16 ひきこもり解消法(家族の力)
16.上手くいっていることを拡大する
家族会で、親御さんからこんな話しを聞くことがよくあります。
(守秘義務があるので内容を少し変えております)
例えば、「息子と料理をしていたのですが、私が醤油を入れる分量が多いと言い出してそれで、ケンカになって・・」という内容。
この後、お母さんはいかに毎日がこんな感じでいかに大変なのかの説明がはじまる。
聞いている人も「そうなんですね、大変ですね」と共感。
その後は、ご家族に対する不平不満の話しが永遠と続き、やがて話しは終わっていく。
この手の話しは、ひきこもり家族会によくある話し。
でも、いつももったいなぁと思ってしまいます。
というのも
よくよく考えると、、息子さんと一緒に料理をするってすごくないですか。
そんなすごい事が起きているのに、そこの話しを
拡大しようと誰もしていないんですね。
もし息子さんと一緒に料理できるのであれば、
他にも一緒にできそうなことって色々ありそうですよね。
たとえば・・・そうですね、家計簿を一緒につけるとか。
できそうですよね。
あるいは、料理番組を一緒に見て過ごすこともできます。また、
「お父さん、最近料理に関心あるみたいだけど、お父さんに料理の作り方を教えてあげて」と誘い出すこともできますよね。
そのようなアイデアを組み立てずに、不平不満を言って・・・・そして
みんなで共感するだけのひきこもり家族会を時々みかけます。
変わっていってほしいと思います。
もし、このように話を拡大してくれない場合
自分で日記をつける方法があります。
日記をつけながら、上手くいっている部分に注目し
上手くいっている部分を拡大していきましょう
そして、頭の中で
架空の相手が会話してくるような感じで、
次のように・・・
「そう、ケンカになってしまったんだぁ。大変ですね、
で、でも一緒に料理されているんですか?すごい事ですよね。
いつからそのようなことが起きているんですか?へぇ、そうなんですね。
他に一緒にできたらうれしいなぁと思うことってどんなことですか?
あぁ、家計簿ですね。へえ、他には、うんうん、さらに何かあります?
なにかお願いしたいことってありますか?
まずは、どんなことからはじめてみたいですか?」
という感じで。
ブリーフセラピーの考え方:「上手くいっているところを拡大していく」
これを、日記の中でやっていきましょう。
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