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<私のスケッチポイント/作品紹介あれこれ>府中・浅間山公園のムサシノキスゲ群生、府中・浅間山公園の関東冨士見百景スポット


 私が訪れた東京都区外の近郊都市、府中のスケッチポイントを下に示します。

府中市のスケッチポイント

府中・浅間山公園のムサシノキスゲ群生、府中・浅間山公園の関東冨士見百景スポット

(1)府中・浅間山公園のムサシノキスゲ群生

府中・浅間山公園のムサシノキスゲ群生
スケッチブック B5 ペンとマーカー

 広大な多磨霊園の西南の隅に小さくぶら下がる様に位置する「浅間山公園」は、通常ならば府中市管理の公園だと思うほど広さが小さいのに、実は都立公園なのです。

 面積は小さいのですが、標高80m弱の小高い三つの山からなっており、周り一面真っ平らな武蔵野台地に、ぷくっと盛り上がった珍しい地形をしているのです。
 どうやら、古代の多摩川が作った地形らしく、地質学的にも珍しい場所なので都立公園に指定されたのでしょう。

 古代の地形が残っただけあって、植生も昔のままです。ここに描いた「ムサシノキスゲ」もその一つで、高山植物のニッコウキスゲが低地におりてできた変種とのこと。かつては多摩丘陵一帯に生えていたのが、いまや浅間山にのみ自生しており絶滅危惧種に指定されています。

 花は黄色の単色で派手さはありませんが、園芸種に無いすがすがしさがあります。一斉に花が開いた時は見事ですが、ここでは咲き始めの花をスケッチしました。

(2)府中・浅間山公園の関東冨士見百景スポット

府中・浅間山公園の関東冨士見百景スポット
スケッチブック B5 ペンとマーカー

 浅間山公園は小さいながらも縦横に小道が整備されていて、動植物を観察しながら散策をすると適度な運動になり、近隣の住宅街の人々の憩いの場所になっています。
 西側の山の尾根伝いの道を歩くと急に視野が開けた場所にでます。看板に「関東の冨士見百景」とあり、調べると2005年に国土省関東整備局が関東一円の眺望が見事な冨士見スポットを選定した一つのようです。
 実際、このスケッチをしたのは雲一つない快晴の秋の日で、府中駅前のビル群の先に見事な富士山が姿を見せていました。
(コピックマーカーを使い始めで、彩色が慣れておらず、色が濃くなってしまったのが残念です。(1)のムサシノキスゲのスケッチ程度に塗りたかったのですが)

(おしまい)

 前回の記事は下記をご覧ください。


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