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INFORICH × WARC|日本と世界の素晴らしいビジネスを繋ぐ架け橋に。グローバル展開を見据えた上場の舞台裏に迫る!

2022年12月20日に東京証券取引所グロース市場に上場を果たした株式会社INFORICH(以下「INFORICH」)は、国内外それぞれにある素晴らしい技術やプロダクトの架け橋となり世の中をより豊かにすることを目指すグローバルカンパニーです。

最初の事業となるモバイルバッテリーシェアリング『ChargeSPOT』は、既に日本中で利用されていますが、今回の上場をきっかけに世界に向けて大きく展開していこうとしています。

今回は、上場の勢いそのままに新たな展開が期待されるINFORICHの代表取締役社長である秋山広宣氏と、取締役最高財務責任者である橋本祐樹氏を迎えた対談をお届けします。ホストはINFORICHの上場にあたり、上場準備支援をメインに伴走してきた、株式会社WARC(以下「WARC」)の代表取締役社長である山本彰彦、執行役員でありCo-WARC事業部の部長を務める河上修一郎です。今回の対談では、上場のストーリーや気になるINFORICHのこれからの展望と併せて、WARCの支援についてもご意見をいただくことができました。


【ゲストスピーカー】
秋山 広宣氏:代表取締役社長 最高経営責任者 / 株式会社INFORICH

香港生まれ日本育ち。2007年にユニバーサルミュージックで3ヶ国語を駆使したアーティストとして活躍。2012年に香港に移り住み、福岡県香港駐在事務所顧問、2014年にマザーズ上場をした株式会社IGNIS設立時の海外事業室長など、日本企業の香港誘致、M&Aなどのクロスボーダービジネスのコンサルティング業を担う。2015年に株式会社INFORICHを創業。

橋本 祐樹氏:取締役最高財務責任者 / 株式会社INFORICH

公認会計士。有限責任監査法人 トーマツにて小売・外食、広告、 ITベンチャーなど多業種の法定監査、J-Sox対応、IPO準備支援に従事。上場企業にて決算/適時開示、子会社管理や投資先管理の責任者を経て、株式会社メルカリのキャッシュレスFinTech子会社 「メルペイ」に入社。経営企画担当として、主に予算管理、管理会計構築の立ち上げに携わる。 2019年12月に入社し、国内コーポレート部門を統括。

ホストスピーカー】
山本 彰彦:代表取締役社長 / 株式会社WARC

河上 修一郎執行役員 兼 Co-WARC事業部部長 / 株式会社WARC


国内外それぞれにある素晴らしい技術やプロダクトの架け橋となり、日本から世界へ、世の中をもっと豊かに

山本:秋山さん、橋本さん、本日はお時間ありがとうございます!改めて、上場おめでとうございます!今日は色々とお話を聞かせてください。まずは、INFORICHを創業したきっかけについて教えてください。

秋山:創業前はコンサルティングの仕事をしており、日本企業の香港誘致をしていました。コンサルタントとして関わらせていただいた会社が何社か上場に至り、そういったノウハウを活かした事業を始めたいと思ったことがきっかけです。

私は20年ほど香港にいましたが、言葉や文化の違いが障壁となり日本と香港の間でビジネスが思うように行き来していないと感じてきました。そこから、「世界中にあるアイデア・サービス」また、「日本にあるアイデア・技術」の架け橋となり、繋いでいきたいと思うようになったのです。

INFORICHは ”INFORMATION” と ”RICH” を合わせた造語で、「情報を豊かに」をテーマに便利な社会を作っていきたいと考え命名しました。

山本:モバイルバッテリーシェアリング『ChargeSPOT』展開の背景を教えてください。

秋山:5G普及に伴い、スマホの消費電力が増えるため、バッテリー不足になりやすく、いつどこにいても充電ができる環境が必要になる時が来ると考えていました。また、日本は地震が多いため、非常時の充電としてのニーズも見込んでいます。

現在は日本だけでなく香港や台湾、タイ、中国の一部、フランスにも進出する予定で準備を進めています。

創業当初からIPOを目指して。企業価値を格段に上げて海外展開を最大最速で進めるために必要だった

山本:いつ頃からIPOを目指したのでしょうか?

秋山:私たちの場合は、創業当初からIPOを目指していました。株式でできる最大のレバレッジがIPOだと考えているからです。日本で作られたChargeSPOTの海外展開を最大・最速で進めるためにも、信頼、ブランディング、採用、透明性の面においてもIPOが最適だと考えました。

山本:やはり、海外展開も見据えて大きく早く展開するためにはIPOが重要だったということなんですね。今では日本中どこに行ってもChargeSPOTを見るようになりましたが、これから海外でも色んなところで見れるようになるのが楽しみですね。ありがとうございます。

会計士はビジネス界の軍師。13歳で資格取得を決意、「30歳までにCFO」の目標をINFORICHで果たす

河上:CFOとして参画されている橋本さんに伺います。私たちWARCの展開するCo-WARC事業は会計士を中心に、クライアントの上場支援等をさせていただいています。私も会計士キャリアですが、橋本さんはそもそも何故会計士を目指そうと思ったのですか?

橋本:幼い頃、村上龍さんの「13歳のハローワーク」を親に渡されて読んでみたのですが、数字が好きな人の職業が紹介されており、そこで会計士や税理士の存在を知りました。

私は元々サッカーをやっていて強いチームに所属していました。チーム内では下手なプレイヤーでしたが、その環境で技術よりも頭を使ってチームに貢献する成功体験を積んだことで、自分がNo.1になるよりも、頭脳を使った縁の下の力持ちになれたらいいなと思い、ビジネスの中で黒田官兵衛のような軍師の役割である会計士を目指すことにしました。

河上:監査法人から事業会社へ移りCFOとしてご活躍されていますよね。会計士としての経験のその先に、事業会社のCFOになることを目指している人も多いのですが、橋本さんの場合はどういった経緯でCFOになられたのでしょうか?

橋本:監査法人で仕事をしてみて、第三者としてクライアントに関わるのではなく、自分も一緒に泥船に乗って仕事がしたいという気持ちになりました。そのため、転職の際はコンサルやファンドではなく、事業会社へ移ってCFOになろうと考えました。

私の場合は、INFORICHに副業という形から関わり始めたのですが、実際に企業の中に入ってみると外から見た時には分からない成長性や魅力を感じ、ここでCFOにチャレンジしたいと思いました。結果的に、秋山さんが人を育てることを大事にされていて若手を抜擢したいという思いがあったこともあり、CFOになるチャンスをいただけました。

秋山:INFORICHは新進気鋭な若いメンバーをどんどん前に出していこうという社風なのですが、上場前の期間は会社の守りの部分を強化する必要がありました。特に上場前のタイミングでは、会計の深い理解が必要になるので、監査法人でしっかり経験を培ってこられた橋本さんがINFORICHに興味を持ってくれたのは、とてもありがたかったです。

橋本さんは、会計士から急にCFOに立場が変わったにも拘らず、役員陣に対しても気後れせず対峙できていることに驚きました。会計士のバックグランドを持つ方は、攻めの仕事に気後れしがちなイメージがあったからです。

橋本:どんな仕事でも、基本的に“わからない”からスタートしますし、自分のポジションが上がるたびに新しいことに挑戦しているため、常に学びながらアウトプットもしていかなければいけないと思っています。

CFOとしての経験が浅い中でも、信頼してもらい成果を出すためには、ベテランの役員陣に対しても「自分は経験が浅いから」といって遠慮せずにぶつかり、その一方で知識等で実質的に足りない部分は素直に認めてスピード感もって吸収していくということを繰り返すことが大事だと思います。

河上:会計士がCFOを目指して事業会社に行くことに対して、どのようにお考えでしょうか??

橋本:実際に私は、副業から徐々にINFORICHに入っていったのですが、外から会計士として見る時とは違う景色や経験が得られると思います。事業会社の中に入って数字を見ていると、実際その数字の裏側にどんな背景があったかが見えるようになりますし、単純に責任の幅が広がり裁量が大きくなるので、経験できることも増えて大きなスキルアップに繋がります

秋山:いきなりだとハードルが高いと感じる方は、WARCさんのような会社を通じて副業として関わってみるのも良いかもしれませんね。色んな企業に深く関与しスキルを身につけながら、企業と自身の相性を見極められるので、選択肢が増えると思います。

山本:ありがとうございます!WARCではWARC MOREというプロフェッショナル人材のための案件マッチングプラットフォームを運営しているので、まずはWARCから副業で関わってみたいという人も増えてほしいです。

WARCの支援:密なコミュニケーションと攻めも守りもできる。経営陣・コーポレート以外の社員も頼りにしていた

山本:次は改めて上場の準備について詳しく聞かせてください。上場にあたって何が大変でしたか?

秋山:初めての上場だったため、わからないことだらけでした。特に情報のキャッチアップに時間がかかる印象がありました。

しかし、WARCさんは私たちと密にコミュニケーションをとってくださり、私たちの社内状況もよく把握してくださったため二人三脚で準備を進めることができ、困難を乗り越えることができました。

橋本:資金調達を進めている中で、思うように調達ができず採用も上手く進まないといった時期がありました。INFORICHには海外に子会社があり、有形のプロダクトもあったため、会計処理も煩雑で内部統制が難しかったのですが、資金も人材もノウハウも足りず困っていたんです。

そのタイミングでWARCさんに入っていただき、急ピッチで体制を整えていただきました。これによって社内全体を俯瞰で見れるようになり、自分たちの言っていることとやっていることが合致するようになりました。宙に浮いたままの問題を解決に導いていただいた感覚です。

山本:そこまで言っていただけると、私たちも頑張って良かったなと改めて思います。ありがとうございます。

そもそも、なぜWARCに依頼していただいたのでしょうか?

秋山:以前、山本さんとお仕事をしたことがあり、山本さんの存在が大きな決め手になっています。

WARCのみなさんは基本的に攻めも守りもできると感じていました。攻めの会社であれば攻めの提案ができて、守りが必要であれば守りの提案ができるオールラウンドな体制を構築されているので、こちらからどんなボールを投げても拾ってもらえる安心感がありました。

社内ではうまく整理できない問題でも、WARCさんからはスマートに回答が返ってくる点が特に良かったです。みなさんそれぞれが自立したコンサルタントで、自分の意見をはっきり持っている組織だと感じています。

経営陣もコーポレート以外の社員もWARCさんを頼りにしていました。会計士になりたくなってきたと感動している社員もいましたよ。第三者として指示をするのではなく、言葉の通りハンズオン支援でフルコミットしていただきました。

山本:嬉しいお言葉ありがとうございます!これからも攻守ともに個々の力を合わせてクライアントのご支援をしていきたいです。

ChargeSPOTをベースとして多様な領域に展開、30年・50年先を見据えたグローバルカンパニーへ

山本:最後に、今後の展望をぜひ聞かせてください。

秋山:ChargeSPOTはあくまでも初めの一手です。今後、この事業は七変化する要素がたくさんあります。既に、バッテリースタンドに搭載されているデジタルサイネージから広告収入が発生していますし、中のビーコン(Bluetoothの電波を発信する小型端末)で人流データなどの数値も取得できます。

ChargeSPOTをプライムロケーションに置くことで、プライムロケーションでのMAUが最大の価値になると考えています。

この多様な要素を次々にメイドバイジャパンにしてローカライズし、INFORICHが持つネットワークを活用してエコシステムを構築してグローバル展開を目指します。ChargeSPOTを初手として、30年、50年先を見据えて挑戦していきます!

山本:ChargeSPOTを使った事業展開や海外進出と、これからのINFORICHさんも目が離せないですね!WARC一同、応援しています!
秋山さん、橋本さん、ありがとうございました!

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