102 ひきこもり支援(家族の力)
「イヤミ」3ヶ月
ひきこもりの本人は、いつも親を無視したり、スネたり、怒ったりします。なので親としては、時々イヤミを言いたくなる瞬間がありますよね。
私も過去にイヤミを言ってしまったことがあります。しかし、振り返ってみると、イヤミを言ったことによるメリットは何もありませんでした。
当然のことですが…
イヤミを言うと、その後のどんなささいな一言もイヤミに聞こえてしまいます。イヤミが持つ破壊力はすさまじいものがあります。悲しいですが…
イヤミを言うと、3ヶ月間は親のことを心底信じてくれないと覚悟するぐらい必要かもしれません。
なぜイヤミを言ってしまうのか?
引きこもりの家族が、イヤミを言ってしまう理由は、「親として子供の変化を望んでいるけど、なかなか何を言っても変わらないとあきらめてしまっているから」です。
しかし、変わってくれる方法があります!それは、「お願いごと」をすることです。
例えば、「最近、家の周りの草が生えてすごいことになっているよね。草むしりとか、時間があるときにお願いしてもいい?」とか、「朝、母さんは忙しいので、お皿を洗うのをお願いしてもいい?」といった具体的なお願いごとをしてみましょう。
ちゃんと「お願いごと」をすることで、イヤミも言うこともなく、さらに、お願いごとを頼まれた本人は、自分を頼ってくれたことによる自信が芽生えます。自分という存在に対する肯定感が育まれることで、ひきこもり解消につながるのです。
「そんなに簡単にお願いごとを聞いてくれたら、苦労はしないよ」という声が聞こえてきそうです。確かに、カンタンにはいかないかもしれませんが、お願いごと以前に、「あいさつ」・「笑顔」・「対等な対話」・「家の明るい雰囲気」なども大切だと考えています。ひきこもり解消は、様々な総力戦です。総力戦で取り組んでください。
上記のように「あいさつ」・「笑顔」・「明るい雰囲気」といった基本的なことが、ひきこもり解消の出発点です。「ひきこもりは生活習慣病」という言葉を聞いたことがありますが、まっすぐな気持ちで本人とコミュニケーションを取ることで、解消に向けて進んでいけるはずです。。
まとめ
■親からのイヤミ→自分は「親からイヤミを言われるような存在なんだ」
→自分を責める→自信喪失→ひきこもりから抜けれない。
■お願い→自分は「人から頼られる存在なんだ」→自信→動き出す
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