とおやま

元気出していきましょう　原罪

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読んだことのない本が部屋から消えた

読んだことのない本が部屋から消えた。 実家にいた頃の読書事情を思い出す。 常にリビングに本があった。 うちは基本的に寝る時以外は全員が一階のリビングで過ごすスタイルだったのだが、個々の部屋は2階だったためいちいち本を片付けに行くのがめんどくさかっただけだ。ただ誰かの読みさしが置いてあっただけ。 落ちているのは父の本が多かったように思う。 そして父は読み終わった本もしばらくリビングに放置する。こうしてときどき読んだことのない本がリビングに落ちている。 自分の好みかどうかとか

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    • 架空小説書き出し

      ラランドのニシダ(私はニシダのクズさ・それに見合わないしっかりした発声のアンバランスさを心底尊敬しているので"さん"はつけない。略して敬称略)がやっている架空小説書き出し、私もやってみたい。やってみよう。 女は3秒遅延するもの。 会議では男性を立てなさい。 令和生まれのお局のダサいslackアイコンを、ざらざらした音質を、未だに時々思い出す。 ーーー『堂々』より 乙女心の代弁者と言われる推しグルの歌にさっぱり共感できなくなってしまった。 そう八つ当たりしたら、彼は嬉しそう

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      • 別れ話をしたらプレゼントの空箱を返された

        半年お付き合いした人とお別れした。 毎週末泊まりで会いたい彼と、会うのは2.3週間に一度で十分な私というカップルだった。 はじめの3.4ヶ月は私が誘われるまま毎週会う彼のペースに合わせていて、私の不満が小爆発→冷戦モードの喧嘩を経て「言いたいことはその場で言ってくれ」というありがちな協定が結ばれた。 そこから1人でいたい日は会うのを断ったり、仕事の飲みや友達と会う予定を普通に入れたりして、2週間に一度泊まりに行くくらいになった。 そこから色々…なく、よくない意味で波風たた

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        • 231212

          今月頭から同業他社に転職した。 給料は上がり、気持ちに余裕ができた。 チームメンバーがちゃんと定時で帰るのを見て、心の底から転職して良かったと思った。 周りのスキルが高くて怯えているけど。 前職は、最終出社日もギリギリまで残業して0時過ぎに電車に飛び乗った。 有休消化の間は自分でもどうかと思うくらい旅行に行った。 前職の同期とは休日ときどき遊びに行くようになり、転職のきっかけをくれた元上長とは仕事終わりに飲みに行く。 余裕ができるってスゴイ。

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          0907

          体調不良で会社を休める人を、皮肉ではなく素直に尊敬する。 自分の中の天秤が上手く扱えているんだなと思う。 左にその日一日の仕事のタスク・右に自分の体調を載せて、軋まずにスススと右側に傾くんだろう 私はその日のタスクを洗い出して載せるだけの作業ができない。 載せるべきは朝のMTGとA案件の納品だけでいいはずなのに、 でも今日納品できなったら明日やることになって(弊社にはPMが私1人しかいないのでピンチヒッターなんて存在しない)、そうなると月末ぎりぎり想定のLO作業が10月に溢

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          2823408

          日に日に考えが単純になっていくのを感じている。 例えば職歴書を書く中でのキャリアの棚卸し。 自分の職歴書を客観視ができない。 自分が案件において何をしていたのか文字にできない。 確かにPMとしてバタバタ動いていたはずなのに、回想を言葉にしようとするとスゥーッと雲散霧消していってしまう。 求める人物像の欄に踊るアツい文章を見ながら、こんな逃げ腰で自信がない私をどこが採ってくれるのかと絶望的な気持ちになる。 同時に月額22万で聖人君子でも雇おうとしてんのかよと失笑したくなる条

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          転職活動を始めた　自分のことが嫌いになってくる

          脱走兵 弊社の管理部の布陣はこちら。 ・プロデューサー(社長・業界20年目) ・プロデューサー(上長・11年目・この10月に転職予定) ・プロマネ(私・3年目) 屍たちがこちら ・元プロマネ(2年後輩・入社3ヶ月で辞めた) ・元プロマネ(1年先輩・去年の8月に辞めた) ・元プロマネ(同期・去年の12月に辞めた) これで作業者は50人近くいる。 やばい。 焼け野原か？ 社長がなかなかに激しい人なので、上長がいなくなった後で耐えられる気がしない。 早く逃げ出したいけど、平日

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          局所最適

          転職を躊躇う理由は、転職して今より状況が悪くなるのが怖いから。 それよりなにより、私が今の仕事で苦しんでいるのは羞恥心が人一倍強くてデキる人だと思われたいこの性格のせいだから、きっとどこへ行っても辛くなる。 今の会社にいるメリットだけを見て、「辛い」が「もうだめだ」ならないように低空飛行を続けていく。

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          iPhoneに傷を舐めてもらう

          「後悔」とスマホで打ち込んだら、予測変換に「先に立たず」と出てきた。 そうだよね。私が浅はかだったわけじゃないよね。後悔先に立たずなんて言葉があるくらい、みんな後悔を繰り返してるんだもんね。 ありがとう。 適応障害で休職していたが、同じ会社に復職した。一言で表せないきつさを思い出して、転職せず戻ってきたことを後悔した。 ツイートしようと「後悔」と打ち込んだら、予測変換の候補に「先に立たず」があった。

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          人と生活ができない

          人と生活ができない。 結婚したくない。 寝起きにコーヒーを飲もうと思ってお湯を沸かした。母が起きてきて、朝食の準備のために追加でザバザバと水を入れて再沸騰させだした。 たくさん沸かしておけばよかった。 自分の考えの足りなさを反省した。 朝食にと思っていたそら豆のデニッシュを父に食べられていた。父のだよ、と前の日の晩に伝えておいたソーセージドックは棚に残っていた。 袋に名前を書いておけばよかった。 自分の回避能力の無さに落ち込んだ。 私は反省したくもないし、落ち込みたくも

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          会社の歯車

          アニメの会社で制作進行をしている。 まだやっと3年目になったばかりなのでほとんどのアニメーターが歳上だ。 多少きついお願いをすることもある。 そんなとき、こんな幻聴が聞こえてきて恐ろしくなる。 「遠山はアニメーターじゃないから/経験がないから作業の軽重を分かってない。だからそんな無茶が言えるんだ」 弊社は奇跡的なまでに"いい人"しかいない。 嫌味を言う人はいないし、ミスしたとき隠蔽したり開き直ったりする人もいない。 優しい人しかいない。 被害妄想と自意識、羞恥心が激烈

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          義務読書

          別にタイトルも作者も気にならない。1.2ページめくってみて棚に戻してしまう。 でもこの歳で読んだことがないのもな…みたいなよく分からない見栄のために手に取る本がある。 私はそれを義務読書と呼んでいる。 読書は昔から好きだ。 図書館にも本屋にもよく行く。 好きな作品は何度でも読み返したい。昨日まで読んでいたのは、小学四年生の時に出会った守り人シリーズだ。 過去読んだことがあるもの・好きな作家ばかり読んでいると、世間体を気にする自分が出てきて「名著と呼ばれるものも読んだら」「ロ

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          計画的三日坊主

          新しいことを始めるとき、必ず「いつやめようか」と考える。 強制されてイヤなことに望むわけではない。 専門学生時代、初めて彼氏ができたとき 社会人ダンスサークルへのに入会を考えるとき 今の会社に内々定をもらった帰り 知らない世界に飛び込む前の胸の高鳴りが少し落ち着くと、冷めた自分がその池から上がるタイミングを測りだす。 そしてなるべく不可抗力で辞めたい、と思う。 私は続けたいんですけど…そうも言っていられない事情がありまして…みたいな。 例えば転勤で…とか、非人道的なことを

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          精神と時の部屋

          年末休みから約3ヶ月間、実家で過ごしていた。 実家は音と動きで溢れていた。 父と母が生活している。猫が走り回る。テレビの中で芸能人がクイズに答えている。お風呂が沸いた、ご飯が炊けた、と家電が喋る。知らない間にコンロ周りがリフォームされていて、魚焼きグリルまで喋っていた。オート調理機能がついているそうで、これで焼いたトーストがべらぼうに美味い。 今日、一人暮らしの家に帰ってきた。 当たり前だけど生命体が私しかいない。テレビもねえ、電話もねえ。閑静な住宅街なので車もそれほど走っ

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          陰のイヤ　陽のイヤ

          数年ぶりに両親と回転寿司へ行った。 金曜の夜だからか、家族連れでごった返していた。まあ数年ぶりだからこの混雑が非常事態なのかどうかは分からない。 タッチパネルでの受付を済ませると、吐き出された伝票には50分〜1時間後の案内になると印字されていた。待合スペースはおろか、二重扉の一枚目と二枚目の扉の間のスペースにも人が待ちぼうけしている。どうして回転寿司って二重扉が多いんだろう。そして扉に挟まれたスペースにはガチャガチャが並んでいるだけだったりする。あれは実家周辺だけの風景なんだ

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          熱を測るのが嫌い

          くしゃみと鼻水が出る。口蓋垂のあたりが腫れて痛い。 夕食後からボーッとしてきて、いよいよこれは熱があるなと感じ始めた。 熱を測るのが嫌いだ。体調の悪さが数値となって目に見えたところで辛さが軽減されるわけでもないし、むしろ38℃とか表示された画面を見ると「お前は不調だ。辛いはずだ」と見せつけられた気がして1割増しで体調が悪くなる。 家族に言われて体温計を脇に挟んだ。渋々とかではない。目の前に電源が入った状態で差し出されたので、断る方ために口を開く方が億劫になっていた。 熱は

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