【読書記録】82年生まれ、キム・ジヨン
おすすめ度 ★★★★★
タイトルだけは知っていた。小説なのかノンフィクションなのか、エッセイなのかも知らずに読みはじめて、のめりこんで一気に読んでしまった。
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韓国を始め、世界のフェミニズム運動のきっかけになるほどの作品だったので、さぞかし酷い男女差別が描かれているだろうと思っていた。
確かに、それもある。
キム・ジヨンの祖母と母の話は、ほんっっっとうに胸糞悪くなるほど男女差別が酷い。
祖母は4人の男の子を育て、働き、家事も一人でやった。夫は何も、本当に何一つしない。