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人体を支配するしくみ「人体をめぐる血管の網」7

毎週水曜日は、Newton「人体を支配するしくみ」を、見開き2ページずつ読み進めるシリーズです。

今回はP.88~89。
昨日までの自分より一歩だけ成長したいと思います。


ブドウ糖を運ぶ血液

消化器官で吸収されたブドウ糖は、血液に乗って全身の筋肉に運ばれ、酸素と反応して分解されると、ATP(アデノシン三リン酸)が発生します。

ATPは、筋肉が収縮する際のエネルギー源になりますが、乳酸がたまるとスムーズにつくることができず、筋肉は収縮できなくなるだけでなく、筋肉痛の原因にもなります。

これがいわゆる「疲れた」という状態です。

運動の後にマッサージをすると筋肉痛になりにくいのは、血液循環が良くなって筋肉に蓄積した乳酸が早く除去されるためだそうです。

おまけ

筋温39℃付近で、身体機能や筋肉の柔軟性は高まります。

一方、ATPの分解速度は温度低下に伴って遅くなり、筋肉の温度が低い状態では垂直跳び等の瞬発性の運動能力は低下します。

施術や患者教育でのヒントになれば幸いです。


次回(2/14予定)は、「カルシウムの貯蔵庫」です。

次回も新しい発見と出会えますように。
それではまた

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