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【デスモイド腫瘍闘病記録①】自分でからだの異変に気づいた話

1.わたしの腹部のなにか

2021年8月。

離婚して1週間くらいたったある日、
ふう、と横になって何気なく自分の腹部を触ったときのこと。
右のちょうど、大腿骨の少し上あたりに何かあることに気づいた。
痛みは全くない。
ただ、そこにしこりのようなものがあるだけ。

以前第1子の不妊治療で、採卵後に卵巣が腫れたことがあったため、
わたしの直感は「すぐに婦人科へ」といっていた。

かかりつけの婦人科に別件で予約を入れようとしていたこともあり、
翌日すんなりと主治医に相談することができた。

まずは触診。
「・・・確かに何かありますね。

念のためエコーで見てみましょう。」

エコー(超音波検査)で内部を確認。

婦人科で、まさか妊娠以外で腹部エコーを受けるなんて思わなかったな、と
軽く心で笑っていた。

「たしかに、ここに何かありますね。大きさは・・・・4cm×7cmくらいかなでも、これは卵巣が腫れてるわけじゃないみたいですよ。」

「そうですか、ああ、良かった」

安心している場合ではない。これは何なのか。
まぁまあの大きさのなにかが
確かに私の体の中に、存在している。

婦人科でわかったのは、あるという事実と、大きさだけであった。
その場で大きい大学病院に紹介状を手配してくださり、
その日は終わった。


2.はじめてのCT検査

婦人科に紹介状をかいてもらったものの、
元々持っていた持病があったため、以前かかっていて入院したことのある大病院に、
先に予約を入れることにした。

すでにエコー検査をしたことと、大きさを伝えたところで、
外科にて初診予約と、CT検査。

CT検査。(Computed Tomography)
X線(放射線)を利用して行う検査である。

健康診断でもエコーまでしか経験がなく、未知の世界だった。

腫瘍の詳細を調べるため、今回は「造影剤」を使用するとのことだった。

検査を受ける数時間前から絶食(水はOK)。
静脈から造影剤を入れるのだが、その時に不快感・熱さを感じるかもしれませんが心配はありません。
などと説明を受けた。

検査の同意書など数枚にサインをしその足でCT検査へ。

注射には全く抵抗がないため。すんなりと静脈注で造影剤をIN。
じわじわと身体にあったかいものが広がっていくのを感じた。

さらに身体の下のほうに降りてきたとき、
尿が漏れるような感覚があり、気持ちが悪かったのを覚えている。
(勿論、尿は漏れていない)

あとは、機械に身体を固定され、
開始の合図を皮切りに、いろんな角度で代が回転しながら輪切り撮影が進んでいった。
気分の悪さは特になかった。

検査自体は30分ほどで終わり。
検査後もさほど不快感もなく、無事に終了した。

CT検査の結果をすぐに確認してくれた医師は、
「整形外科に案内するからそこから大きなところに紹介してもらってください」
といった。

つまり、CT検査でも「それが存在すること」「大きさ」「だいたいの位置」しか分からなかったからである。

おそらく、いよいよ次はMRI検査の出番だ。

案の定、整形外科の医師はCT検査の結果をみてこういった。

「腫瘍のようなものがあるけど、悪性かどうかは分かりません。
大きさはだいたい4cm×7cmくらい。
腹膜の外にはなると思う。
もっと詳しく検査するためにMRI検査を受けてもらう。
(幸い4日後に空きがあった)
腹膜外の腫瘍となると、大学病院が専門なので
その病院に紹介状を書くので、MRI検査を受けたら受診してください。」

要約してこのようなことだったと思う。

まだ、悪性かそうでないかもわからず、痛みもなく静かにそこにいる何かが
とにかく不気味だった。

どこでもいいから、
はやく、そのものの正体を明らかにしてほしいと思った。



わらびもち
Warabimochi


続き・・・
【デスモイド腫瘍闘病記録②】まだまだ検査は続く
https://note.com/warabimochi_r/n/n260f6bcbb88f

わらびもちの記事です

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