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久保建英らトップ選手に指導する中西哲生氏が筑波大蹴球部テクニカルアドバイザーに就任!三笘薫ら日本代表を輩出し続ける“大学サッカーの雄”に世界最高峰の理論『N14中西メソッド』を伝授

3月31日、筑波大学蹴球部は、中西哲生氏がテクニカルアドバイザーに就任したことを発表した。

久保建英も実践する究極の技術理論

現役時代に名古屋グランパスや川崎フロンターレで活躍した中西氏は、2000年に現役引退後は解説者としても活動。と同時に、グランパス時代から師事したアーセン・ベンゲル氏の指導を学びつつ、独自の技術理論の体系化にも着手。世界最高峰のトップ選手のプレーを分解し、再現性をもって体現できるまでに言語化し、オリジナリティのある『N14中西メソッド』として唯一無二の理論を構築してきた。

そのメソッドはこれまで、久保建英や中井卓大、長友佑都、永里優季、斉藤光毅など、様々なトップレベルの現役プロサッカー選手に伝えながら、理論の再現性の高さを実証してきた。

例えば、世界中のトッププロのシュートフォームに着目して言語化した「軸足抜き、蹴り足着地」は、ボールに的確にパワーが伝わるとともに、守備者やGKにコースを読まれづらいものとして、もはや世界のスタンダードな理論にまで昇華されている。実際、久保がアンダーカテゴリーの日本代表や欧州で決めてきたゴールの多くはこの理論に基づいたものであり、小学生時代から今日に至るまで指導、アドバイスを続けてきた成果を示し続けている。

中西氏の理論が優れているのは、完璧に体系化されている点にある。

体系化とはすなわち言語化であり、一つの技術を徹底的に分解し、言葉に落とし込み、再現性をもってプレーできるように、指導メソッドへとまとめ上げていく。さらにそれは、「機械系トレーニング」と「生態系トレーニング」に分かれ、選手へと伝えられていく。つまり、機械系トレーニングは、フォームをバラバラにして、それを組み立てて、相手がいない状況で、自分一人で遂行するものである。

それは“型”を構築するような作業であり、それができたところで、生態系トレーニングへと移行する。まずは味方が入り、次に敵が加わり、さらにGKが入るという3段階の“難易度”に分かれ、段階的に技術を身につける。

しかも、生態系でつまづいた場合、もう一度、機械系に立ち戻ってやり直し、型をアップデートしていく。そうやって、実践する選手のコンディションやメンタル面までも想定しながら、技術を高めていくのだ。中西氏が体系化したメソッドとは、その過程で、選手がどんな壁にぶつかったとしても解決へと導くための“引き出し”が用意され、それは日々アップデートもされるなかで、“唯一無二”の技術メソッドとして形づくられてきたものなのだ。

そうした“本物”のメソッドであるからこそ、トップ選手、指導者たちが学び得ようと集まってくる。

トップ選手・指導者が注目するN14中西メソッド

中西氏は2020年、自身が構築した『N14中西メソッド』の入り口となる映像を撮影し、ホワイトボードスポーツとともに一般への公開を始めた。

中西哲生オンライン講習会
日本最強のパーソナルコーチが教える「N14中西メソッド」サッカー個人技術トレーニング
時間:194分 第1回(1時間17分)、第2回(53分)、第3回(1時間4分)
価格:全3回セット 30000円(税込)
第1回「身体から離れないドリブル」
CHAPTER 0 はじめに
CHAPTER 1 上達に必要な人間力
CHAPTER 2 サッカー選手の良い姿勢
CHAPTER 3 身体から離れないドリブル
第2回「ぴたりと止まるトラップ」
CHAPTER 1 指導者としての心構え
CHAPTER 2 ぴたりと止まるトラップ
CHAPTER 3 “しまった”を“良かった”と思えるか
第3回「決まるシュートの論理」
CHAPTER 1 体にテンポを宿らせる
CHAPTER 2 軸足抜き蹴り足着地のフォーム
CHAPTER 3 決まるシュートの論理
CHAPTER 4 『N14中西メソッド』の本質

中西氏がスタートしたのは、本映像の公開にとどまらず、これを“教科書”として、購入者全員が参加できるオンラインサロンでさらにアップデートしていくという試みだった。1年間にわたって続けてきたこのサロンでは、さまざまなアプローチで技術を語り、時にゲストを招いて深掘りし、時に実践的なイベントで伝えることを続けてきた。

今回、筑波大蹴球部のテクニカルアドバイザーに就任したことは、こうした活動の延長にあるものだろう。それは、中西氏が常々口にしてきた「2030年W杯での日本優勝のために日本中のサッカー選手をレベルアップする」こと。そのためには技術の追求が必要であり、それを伝える指導者の醸成が必須であり、N14中西メソッドをさらにアップデートし、磨き上げていくということである。

三笘薫が筑波大の卒論テーマに「ドリブル」を選んだことはよく知られている。所属していた「サッカーコーチング論研究室」で指導にあたったのが、スポーツバイオメカニクスの研究を長年続ける、浅井武名誉教授や蹴球部の小井土正亮監督であり、筑波大は日常的にサッカーの技術を“科学的見地”から分解している。

「筑波大×中西哲生」とは実は、これ以上ないほどにマッチする関係であり、テクニカルアドバイザー就任によって、ピッチで繰り広げられる事象はもちろんのこと、その過程にある技術の進化がもたらされることは間違いない。

【動画・記事まとめ】中西哲生氏が構築した理論を一気に学ぶ

この先、中西哲生氏の取り組みとともに『N14中西メソッド』が日本中、あるいは世界中でさらに注目を集めていくだろう。では、『N14中西メソッド』とはなにか?どんな理論で、なにを学び得られるものなのか。

これまでホワイトボードスポーツを通して発信してきた映像や記事などをまとめておく。

ぜひ一度、そのメソッドに触れてみてもらいたい。


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