先延ばし対策② 不安を可視化する
私がこれまでに試した先延ばし対策で一番効果があったのが、
この『感情を紙に書き出す』というテクニックです。
私のように気が散りやすい方には特に効果的です。
書き出すことと先延ばしは関係ないように思うかもしれません。
しかし、私たちを動かしているのは思考なのは間違いありませんよね。
その思考に手を加えることによって、行動も変わるはずです。
実際に先延ばし行動が起きているとき、私たちの頭にあるのはネガティブな感情です。
・頑張りが無駄になるのが怖い
・結果を評価されないのが怖い
・だらしない自分が嫌になる
・また先延ばししてしまいそうだ
これらの感情が作業に対するモチベーションを奪い取り、
作業開始の難易度を高くしているのです。
先送りの心理についてはこの記事で解説しています↓
心配事、不安を全て紙に書き出す
プリントの裏、メモ帳、付箋、ノート、なんでもいいです。
シャーペンでもボールペンでもなんでもいいので、
不安を全て書き出します。
・結果を思い知るのが怖い
・めんどくさい
・こんなことやって意味あるのか
書いていくと頭がスッキリします。
好きなだけ書いたら作業を始めてみてください。
書いたことの対処は後でいいです。
書いてあるので忘れることもありません。
これだけで不思議と作業開始が楽になります。
なぜ、紙に書くだけで先延ばしが減るのか?
私たちが一度に考えられることの数には限界があります。
この脳の短期記憶のことを「ワーキングメモリ」といいます。
このワーキングメモリは目先の作業や思考をするために使われるのですが、
悩みや不安でいっぱいになっていると、作業に使うワーキングメモリが残っていない状態になってしまいます。
そこで、紙に書き出してワーキングメモリに空きを作ることで、作業がスムースに開始できるようになるわけですね。
不安や恐怖は脳にとっての脅威そのものです。安全第一に進化してきた脳にとっては。
作業より不安や恐怖の対処を優先したがります。
一度、不安や恐怖を頭の外に出してあげることで「今は考えなくても大丈夫だな」と脳を安心させることができます。
まとめ
・不安や恐怖で頭がいっぱいになると先延ばしが発生する
・脳の作業領域にスペースを作るために、感情を紙に書き出す
・書き出した内容には作業の後で対処する
ただ、このようなテクニックを知っていても、先延ばししてしまうことってあるんですよね。
これは人間である限り仕方のないことだと思います。
先延ばしは今現在の自分にとって大きな問題かもしれませんが、人生単位で見ると大した問題ではないかもしれません。
どうしても先延ばしをしてしまう自分を認めてあげて、一度手を離すという選択肢もあります。またやる気がだた時に再開すればいいんです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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