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限界集落に四十数年ぶりの赤ちゃん。ベビーシャワーのパーティーを開催します

noteを始めて3年と7か月。

気が向いたときに少しずつ書き足していったら、いつのまにか160本目の記事になりました。


ここでは、《ソーシャルな隠居》という新しい生き方に挑戦しているじぶんの日常や考え方をいろいろ綴っています。


そしてこのたび、ひとつの大きなライフイベントを迎えようとしています。

それは、妻の出産です。

出産予定日は2020年1月8日。ここ特別豪雪地帯である十日町市の津池集落では実に四十数年ぶりの赤ちゃんとなるそうです。


じぶんが立ち上げた新しい住まいの形「ギルドハウス十日町」。立ち上げから4年半、常に10名前後(累計60名)で共同生活しながら全国・海外から延べ8,000人の訪問を受けてきました。

山奥の、たった6軒しかない限界集落において、お店でも宿でもない住まいとして、これほどの関係を築く場がどれほどあるでしょうか。

そうした場が珍しいのか、これまでテレビの全国放送や発行部数10万部の雑誌などに取り上げていただいたこともありました。


そんなある意味 “特殊な家”で、赤ちゃんが産まれ、育っていくことになります。果たしてこれからどんな物語が紡がれていくのでしょうか。

正直いろいろ不安はあるものの、とはいえ喜ばしいことですから、安産を祈願するパーティーを開催しようと思いました。



パーティーの開催日時は2019年11月9日(土)15:00~21:00。途中での参加は自由です。だれでも好きな時間にいらしてください。

なお、会費はベビー用品(もしくはカンパ)となっています。

このパーティーで寄贈されたベビー用品とカンパはすべて、12月中旬から里帰りする妻に託したいと思います。

ちなみに「ベビーシャワー」とは、アメリカ発祥の風習らしく、妊娠7~8か月ごろに安産祈願のパーティーとして行われるそうです。


こうしたパーティーを経て、みんなに祝福されながら、幸せな出産を迎えられたらと思います。


さて、冒頭にも書きましたが、わたしは《ソーシャルな隠居》という生き方に挑戦しています。


じぶんの住まいに特徴的なコンセプトをもたせて広く開放し、共同生活と交流拠点の両面で成り立っています。働いているという意識がなく、のんびり隠居しているはずなのに、世間や人とのつながりがより一層広がって、気の向くままにソーシャルな取り組みに参画したりして刺激の多く楽しい、そんな毎日。そして、じぶんが老いても誰かしら周りにいて、死ぬまで楽しく生きていけたら。そんな想いでチャレンジしている生き方です。


こんな隠居をしている理由は、ただ漫然と怠惰な暮らしをしたいわけではなく、将来を見据えているからこそです。


年金や介護保険制度改正などに伴う時代の変化がますます痛切に感じられるようになるなか、このままだと老後も仕方なく働かなければならなくなるのか。どうせ働くなら楽しくやりたいけど、できれば死ぬ間際まで無理して働かなくて済む方法はないか。

わざわざ若いうちから老後のための貯金や社外人脈を作るとかではなく、コミュニティを自ら作り、広げる方向ではどうか。これからの自己防衛手段、豊かな生き方、そのための住まいとはどうあるべきか。


いろいろ考え、その都度さまざまなことを実際の行動に移しながら、日々を過ごしてきました。


じぶんの好きなSF映画『スター・ウォーズ』に出てくる最長老のような人気キャラクター、マスターヨーダが発した言葉に

「No! Try not. Do. Or do not. There is no try.」
(やるかやらないかだ。試しはいらない)

というものがあります。


じぶんはその言葉が好きです。

同様のニュアンスを、ギルドハウス十日町ではもちろん、自ら発足した世界規模の起業家コミュニティの新潟県版「Startup Weekend Niigata」に集うひとたちにも、ファシリテーターとして事あるごとに伝えているつもりです。


たとえば


まずは勇気を出して一歩を踏み出し、思い切って行動に移すべき。

あとから必要な人脈や方法は得られるもの。

計画は1割でいい。
残りの9割は余白のままでいい。

だからこそ残りの9割に想定外のことがたくさん入り込み、思いもよらない展開、つまりブレークスルーが生まれる。

もちろん失敗はある。

ただ失敗を恐れて何もできない、なんてことが最も危険な状態だ。

一番のリスクは、何もしないこと。

成功の反対は失敗ではない、何もしないことだ。

失敗から成功が生まれる。

革新的なことというのは、そうして生まれていくものだ。


たとえば・・・以上のようなニュアンスでしょうか。


毎度のことですが、ギルドハウス十日町のパーティーでは、ある意味そうしたニュアンスをともなう、いろんな “冒険者” がやってきます。

いろんな冒険譚を聞いたり、さまざまな物事が実際に展開されます。


わたしの《ソーシャルな隠居》や

ここに集う《冒険者》たちの姿を

もうじき生まれるじぶんのこどもに(まだおなかのなかにいるけど)見せてあげたい。


そんなふうに思います。


ところで

あなたにも

次の世代に伝えたい冒険譚はありますか?


それではパーティーでお会いしましょう。

よかったらサポートをお願いします。もしくはギルドハウス十日町へ遊びにいらしていただければうれしいです。