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上司や部下、同僚の視野が狭いと思ったら。。すみやかに自分のピントを調節しよう

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同僚や上司・部下、視野が狭い人と話していると混乱や苦痛を感じますよね、今日はそんなあなたのための「視野」の話です。

他人の視野は変わらない
自分のピントの合わせ方を知ろう


視野が狭いと思われてしまう人って、自分の経験や価値観・判断を押し付けてくる、目先のことしか考えない、などの特徴がありますね。

でも、他人の視野を変えようとするのは大変ですし、あーだこーだ文句を言っても、現実はなんにも変わりません。

そもそも、視野が狭いとか広いとかって、何気なく使っていますが、もやもやワードですよね。

視座→時間→視界→視野→視線→視点
の順番でピントを合わせよう

ピントを合わせる方法です。

私はこうしています。

その1、「視座」を合わせる
視座は、物事を見る立場や姿勢です。
視座が高い、視座が低いと使われます。
たとえば、正社員の視座、管理職の視座、経営者の視座、という具合に立場で上下します。
相手の言っている意見は、「誰の」視座での発言なのかを確認しましょう。

その2、「時間」を合わせる
明日なのか、一ヶ月後なのか、一年後なのか。時間軸を確認しましょう。
たとえば、部下は将来を見据えて挑戦したにも関わらず、上司は短期的な目線で注意をしてしまうと、ミスマッチが生じます。

その3、「視界」を合わせる
視界はその人の脳内で視みえている、見渡す限りの3次元世界です。
視界良好、視界不良、などという使われ方をします。
相手がみえている空間が何なのかを把握しましょう。

その4、「視野」を合わせる
「視野」は目を動かさないで見える範囲のことです。
視野が広い、狭いという使われ方をするように2次元的です。
相手は視界の中でどの領域(視野)を視ているのかを確認しましょう。
ここまできてはじめて「視野」が意味を成します。

その5、「視線」を合わせる
視線とは目と対象を結ぶ線です。
視線が合う、視線をそらすという使われ方をされます。
視界→視野と絞られてきた領域の中で、さらに目が捉えている点への直線が視線です。

その6、「視点」を合わせる
最後に「視点」です。視点とは物事を観察する観点、立場。
視点を変える、視点に立つなどという表現で使われます。
視座と似ていますが、こちらは「解釈」「意味」です。

大切なのは、この順番でピントを合わせていくことです。

いきなり視点=解釈の話をしても、誰が(視座)や時間軸がずれていると、話がかみ合いません。

図にするとこんな感じです。

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事業企画者の重要な仕事は利害関係者の理解

以前、「ユーザー視点発見マップ」を紹介しました。

事業企画者の仕事って、多くの人の視点を持ち、その声(なき声)を抽象化して、再現性・拡張性のある仕組みとすることです。

このピントの合わせ方を知っていると、日々のコミュニケーションで相手との違いを認識できて、すこし気が楽になったり、企画時にユーザー視点を得やすくなる効果があります。

今日は、知っているようで知らない「視野」の話でしたー。

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