「アイシテルニイガタではなく、勝利の歌を響かせるために」
【ALB Link Vol.13 -2020.8.23 新潟vs琉球-】
アルビレックス新潟は今節FC琉球との対戦。今回は琉球サポーターのじゅんなまさんに文章を寄稿いただきました!
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アルビレックス新潟、スポーツが趣味の人ならまず名前を聞いたことはある、地方都市総合スポーツクラブの先駆けである。沖縄ではサッカーよりもBJリーグにおける琉球ゴールデンキングスのライバルチームとして知名度が高いかもしれない。
サッカー好き、それも下部リーグクラブのファンであれば、大白鳥の異名を持つデンカビッグスワンスタジアムに、「アウェイサポーターとして」足を運んでみたいと一度は夢見ることだろう。
2019年、FC琉球はとうとうそのチャンスを得た。
先に我らがホームタピスタで行われた試合では、上原慎也の劇的なゴールによって勝利を納めたものの、各チームに対策を取られはじめ、J2の連戦や沖縄の暑さへの疲労により、チームの勢いは明らかに右肩下がりになっていた。
しかしそこに訪れた初のJ1経験チームに対する年間ダブルの挑戦権、燃えないわけがない。ここをバネに更にジャンプアップしたかった。
プラネタスワンなんて楽しそうなイベントなんて阻止してやる、代わりにこっちが勝った暁にはアウェイ席から琉球サポーターみんなで赤いサイリウムを目一杯炊いてやろうと新潟駅前のドン・キホーテで買い込みまくった。
結果は……世の中そんなに甘くなかった。
大勢が決した後半40分から、対岸ゴール裏から聞こえてくるアイシテルニイガタ。そして試合が終わる前から炊かれ始めるペンライト。
まだ終わってない、そう信じて、例え勝てないまでも次に繋がる何かを掴みたくて必死に声を飛ばし続けた。
しかし無情にも響く試合終了の笛、そしてスタジアムDJが促す前述のプラネタスワン。
対岸から見るその光の集まりは、悔しいけどとても綺麗で。そして綺麗だと思ってしまう自分が悔しくて、次はこうさせまいとひたすら目に焼き付けていた。
2020年。
残念ながら我々は去年の悔しさを現地で晴らす機会を得ることが出来なかった。もしかしたら新潟の皆さんは来年はJ2にいないかもしれない。むしろいない可能性の方が高いだろう。
それでも、あの日みた光景を塗り替えるために、ベンガラ色のペンライトでビッグスワンを輝かせるため。何より我々の勝利の歌をビッグスワンで響かせるために。
来年か、再来年か、もっと先かも分かりませんが、またいつかお会いしましょう。そこに我々はいませんが、マブイ(沖縄方言で魂のこと)はビッグスワンに集まります。
オーオオー俺ら琉球海越えやってきた。
オーオオー気合い入れろかかってこいや俺ら琉球。
当日はどうぞ宜しくお願いいたします!
以上は今年の新潟の皆様と戦う意気込みでした。以下は昨年どれだけ我々が新潟で、あるいは新潟サポの皆様と楽しませてもらったかの一部です。
何食べても飲んでも美味しいの本当最高でしたね。次は水族館とかも行きたいなー。
皆様も是非沖縄へお越し下さい。
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