みずかみ

あらたな事業をつくる人。起業と事業会社(IT系プラットフォーム/メガベンチャー)を経験…

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あらたな事業をつくる人。起業と事業会社(IT系プラットフォーム/メガベンチャー)を経験。スタートアップで事業立ち上げを行いつつAIITで学び直し中。Twitterはこちら https://twitter.com/hellobizplanner

最近の記事

プレシリーズAのスタートアップが事業立ち上げ0→1期に学んだ10のこと

この記事が提供できる価値スタートアップ、プレシリーズAの事業立ち上げ(0→1期)のリアルな実体験と学びを提供。メインの想定読者は起業を考えていたり、スタートアップでこれから事業立ち上げを行う方です。サンプル1ですし、事業が成功したわけでもないので「真に受けすぎず」でお願いしたいのですが、どなたかの失敗確率を下げたり、回り道の回避につながってくれれば嬉しいです。 1万2,000字超と非常に長いnoteなので、「いいね」「スキ」「マガジン」に加える等してゆっくり読んでください。

    • 「目的」と「目標」と「手段」を言語化すると、景色が変わる話

      社会人になって仕事をしていると『それって、手段が目的化していない?』とか『目的と手段を履き違えている』などと、上司や同僚から指摘されたり、逆に自分が誰かにこの言葉を使った経験、1度や2度があるのではないでしょうか? 「手段の目的化」は、賢い風の便利な言葉なので、私も何気なく使っていましたが、改めて考えてみると、どうやら使い方を注意する言葉のようです。「景色」を変えてみたい方はお読みください。 「目的」とは、 意思を持ち、何を狙うのかを決めること 最初は言葉の定義の確認から

      • 立ち位置がすべて。ガリガリ君の「すべての人の弟」最強説

        ソーシャルメディア全盛の時代。商品をヒットさせるためにはインターネットでの情報拡散は避けて通れませんね。 インターネットで情報拡散される商品として参考になるのは、年間4億本以上販売されている「ガリガリ君」。 「ガリガリ君」の活躍をみるにつけ、話題になるためのテクニックの前に、商品の「立ち位置」を全力で考えておくことが大切、だと思えてきます。 「赤城乳業」の売上高の伸び「ガリガリ君」の販売元である赤城乳業の「会社概要」のページでは、売上高の推移が記載されています。この10

        • 来年の個人目標は「コントロールできないもの」を思い切って遠ざけよう

          12月は会社勤めの方であれば人事評価の時期ですし、プライベートでも来年の目標を立てる時期ですね。 目標は設定することはできても、達成するのが難しいです。 これは会社の個人目標でも、プライベートの個人目標でも同じです。 目標設定する時に意外と抜け落ちているのが「自分がコントロールできるのか視点」。 来年の目標は「コントロールできないもの」を遠ざけてみてはいかがでしょうか。 目標設定の手法は会社により様々会社での目標設定方法として最も普及しているのは、ピーター・ドラッカー氏

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        • 「目的」と「目標」と「手段」を言語化すると、景色が変わる話

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          社内向け事業計画書は「働きアリの法則」で書こう

          新規事業領域での事業計画書には、(1)金融機関やVCなどから融資を得るため、(2)取引先やパートナー企業から協力を得るため、(3)社内に対して事業承認や進捗報告を行うため、(4 )創業時に起業家が自分自身のため作る、の大きく4種類があります。 今回は(3)の社内向けの事業計画書について。 あまり語られていない印象ですが、社内向けの事業計画書は、社外向け事業計画書とは「留意すべき点」が違います。 社内向け事業計画書の3つの目的 はじめに目線合わせ。社内向け事業計画書っ

          社内向け事業計画書は「働きアリの法則」で書こう

          企画者は「具体」と「抽象」を往復し続ける人

          30歳以下の若手を中心に「企画職になるためにはどうしたらよいのですか?」「企画職にはどのようなスキルが必要ですか?」等の相談を社内外から数ヶ月に1度くらいの割合で受けます。 営業職から企画職へ異動したいというパターンも多いです。 そんな時には営業職と企画職の役割や特性の違いを説明し、フラットに判断してもらうことにしています。 言葉の「定義」の確認 言葉は人によって「捉え方」や「解釈」が異なるものです。 たとえば、「企画職」と一口に言っても、私の仕事であるプロダクト(商

          企画者は「具体」と「抽象」を往復し続ける人

          「まだ見たことのないアイデア」の伝え方

          斬新なアイデアがひらめいた時、 「これはすごい!今までになかったアイデアだ、大成功するぞ!」と胸が高まるものです。 しかし、周りの人にそのアイデアを話してみると , 「新しすぎて、よく理解できませんでした」 「どこが新しいのかわからない・・」 「◯◯とどんな違いがあるんですか?」などと思わぬ反応が・・ 良いアイデアを思いついても、周囲にそのアイデアの凄さを理解してもらい、賛同を得るのは案外大変だったりします。 (もちろん本人が凄いアイデアだと思っているだけの凡庸なア

          「まだ見たことのないアイデア」の伝え方

          20の価格設定方法(価格設定とは「財布」をしこたま観察すること のおまけ)

          価格設定方法、紹介した以外にもたくさんあった先日、『価格設定とは「財布」をしこたま観察すること』というnoteを記事を書きました。こちらです ↓ 本編では、コトラー教授の6つの方法を紹介しました。 コトラー教授は、6つの価格設定方法 1 、マークアップ価格設定  製品コストに利幅(マークアップ)を上乗せする方法 2、ターゲットリターン価格設定  目標投資収益率から逆算して価格を設定する方法 3、知覚価値価格設定  マーケット・リサーチにより「売れる価格帯」に価格設定する方

          20の価格設定方法(価格設定とは「財布」をしこたま観察すること のおまけ)

          価格設定とは「財布」をしこたま観察すること

          「値決めは永遠の課題」商品やサービスの値決め、本当に難しいですよね。 格安スマホのように戦略的に低価格とする場合をのぞき、売る側は1円でも高く設定したいものです。 しかし、この質問のように価格を高く設定した反動により受注数・販売数が減り、トータル売上が下がるリスクと戦うことになります。 「価格戦略」「価格設計」は、事業の規模や業種・業界関係なく、最も重要なテーマの一つです。 経営の死命を制するのは値決めです。値決めにあたっては、利幅を少なくして大量に売るのか、それとも

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          芯を食った「仮説」を生む3つの質問

          「仮説は何?」 これは、ロジカルシンキング や クリティカルシンキング を好む人が好きなフレーズですね。(悪意はありませんよ笑) 「あなたの仮説は何ですか?」と真顔で言われても、芯を食った仮説はそう簡単に出てこないですよね・・。 今回は、芯を食った「仮説」を生むための3つの問いについてお話しします。 前例主義・完璧主義の弊害?仮説思考に苦手意識を感じる原因として最初に考えられるのは、『仮説の作り方がわからない』『仮説を考える癖がついていない』です。 これは方法を知る、

          芯を食った「仮説」を生む3つの質問

          アイデアは「分解」と「強制」の2ステップで量産する

          「ブレストしよう」 何人かで集まり、会話の中で“自由に”アイデアを出す「ブレインストーミング(略してブレスト)」。 実施されている会社、多くあるのではないでしょうか? この、“自由に” が曲者で、次々とアイデアを着想できる人にとっては楽しい時間ですが、そうではない人にとってはツライ時間だったりします。 今回は、シチュエーションとしては1人で、かつ、短時間で強制的にアイデアを捻り出す方法をお伝えします。 「自由」の逆、あえて強制的に制限をかけることでアイデアは量産で

          アイデアは「分解」と「強制」の2ステップで量産する

          上司や部下、同僚の視野が狭いと思ったら。。すみやかに自分のピントを調節しよう

          同僚や上司・部下、視野が狭い人と話していると混乱や苦痛を感じますよね、今日はそんなあなたのための「視野」の話です。 他人の視野は変わらない 自分のピントの合わせ方を知ろう 視野が狭いと思われてしまう人って、自分の経験や価値観・判断を押し付けてくる、目先のことしか考えない、などの特徴がありますね。 でも、他人の視野を変えようとするのは大変ですし、あーだこーだ文句を言っても、現実はなんにも変わりません。 そもそも、視野が狭いとか広いとかって、何気なく使っていますが、もや

          上司や部下、同僚の視野が狭いと思ったら。。すみやかに自分のピントを調節しよう

          「新規事業頼りの年間売上計画」に疑問を持つ貴方に贈るたった一つの言葉

          早いもので今年もあと3ヶ月。 1−12月期決算の会社では、今まさに来年、2020年の年間予算(売上目標)の策定が行われている真っ最中ではないでしょうか。 毎年、年間予算(売上)策定会議で繰り広げられる光景 経営トップ「来期の売上目標は20億円。YoYは200%ね。詳細な内訳は3人で決めて来週報告して」           ・・・(一瞬の間)・・・ 部門責任者A「はい、かしこまりました!!(え、マジか2倍は無理だろ。でもとりあえず元気よく返事〜!)」 部門責任者B「な

          「新規事業頼りの年間売上計画」に疑問を持つ貴方に贈るたった一つの言葉

          むしろ積極的に「妥協」しろ..?! 事業企画者のための社内交渉術

          自分もしくは自分のチームが考えた企画を実行に移す際には、社内の関係者と合意形成を行い、連携・協力関係をつくっていくことになります。 新商品・新規事業をはじめる際には、同じ社内で近しい事業を行っている場合や、自分たちが進める事業によって不利益を被る(可能性がある)部署、いわゆる社内競合にあたる事業を行っているケースなどがあり得ます。 また、オペレーション部門や管理部門の方々は、新たに業務が発生することを懸念し、積極的に賛成してくれないこともあります。 「自分は交渉が得

          むしろ積極的に「妥協」しろ..?! 事業企画者のための社内交渉術

          B2B事業企画者が「ユーザー視点」を発見するためのフレームワークのお話

          事業企画を考える時に「ユーザー視点」を大事にしよう、と言われますね。 ユーザーの気持ちになって事業を考えることはすごい大事です。 ただ、この時点でぜひ立ち止まって気づいて欲しいのは、事業企画者にとって「耳障りのよい言葉(流行り言葉)」と「カタカナ用語」は大敵だということです。 「ユーザー視点」や「ユーザー目線」は、わかったようでわからないカタカナ用語の代表例と言ってもよい程、心地の良い言葉ですね...笑 今回は、「ユーザー視点」の対象と意義、ユーザー視点を発見するた

          B2B事業企画者が「ユーザー視点」を発見するためのフレームワークのお話