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【毎日note〈21日目〉】生きていることに感謝したら道が開ける


毎日投稿も、おかげさまで21日目。
いつもありがとうございます!!

今日は、最近読んだ本の話。

李琴峰(り・ことみ)さんの
『生を祝う』という小説。


李さんは、昨年にも芥川賞を受賞されていますね。

大学時代に文学の授業の課題で読んだのがきっかけで
李さんの作品を知りました。

多様性とはなにか。

ご自身の経験や想いも織り交ぜて描かれた物語に、
私自身も大きく勇気づけられたのを覚えています。

今回も、感動しました。

生まれる前の胎児の「生きづらさ」を検査し、
生まれてくるかどうか、胎児自身に決めさせる。

出生の合意を得ずに子供を産むことは親の罪。
合意無くして生まれた子供が親を訴えることもある。
生まれる前に障害が見つかったりすると、
親がどれだけ待ち望んでも、
出生拒否という結果が出る場合がある。

「子供のため」と言いながら、
結局は親や大人たちの身勝手でしかないのかもしれない。

私たちは、生まれてくることは選べない。
生きていたら、誰だって辛い経験をすることもある。

「生まれてこなければ良かった」
そう思いたくなることも、あるかもしれない。

それでも、生きなければならない。

私たちは、生きるために生まれてきたから。
生きて、誰かや自分自身を幸せにするために
この世に生を受けたから。

どんなに辛くても、それを「幸せ」に変えられるくらい
強く生きていくことができるのが人間。

そんなメッセージが込められているように感じました。

また、李さんの作品に
生きる勇気をもらった気がします。

生まれてきたこと、生きていること。
それは当たり前のようで、当たり前でないこと。

生きたくても生きられなかった人、
生まれてくることができなかった命もある。

今こうして生きていることに感謝すれば、
その先に道が開けてくるはず。

この命に、ありがとう。

さて、明日も、明後日も、10年後も、
感謝の気持ちを忘れずに。

今回もお読みいただき、ありがとうございました!

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