガザへの電気・水・食料・薬品の輸送も制限している。
1948年以前のイスラエル、バルフォア宣言
オスマン帝国(Ottoman Empire; 1299-1922) パレスチナ地域を支配
→ 第一次世界大戦でオスマン帝国が敗北
→ イギリス、パレスチナを支配（ユダヤ人、アラブ人、マイノリティ民族がパレスチナに住み始める）
→ イギリスのバルフォア宣言 (Balfour Declaration, 1917)
→ 国際社会、”ユダヤ人のための故郷”をパレスチナに作るようイギリスに求める
→ ユダヤ人・アラブ人の緊張が高まる
→ 1922年 国際連合（国連の前身）がバルフォア宣言を承認。
（ユダヤ人にとってパレスチナは先祖代々の故郷だが、パレスチナのアラブ人もその所有権を主張し、両者は対立）
→ 1920年〜40年代、ヨーロッパのナチス迫害からパレスチナへ逃れるユダヤ人が増加。
→ 1947年、国連はパレスチナをユダヤ人とアラブ人のための土地に分割しエルサレムを国際都市とする案を出したが、アラブ側が反対し実現せず。
イスラエル建国の背景
1948年、イギリスがパレスチナから撤退
→ユダヤ人指導者らが「イスラエル」の建国を宣言
（迫害から逃れるための避難場所として、またユダヤ人の故郷の場所として建国された）
→建国宣言の翌日、５つのアラブ諸国がイスラエルを攻撃
※この数ヶ月前からユダヤとアラブの民兵の争いは激化していた
翌年1949年、停戦
イスラエルがパレスチナ地域のほとんどを掌握
●アルナクバ (Al Nakba; the Catastrophe)
数十万人のパレスチナ人が故郷を追われ、難民となる
占領地域は以下のようになった
ヨルダン：ウエストバンク(west bank)
エジプト：ガザ(gaza)
エルサレム：西にイスラエル軍、東にヨルダン軍
※平和合意がなされることがなかったため、その後何十年にもわたり戦争や紛争が続いていく
1967年の戦争→イスラエルは以下の地域を占領下に
東エルサレム（ヨルダン）、ウエストバンク（ヨルダン）、シリアのゴラン高原、ガザ（エジプト）、エジプトのシナイ半島
※（）内はそれ以前に支配していた国
パレスチナ難民のほとんどは、ガザ、ウエストバンク、ヨルダン、シリア、レバノンに住むようになる。
ユダヤ人国家としての存在を揺るがしかねないとして、パレスチナ難民は故郷に帰ることをイスラエルによって禁止されている。
現状
イスラエル、ウエストバンクを占領・エルサレム全体を首都と主張
⇔ パレスチナ人、東エルサレムを未来のパレスチナ国家の首都として主張
※アメリカはエルサレムはイスラエルの首都と認めている＝アメリカはイスラエルの味方
過去50年間でイスラエルはウエストバンク・東エルサレムに入植
→７０万人以上のユダヤ人が住んでいる
このイスラエルの入植を、国際法のもとでは違法だという立場を取っているのが、国連・イギリス
混乱。血を流す子供、女性。破壊された街をうごめくたくさんの人々。きっと今この瞬間も建物の下で死にそうになっている人がいる。かたや日本。観光地へ行って、気候がどうだとか、アイスが美味しいだとか。
ニュースを見ていてなんだこの矛盾はと思った。モヤモヤした。
何も知らなかったから、私には調べて理解しようとすることしかできなかった。
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