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県外出身者が「新潟人」として応援する

【ALB Link Vol.45 -2021.3.20 新潟vs群馬ー】

2021シーズンの選手動向に日々一喜一憂していたシーズンオフ。その中で、一人の選手が契約更新時に発信したコメントが、自分の心に非常に強く残るものでした。

それは高木善朗選手。4シーズン目となるアルビレックス新潟でのプレーを決意してくれた彼は、コメントの中でこのような言葉を残しました。

「アルビレックス新潟で戦ったこれまでの3シーズン、サポーターの皆さんの熱意と共に戦える幸せや新潟という地域への愛着が、自分の中で大きくなっていきました。だからこそ、新潟人という意識で、J1昇格のためにより強い覚悟を持って戦います。


高木選手は神奈川県出身。ジュニアユース、ユース、トップチームと東京ヴェルディで活躍し、アルビレックス新潟に移籍するまではほぼ新潟とは縁がなかったかと思います。その県外で生まれ育った高木選手から「新潟人という意識で戦う」というコメントが発されたことは、自分にとって非常に大きな意味がありました。


今回文章を書かせていただいている私も、岡山県出身で現在大阪府在住。新潟県で生活した経験はありません。それでもここまで10数年に渡る期間、新潟から遠く離れた場所でアルビレックス新潟を応援し、新潟という地を愛して生活をしてきました。

新潟出身ではないのに、新潟県出身者の方々と仲良くさせていただき、新潟の縁が広がっていった現在までの日々。これこそ自分が県外出身者でありながら新潟人という意識で行動してきたから、新潟の皆さんと想いを共有できていたのかなと思ったのです。新潟県外出身でありながら新潟のことを思う自分の状況が、高木選手の「新潟人」というワードによってはっきりと示されたと自分は感じました。

生まれや育ちに関係なく、アルビレックスはもちろん新潟が好きな人は新潟人。そんな「新潟人」を自分が住む西日本でもっと増やしたいというのが私の願いでもあります。


開幕3試合を終えて、高木選手は2試合連続ゴールをあげるなど有言実行。まさに新潟人としてJ1昇格への強い覚悟を結果で示してくれています。自分も新潟サポーターのごくごくごく一部の方から高木選手に似ていると言われたことがあるので(高木選手ファンの方すみません)、今シーズンの活躍ぶりは嬉しいかぎりです。

これからも自分は「新潟人」として新潟を愛し、今シーズンの最後にはすべての新潟人のみなさんとともにアルビレックス新潟のJ1昇格を喜び合いたい。その気持ちを胸に、これからも応援を続けていきます。


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