昭和な機械達 だけど今でも現役です -その5 ナラシ機-
ナラシ機って何でしょう?
漢字で書くと「均し機」となります。背を均す機械という意味です。
製本って、1冊の中身が全体に平らでないと、直角に切れませんし、綺麗な製品が出来ません。
紙は折っただけでは、背の方が高くなってしまいます。アジロ折という、背にエアー抜きの穴が開いている方法ではそうでもないのですが、綴折(普通折)という穴なしの折り方の場合はどうしても背が高くなってしまいます。
頁数が少ない場合はそうでもないのですが、厚い本の場合はなおさらです。
そこで、活躍するのがこの機