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<私のスケッチポイント/作品紹介あれこれ>円山公園のソフトクリーム店と枝垂れ桜、長楽館の表玄関


京都:祇園、東山(三条~五条)地区のスケッチポイント

 私が訪れた祇園、東山(三条~五条)のスケッチポイントを下に示します。

京都:祇園、東山地区(三条~五条)のスケッチポイント

《円山公園のソフトクリーム店と枝垂れ桜》、《長楽館の表玄関》

(1)円山公園のソフトクリーム店と枝垂れ桜

円山公園のソフトクリーム店と枝垂れ桜 (2015)
ワットマン F6 ペンと透明水彩

 八坂神社から東に、円山公園の方向へ進むと遥に一本の大きな枝垂れ桜が見えてきます。
 桜の季節は枝垂れ桜を目当てに多くの見物客が周りを囲んでいます。
 その枝垂れ桜の南側に売店があり、ソフトクリームの形をした大きな看板と買い求めている外国人観光客を入れて、枝垂れ桜が見える風景をスケッチしました。

(2)長楽館の表玄関

長楽館の表玄関
スケッチブック B5 ペンとインク

 (1)で描いた売店の横を通り南に10mほど進むと、円山公園に隣接する明代建築「長楽館」の門があります。
 現在の名称は「ホテル長楽館」で、建物自身は、1909年に実業家、村井吉兵衛により迎賓館として建てられた近代建築です。

 迎賓館だけあって、外観も素晴らしいですが、内部も立派のようです(私自身は内部は入ったことがありません)。

 ホテル長楽館のホームページの歴史コーナーにコンセプトムービーがあり、様子が分かりますのでご興味のある方はご覧ください。

 だいぶ前の記憶ですが、あるテレビ番組で長楽館の現オーナーである女性が長楽館のこれまでの修復、維持管理の歴史について話しているのを聞いたことがあります。

 先代(義父)が戦後この建物を購入した時は大変傷んでいてボロボロの状態だったそうです。彼女は先代が約30年かけて建物を修復し喫茶店を始めた歴史をその番組で話されていました。とは言え、文化財を維持管理するのは大変な苦労があり、受け継いだ彼女自身もその苦労を話していた記憶があります。

 イントロが長くなりました。このスケッチですが、毎回この建物の前を通るたびに、ついつい門の中に入り、建物を近くで眺めたくなります。
 玄関の車寄せのロータリーの中に丸い庭があり、その中に傘のような灯篭と、樹木が植わっています。それら越しに背後の長楽館の玄関をスピードスケッチしました。

(おしまい)

 前回の記事は、下記をご覧ください。


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