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はじめまして、渡邉製本株式会社です。

はじめまして、東京都荒川区の渡邉製本株式会社です。
このたび、渡邉製本 はnoteをスタートしました。

ここでは製本にまつわるコラムや紙製品のトピックスを発信していきます。

初回は、そもそも製本ってなに?という話題に簡単に触れながら、わたしたちの自己紹介をさせていただきます。

そもそも、製本ってなに?

製本ってなに?印刷とどう違うの?
と聞かれることも多い業種です。

簡単に言えば、印刷された紙や表紙を組み立てて本にしています。

地味な仕事ですが、皆さんの手元に本の形として届く直前の工程を担う、縁の下の力持ちとも言えるかも知れません。

専門によって細分化されています

そもそも一口に「製本」といっても、作るものや綴じ方により実は様々な専門性があります。

得意な分野は書籍なのか、雑誌なのか、手帳なのか、絵本なのか、メモやカレンダーなどの紙製品なのか。

綴じ方であれば、糸でかがるのか、糊で固めるのか、ホチキス綴じなのか。

渡邉製本では書籍製本が専門で、上製本と並製本に対応できます。

工程も分業しています

さらに、折り、丁合ちょうあい綴りかがり、表紙貼り、箔押し…などなど、製本の工程を分業して担っていたりもして、凄腕職人さんもいます。

このあたりの話はいずれまた記事にできたらと思います。

渡邉製本ってどんな会社?

書籍専門の製本会社です

わたしたちの専門は書籍製本です。

皆さんが「本」と聞いて思い浮かべる、ハードカバーやソフトカバーの書籍や、辞書・辞典などを製本し続けて75年になります。

紙製品メーカーでもあります

2016年からは、ノートを中心に紙製品の企画・製造・販売もスタート。メーカーとしてはやっと5年を迎えました。

360°開く丈夫で使いやすいノートなど、製本技術や紙加工の経験と知識を詰め込んだ「あなたの暮らしをちょっと良くする紙製品」をお届けしています。

✔︎渡邉製本ペーパープロダクトサイト

明治生まれの初代が戦後に創業

昭和30年代の渡邉製本

渡邉製本は、現社長で3代目となります。

創業者の由吉が9歳で仙台から上京し、知人の製本所で修業を積んだ後、戦後すぐの1946年に東京都台東区に創業しました。

で、なにができる会社なの?

わたしたちが大切にしていること

先代、先々代や歴代職人のスピリッツを受け継ぎ、わたしたちが大切にしていることがあります。
それは、美しい仕立てと丈夫な本づくりです。

依頼された本がどんな用途で刊行されるものなのかにより、クライアントの理想に近づくよう、ベストな製本の仕様や設計を考えています。

歴史ある団体の記念史。
見開き全面印刷のカラーページがふんだんな写真集。
大学の教科書や専門的な学術書。辞書や辞典。

どんな方が、どんな時に、どのくらいの頻度で手に取るのかが、なんとなくイメージできるのではないでしょうか。

少数精鋭の技術集団

渡邉製本の従業員は、一人ひとりが機械オペレーターであり、刷毛などの手仕事の職人であり、仕上げた本の検品梱包まで行っています。

10人ほどで全行程を担当しているので、少数精鋭の技術集団ともいえるかも知れません。

工場の作業風景はTwitterInstagramでもご紹介しています。

特殊製本を実現する製本コンサルタント

機械だけでは作れない、特殊な製本やデザイン性のある製本を実現させることもわたしたちの得意とするところです。

クライアントの要望を聞きながら、製本コンサルタントとして最善の仕様をアドバイスさせていただき、最終形の仕上がりまで併走させていただきます。

製本の種類や製本事例はホームページでもご覧いただけます。

✔︎渡邉製本WEBサイト


ここまで少々長くなりましたが、渡邉製本について紹介させていただきました。

今後noteを通して、取り組みを発信しながら、

「実は製本って色んなことができるんだな」
「本ってこんな風に作られているのか」

などなど、身近な本をさらにフレンドリーに感じていただけるような情報発信をしていきます。

そして、認知度低めの業種ながらも、廃れないように、世の中から無くならないように踏ん張っている製本会社という存在を知ってもらうきっかけになればと思います。

興味を持ってくださった方は、ぜひnoteやSNSのフォローをよろしくお願いします。

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渡邉製本へのお問い合わせはこちら

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