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旅先で体調を保つためにできること8つ

かつて私が子どもだった頃、初めて1人で「旅」を望んでしたのは、高校2年生の時でした。アルバイトで貯めたお金で青春18きっぷと時刻表を買い、夏休みに初めて1人で旅をしました。関東の親戚を2件はしごし、多分、1週間以上旅した記憶があります。

その翌年か翌々年、さらに味をしめて、当時関西に住んでいた兄を訪ねる旅をもう一回青春18きっぷでやりました。青春18きっぷは5枚つづりで1枚につき1日鈍行が乗り放題になります。事前に時刻表でシミュレーションして、如何に効率的に多くの場所を回るか、いい乗り継ぎで最短で行くか、そういうことばかり考えていました。高校の後半は時刻表をよく本屋で買いました。兎に角、外に1人で行ってみたかったんです。自分の力を試すように。

27歳の時、初めて海外(スペイン)へ行った時も、ツアーで行こうという夫の意見に聞く耳をもたず、全部1人でチケットを手配し、ホテルを予約し行き先はそれなりに現地で自由に決められるようにしました。結果、ホテルがうまく予約が取れておらず右往左往したり、言葉の壁にあたって食べきれない量の食事が提供されてしまったり、様々なトラブルが起こりましたが、それもよい思い出です。

その後、家族で海外に行ったり、国内を車で旅をしたり、毎年いろんなところへ出かけました。そのうちに仕事の出張でたくさんの地方を回るようになって、今に至ります。

わざわざ代表 平田はる香が開業時より毎日綴ってきた膨大な文章のアーカイブから、厳選してnoteに掲載するわざわざ傑作選。この投稿は2018年8月のSNS投稿の再編集版です。

どうやって旅先で体調を保つか

8月の沖縄出張で一番困ったのが、長野との気温差でした。長野は涼しい。いくら暑いといっても涼しい。出張先の福岡から沖縄に移動したのですが、福岡が本当に暑くて、空港に降りた瞬間、大袈裟ではなく息苦しく感じるくらい。滞在した3日間は連日38度ほどの気温で、ホテルや飲食店や会社に入ると兎に角クーラーで涼しい。外に出ると暑くて、中に入ると涼しい。その強弱に耐えられなくなって、1日目の夕方には鼻水がずるずるになってしまったのです。

旅先では食事が全て外食なので、殆どが炭水化物とたんぱく質と脂質に偏ることが避けられません。普段の生活では6割くらい野菜を食べている私は、調整しないと体が反応してしまう。もやしっ子であります。笑。

暑いといいつつ、体が芯まで冷えてしまいました。出張にきて体調が悪いので休みますなんてことはありえないので、毎日、ホテルで回復をはかることに注力します。首のリンパのところが腫れていて喉が痛み、頭痛もして、鼻水が出るので、とりあえず体を温めます。

1.夜、ゆっくり風呂につかって体を温める。
リンパを指でマッサージします。特に肩から首、頭にかけてが重くなりがちなので、鎖骨のあたりから首筋にかけて、指で優しくクルクルとマッサージします。

2.とにかく早寝を心がけます。
ホテルに戻ったら即お風呂に入って就寝していた21時〜23時にはベットに入っていた。もったいないと思いながらも体調を優先しました。

3.夜のクーラーは除湿で温度を高く設定して、窓を少し開けておきます。
こうすると、クーラーが効きすぎて寒いということがなくなりました。(ツイッターで呟いたらお客様が教えてくださった)

4.朝も風呂に入ります。
夜よりさっとですがしっかりとお湯にはつかります。

5.朝ごはんは少なめに。
一番体調が悪くなった1日目は抜きました。

6.外食の際に野菜を選択するように心がけます。
ついつい旅だからと豪華なものを選択しがちですが、野菜のメニューを率先して選びます。また炭水化物と脂質を摂りすぎないように気をつけました。バイキングなどもおかわりせず、少食を意識します。

7.梅干しを買って食べます。
頭の痛いときにクエン酸が効いて和らぎます。

8.水分をこまめにとるように努力します。
水筒を持ち歩き、朝はホテルでお茶を淹れていきますが、切れるとコンビニで氷を購入しつめて糖分が若干入っているスポーツ飲料などを取るようにします。

旅行中だからと無理せず、体調管理に気をつけて楽しく過ごしたい。

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本当のことは旅ではわからない

旅を重ねるごとに、自分の感じ方が変わっていきました。旅を「ただ通過している」と感じるようになり、旅が楽しくなくなりました。

旅=通過。通り過ぎる者に意味なんかないのかもしれません。世界遺産やおしゃれなカフェを回ったり、市場を見たりしても、本当にそこに住んでいる人のようにはなれません。本当のことは旅ではわからないのです。

だから旅はフラフラして行きたいところに行く。それがそこに住む人の行動だからです。別に沢山見なくていい。住んでる人と一緒の気持ちを少しでも味わってみたり。目的を決めない旅に行けば行くほど、その土地への執着を持つようになりました。もっと知りたい。

店を始めた時分に、他の店との商品バリエーションの違いを出すために、海外で買い付けを行ったこともありましたが、なんか違うかもと思いました。通過して買って売るような、一時の売り買いでは本当のコミュニケーションは図れません。お金の受け渡しでは計り知れないことがあるのです。私は、できれば、通過したくないんです。

沖縄出張でも全く同じ気持ちになりました。4泊5日で通過する。日程上、行きたくても行けない場所も沢山あるし、何にもわからないまま帰路につく。また行きたい。一過性のものにしたくない。どうにかして関わっていくことはできないのか。

そんなこんなで育陶園さんの器の定番取り扱いが決まりました。いい仕組み、いい作り方、いい人たち。私はそういうフィルターで、店に商品を並べたいのです。

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