119 ひきこもり家族(家族の力)
点でとらえているから上手くいかない
次のようなひきこもりの方の声を聞く機会が、
多いです。
(守秘義務の為、内容を一部変更してお話しします)
「私には問題が山積みです。で、それぞれの問題が長い間解消しないんです。たとえば、こんな感じで。。」
①甘いものをよく食べてしまう
②近所の物音がうるさい
③お風呂に入ることができない
④睡眠不足なのに眠りにつくことができない
⑤ゲーム依存だ
⑥昔のイヤなできごとをよく思い出す
「このようなことがたくさんあり、それぞれの問題が解消しないんです。」
という声。
で、その方の話しをもう少し聞いてみると、確かにそれぞれ努力されているようです。
①について、本人は
近所の物音がうるさいので、いつも窓を閉め切っている。親に近所の人へ騒音のことで話してもらったなどの対応
②について、本人は
できるだけ我慢して甘いものを食べないよう気持ちで努力している
では、これだけたくさんの問題が長い年月でなぜ解消しないのか?
それは、単体で問題を解消しようとしているから。
そもそも①から⑥、それぞれが独立した問題に見えます。でもそれぞれが影響を与えていたりします。なので、悪循環を切る(軽減する)ことで
解消していくことができるのです。
問題を悪循環でとらえ、悪循環を切っていく(軽減する)ことを
考えていきましょう。
ではそもそも、どのように悪循環が起こっているかを見ていきましょう。
たとえば、①の甘いものをよく食べてしまう→
血糖値が乱高下→イライラが起き→②近所の物音に敏感になる→そうすると、イライラする→③精神的に疲れお風呂に入る気力を失う→身体がリラックスモードになれない→④よく眠れず睡眠不足となる→することがないので⑤のゲームばかりをする。→で、ゲームに飽きるが他にやることがないので→⑥自然と昔のイヤなことを思い出す→でイヤなことを思い出すことでストレス→①の甘いものを食べる。
※現実は、もっと複雑ですがモデルとして表現しております。
では、この悪循環、どこで切っていきましょうか・・・
たとえば、甘いものを食べて血糖値が乱高下しないように、
甘いものを減らすためのたんぱく質のものを積極的に摂る。そうすることで、イライラが減り近所の物音が以前より少し良くなる。
【甘いものを食べないようにするにはどうすれ
ば・・・
という単体の考えよりも、
悪循環の連鎖が起きないようにするには・・・
という考えで取り組むことで様々な問題が芋づる
式に良くなるんだという楽しみが大きくなりモチ
ベーションが上がります】
と、
こんな感じで切断していくように試みてください。
すると、
お風呂に入る回数も増え・・・
睡眠がきちっととれて・・・
というように好循環が回りだします。
はじめはこの好循環、小さいですよ。近所の物音も少し良くなるぐらい。そしてお風呂の回数も少し増えるぐらい。でもこれを続けていると好循環が
雪だるま式に良い状態を大きくしていくのです。
では、そもそも何で今回この問題を扱ったのか?
ですが・・・
①~⑥の問題は、ひきこもりとは一見関係なさそうですよね。
でもこれらの問題により、ひきこもりの方々は
身も心もエネルギーも使い果たしています。
エネルギーを使い果たしているから、
ひきこもりになってしまう
つまり①~⑥のような問題が、「ひきこもり」問題との悪循環の関係になっている。
なので、①~⑥のこれらの問題を解消していくことで、ひきこもりが解消へ向かう糸口となりえます。
まずは
タンパク質をとること、
ここからひきこもり解消を解消していきましょう。
連鎖して良くなっていることを意識していきましょう。
以上、ブリーフセラピーの「悪循環」の考え方を参照しています。
各ご家庭の状況によっては、上記のアドバイスが逆効果や悪影響を及ぼす場合もあることを理解しておいてください。各ご家族は状況や状態を判断し、自己責任で対応をお願い致します
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